こんにちは、店長の前田です!
(* ̄O ̄)ノ コンニチハ
それでは、
「スーツのメンテナンス事典」
第245回目をお送りします。
スーツに関する基礎知識や小技、
ぜひ覚えておきたいメンテナンス法など、
有用なものを中心にまとめていきます。
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スーツのメンテナンス 245
「フォーマルスタイル:燕尾服 その4」
各スタイルごとのまとめといきます。
これを読めば、フォーマルスーツのことが一目瞭然!
<指揮者・社交ダンス用燕尾服>
指揮者用、社交ダンス用の燕尾服には、
それぞれ一般の燕尾服とは異なる点があります。
もっとも特徴的であろう3つのポイントについて解説しましょう。
―袖付け―
指揮者用燕尾服の場合、タクトを振り上げた際に
上着の肩部分が盛り上がらないよう、
それでいて上着の前が横に広がらないように設計します。
社交ダンス用燕尾服は、
ホールド状態(腕を水平にした静止基本形)を
基本形とする袖付けとなり、肩が盛り上がらないよう
アームホールを小さく、また袖自体を細くつくります。
腕を水平にした状態で袖を付けるので、
両腕を下ろしたときには両脇にかなりの余裕量の生地ができますが、
当店ではそれをなるべく少なくするために
徹底的にアームホールを小さくデザインしています。
―パンツ股上―
指揮者燕尾服、社交ダンス燕尾服ともに
着用時の激しい動きによる洋服の乱れを防ぐために
パンツの股上を通常より深めにつくります。
そもそも一般的な燕尾服でもパンツの股上は深いですが、
それよりもさらに深くつくるのです。
―錘(おもり)入りテール―
ジャケットのポイントでもあるテールには
錘(おもり)を入れて動いた際に
きれいなテールの動きを伴うよう設計されています。
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共通しているのは、
両腕を左右に広げた基本姿勢であったり多少激しく動いた際にでも
燕尾服のシルエットを崩さないように
各所に調整が施されている、ということです。
両者ともこれまでにとても多くのお客さまにご注文をいただき、
反響をフィードバックしながら完成度を高めています!
“\( ̄^ ̄)゙ハイ!!
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ゼニア・ダンヒルオーダースーツ専門店
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