GINZA SAKAEYAについて

SAKAEYA店内のゼニア生地陳列

SAKAEYA店内のゼニア生地陳列

ゼニア生地正規認定販売店
オーダースーツ専門 GINZA SAKAEYA



現在のオーダースーツ業界は、安価で作れるパターンオーダーが人気を呼んでいます。当店はこうした簡易的なオーダーメイドとは、一線を置く仮縫付オーダースーツを専門としたテーラーです。 高級仕立てに相応しい素材「cloth ErmenegildoZegna」に特化した品揃えで、トータルコーディネートまで行っています。

Cloth Ermenegildo Zegnaに特化した 日本初の仮縫付オーダーメイド専門店
代表取締役社長 ご挨拶

SAKAEYA銀座店の店内

皆様には平素よりご高配を賜り、誠にありがとうございます。
当社は1972年に創業し、今日まで数多くのお客様に支えて頂きながらフルオーダースーツ事業を運営してまいりました。皆様には心より感謝申し上げます。
会社設立当時は官公庁の役員・職員様を対象に外商式のセールススタイルを基軸に展開しておりましたが、2002年より日本で初めてイタリア高級服地ブランドであるCloth Ermenegildo Zegnaを専門とした店舗式のセールススタイルを展開し、毎シーズンゼニア生地を一括で仕入れ、店頭には常に150種類以上のゼニア生地を陳列することで、全国から多くのお客様にご来店いただき販売総数およびCloth Ermenegildo Zegna仕入れ数国内ナンバーワンを獲得することができました。
その実績が評価されGINZASAKAEYAは、日本で初のcloth Ermenegildo Zegna認定オーダースーツ専門店としてこれまで50年以上オーダースーツ事業を展開してまいりました。
また、フルオーダースーツの実績も評価していただき2011年、2013年、2015年、2017年、2019年と5大会連続でマスターテーラー世界大会ビジネススーツ部門出場店として選抜され日本の技術力【made in japan】を世界にアピールしてまいりました。

~奇を衒わず普遍的で味わい深く、しかし上品に優雅に装いを楽しんでいただきたい。~

現在、オーダースーツという業界においてはコロナ禍の影響を受けながらも右肩上がりの成長を続け全国に数多くのオーダースーツ店が存在しており、各オーダースーツ店・企業には優秀なスタイリストも多く、価格帯、生地種類、スタイルも様々な為、お客様はどこで作れば良いのか・何が良いのか悩まれる方も多くいることと存じます。
社会情勢により今までの常識は大きく変化し、“ニューノーマルな時代”を迎えました。現代は本当に必要なものを思考し購入する時代でありスーツにタイドアップというユニフォーム的な装いは当たり前ではなくなりました。
服装の多様化により指針となるルールは存在せずビジネスとカジュアルのスタイルの線引きはとても難しくなっているのが現状だと捉えています。
そんな中でオーダーメイドの世界とは”高価なモノが良いモノである”とされている世の中とは反比例し、自身のスタイルを確立するためのフレームづくりであり自分だけの特別なニュアンスを持つものです。
弊社が変わらずcloth Ermenegildo Zegnaに特化しフルオーダーを続けている理由は世界的に最高峰であるCloth Zegna素材と日本の素晴らしい技術力で作る一着が必ずお客様の魅力を引き出し、武器になるはずだと確信しているからです。
ゼニア生地特有の底艶な表情、しなやかな質感、優雅な余韻は他の生地では味わえない魅力であふれており、オーダースーツにおける究極のエッセンスであると考えています。
イタリア製オンリーワンのファブリッククオリティと、”Made In Japan”世界に誇るモノづくりのクオリティで完成するオーダースーツ。
これを単に消費するだけの”モノ”にせず、お客様の色鮮やかな未来で起こる”コト”にどう影響するのか、どう装うべきかを我々も一緒に思考し、ご提案することが最大の役割だと考えております。
装いを通じてお客様の個性や魅力といった本質の部分を表現し、そして次の世代にオーダーメイドという文化を継承していくことが我々のミッションであるのです。
正直に、適正に、お客様ひとり1人の想いを第一に考え、期待以上の感動をお届けできる企業となるよう社員一同日々邁進していく所存でございます。
今後とも益々のご支援とご愛好を賜りますようお願い申し上げます。

GINZA SAKAEYA 代表取締役社長
國枝 大樹

GINZA SAKAEYAが取り組む
サステナビリティ

商品やサービスがお客様のもとへと届くまでには多くの資源やエネルギーを使用しています。また、事業が与える環境への影響は、原毛の調達から商品やサービスを提供した後にも及びます。世界規模で環境問題の深刻化が進む中、課題解決に向けて継続して取り組みしていくことが必要だと強く感じています。
当店はゼニア正規代理店としてゼニア素材を数多く取り扱っています。その理由はゼニア素材が持つ高級感やデザイン性だけではなく、環境保護や人道支援など様々な角度で社会貢献に取り組んでいることも挙げられます。社会への貢献或いは自然への還元は、ゼニアが1910年の創業以来常に掲げてきたミッションの一つです。

アルプスの山

cloth Ermenegildo Zegnaの工場はイタリアのトリヴェロという街にあり、アルプスから湧き出る水を使用することで原毛の柔らかさや生地の風合いを引き出しています。
そのため、トリヴェロで生地作りを続けていくためには、自然の維持を行い、トリヴェロの住民の理解を得る必要がある中で、ゼニア社は集会所や、体育館、映画館などの施設から、医療センターや保育園など様々な社会事業を行い、社会貢献を行っています。 また、地域の環境と景観の保全活動も行い、植樹や、道路整備の分野にまで多岐に亘る活動を行っています。1993年には、「オアジ・ゼニア(ゼニアのオアシス)」と呼ばれる自然保護地区を作り、トリヴェロの環境保護に着手し、2000年に創設されたゼニア財団は、世界各地の人道支援プログラムの企画・サポートに取り組んでいます。ゼニア財団から日本へは、東日本大震災時に義援金が寄付されています。
cloth Ermenegildo Zegnaは、環境を保護し、地域社会に貢献するという活動もまた、自社の発展と製品の品質向上には欠かせないと、考えているのです。

一方、日本ではゼニア生地のスーツの価格ばかりが注目されています。cloth Ermenegildo Zegnaが掲げる本来の商品コンセプトや特性を知らずしてモノだけが消化されていく。これはcloth Ermenegildo Zegnaが望んでいる事ではありません。
我々は彼らの意思・コンセプトをしっかりとくみ取り、適正で誠実な販売を心がけてまいります。

オーダーメイドが繋ぐ、
衣類廃棄のない世界

服の廃棄の様子

衣料廃棄による環境汚染は、私たちアパレル業界にとって重要な課題です。日本だけの衣類廃棄量だけでも年間約100万トンにも上り、枚数に換算するとなんと33億着にもなります。
ネット上でリサイクル販売も行われていますが、そのほとんどは焼却処分されているのが現状です。
こうした衣類廃棄による環境問題の改善にも繋がる「オーダーメイド」は、受注があって初めて一着一着を丁寧に作り上げるため必要以上に洋服を生産、生地の使用を致しません。
大量生産されたものを使い捨てることではなく、品質の良いモノを長く愛用していただき廃棄を失くし地球環境を考える。
こうしたマインドのアプローチからもオーダーメイドをさらに普及させていきたいと考えています。