ゼニア認定オーダースーツ専門店
GINZA SAKAEYA
Cloth Ermenegildo Zegnaに特化した
日本初の仮縫付オーダーメイド専門店
Cloth Ermenegildo Zegnaの素材を取り扱うオーダースーツ店や百貨店は国内にも数多く存在します。しかし、それらの店頭にあるCloth Ermenegildo Zegna素材は多くても15点~20点ほど。気に入った素材が見つからなかった場合はイタリアのゼニア本社から空輸となるため、素材の代金だけでも高額になります。
当初はこうした仕入れから販売を行うサイクルを採用していましたが、スーツ代金が高くなることが悩みとなり、事前にゼニア素材を一括仕入れする方法へと変更しました。結果的にゼニア素材を使用したオーダースーツのコストダウンを実現し、販売総数およびCloth Ermenegildo Zegna素材仕入れ数国内ナンバーワンを獲得。その実績が評価されGINZASAKAEYAは、日本初のゼニア社認定オーダースーツ専門店としてスタートしました。
では、なぜCloth Ermenegildo Zegnaに特化することにしたのか、ご案内いたします。
Cloth
Ermenegildo Zegna
に特化する理由
特化する理由には大きく2つあります。
1.Cloth Ermenegildo Zegnaは世界一の生地
1つ目は、ClothErmenegildo Zegna素材が「世界一の生地」と評価されているからです。
車に例えれば、メルセデス。ゼニア特有の質感はゼニアでしか持ちえませんし、エルメスやブリオーニといった高級ブランドの多くがゼニア社の素材でスーツを作りシーズンコレクションとして送り出しています。
イタリア製オンリーワンのクオリティこそが世界を注目させています。
ゼニア素材には、スーツとジャケパン用の2つの素材があり、毎シーズン約500種類以上が発売されます。その中でも無地のものは、素材の良さがダイレクトに現れるためシンプルな組み合わせであっても品格のある着こなしに見せてくれます。
例えばジャケット、インナーTシャツ、ジーンズを着用した単純なカジュアルコーディネートでも、素材の良さがカバーしてくれるため着るだけでもワンランク上の装いを演出してくれます。エグゼクティブが守らなくてはいけないルールの一つとして、マテリアルを意識する事が重要です。
2.CEOの想い
2つ目は、当店のCEO原俊行の想いにあります。それは新社会人としてスタートした20代前半まで遡ります。
当時の雑誌などではスーツ特集が多く組まれ、海外製の高級ブランドスーツの紹介や着こなしが紹介されていました。ビジネスを通じてお会いする管理職の方や先輩らも皆、こぞってゼニアスーツあるいはダンヒルスーツだったことを鮮明に覚えています。しかしながら、ゼニアをはじめとする海外のスーツは高額で、なかなか手が届くものではありませんでしたし、当然、海外企画のサイズ設定のため、日本人の体型にジャストフィットはしません。実際に購入し、着用することもありましたがその度“オーダーメイドで華奢な日本人にもサイズが合うものがあったら…”と想い続けてきました。こうした自身の経験と想いを胸に、Cloth Ermenegildo ZegnaとCloth Dunhillに特化したオーダースーツ専門店GINZASAKAEYAをオープン。
現在は素材だけでなく、シルエットや縫製においてもゼニアスーツを研究し、製品開発も行っています。
※ダンヒルは2015年にオーダー分野から撤退しています。
GINZA SAKAEYAが取り組む
サステナビリティ
当店はゼニア正規代理店としてゼニア素材を数多く取り扱っています。その理由はゼニア素材が持つ高級感やデザイン性だけではなく、環境保護や人道支援など様々な角度で社会貢献に取り組んでいることも挙げられます。社会への貢献或いは自然への還元は、ゼニアが1910年の創業以来常に掲げてきたミッションの一つです。
そのため、トリヴェロで生地作りを続けていくためには、自然の維持を行い、トリヴェロの住民に対して利益を還元することを思いついたのでした。そして、集会所や、体育館、映画館などの施設から、医療センターや保育園など様々な社会事業を行い、社会貢献を行います。
また、地域の環境と景観の保全活動も行い、植樹や、道路整備の分野にまで多岐に亘る活動を行っています。1993年には、「オアジ・ゼニア(ゼニアのオアシス)」と呼ばれる自然保護地区を作り、トリヴェロの環境保護に着手し、2000年に創設されたゼニア財団は、世界各地の人道支援プログラムの企画・サポートに取り組んでいます。ゼニア財団から日本へは、東日本大震災時に義援金が寄付されています。
ゼニアは、環境を保護し、地域社会に貢献するという活動もまた、自社の発展と製品の品質向上には欠かせないと、考えているのです。
このように、ゼニア本社では「SDGs」や「サステナブル」を意識した活動や素材の開発を継続的に行っており、2021年には環境に配慮したゼニアの新素材、LOOPやBIELMONTEがリリースされました。ゼニアだけではなく海外でのスーツ作りや洋服作りに対して今、新しい価値観が次々と生まれています。
一方、日本では安いゼニアスーツを広告にした店舗や、安いゼニア素材がネットで販売されるなど、ゼニアの価格ばかりが注目されています。ゼニアが掲げる本来の商品コンセプトや特性を知らずしてモノだけが消化されていく。これはゼニアが望んでいる事ではありません。
まずは販売を担当する私たちが「SDGs」や「サステナブル」を意識し、販売方法から考え直す必要があると感じています。それがGINZA SAKAEYAのカジュアルラインとしてスタートした“THE OFFICER’S”です。新しいゼニア素材のLOOPやBIELMONTEを積極的に採用し、衣類ロスの少ないオーダーメイドを通じてビジネスカジュアルのコーディネートまで提案しています。
ビジネスカジュアルのオーダメイド
THE OFFICER’S の開始
服装の自由化=ビジカジスタイルを思い浮かべる方も多いかと思います。
しかし、そこに指針となるルールは存在せず”服装の自由化”という言葉ばかりが先行……。つまりビジカジスタイルの有りか無しか、の線引きはとても難しくなっているのが現状だと捉えています。
日本でのリモートワークは、服装が砕けすぎていないものが良く、社会的地位を感じさせることが大切です。このような“ニューノーマルな時代”に合わせて、私たちは一つの指針となるべくビジネスカジュアル専門のオーダーメイド「THE OFFICER’S」を立ち上げました。
商品の開発、販売だけでなく「SDGs」や「サステナブル」など新しい価値観を取り入れてご提案しています。
オーダーメイドが繋ぐ、
衣類廃棄のない世界
衣料廃棄による環境汚染は、私たちアパレル業界にとって重要な課題です。日本だけの衣類廃棄量だけでも年間約100万トンにも上り、枚数に換算するとなんと33億着にもなります。ネット上でリサイクル販売も行われていますが、そのほとんどは焼却処分されているのが現状です。
こうした衣類廃棄による環境問題の改善に「オーダーメイド」という購入方法が挙げられます。一着一着を丁寧に作り上げるため必要以上に洋服を生産、生地の使用を致しません。オーダーメイドは一概に金額が高いというものではありません。良い洋服とは末長く付き合うことができます。大量生産されたものを使い捨てする時代はもう終わりです。廃棄を失くし、地球環境を想い買い物をする。こうしたマインドに基づきオーダーメイドをさらに普及させていきたいと考えています。
素材は余りなく使用します
これまで廃棄していた余り素材を活用し、マスクやチーフとして新しい命を吹き込んでいます。当店が取り扱う素材は色、素材ともに種類が多いため、マスクひとつとってもユニークなアイテムに仕上がります。