- リクルートスーツにはどんなコートを着ればいい印象を与えられる？
- コートはいつごろから着てもいいの？
- 会社へ訪問するときにコートはいつ脱いだらいいの？マナーとかある？
就職活動でリクルートスーツを選ぶのは簡単でも、上に羽織るコートを選ぶのに悩む方は多いことでしょう。
この記事では就職活動時に着用するコートについて解説いたします。
コート選びの悩みが解消できるほか、コートを着用してもおかしくない目安、コートの着用マナーなど、就活でのコートの基礎知識を身につけることができます。
リクルートスーツにあわせるコートはベーシックカラーの「ステンカラーコート」を選ぶのが最もおすすめです。
防風・防寒性に優れ、就職後にもそのまま活用することができるためです。
コートを着用する期間は、気温10℃前後の日が多い10～3月までがおおよその目安です。
スーツに似合うコートを選ぶポイントについては別の記事でもくわしく紹介していますので、ぜひあわせてお読みください。
リクルートスーツに羽織るコート選びは就職後も視野に入れて選ぶ
大学生の就職活動は秋～冬にかけて会社訪問や説明会など、入社希望の企業へ訪れる機会が多くなります。
そのため防寒用のコートは、リクルートスーツとともに用意をしておくと便利です。
コートを着用する気温の目安である10℃はかなりの寒さです。ウールやカシミヤなどの防寒性の高さを基準にして選ぶと後悔をすることはありません。
特にカシミヤは保温性が高いわりに軽い素材のため、快適に動くことができます。
他にコートを選ぶ基準として、就職後のビジネスシーンでも通用するコートかどうかという視点でも考えてみましょう。
ビジネス用スーツの購入や、引っ越しなどの入社準備になにかとお金が必要となるため、コートがそのまま流用できると懐に余裕ができておすすめです。
リクルート活動には「ステンカラーコート」がおすすめ
新卒の就職活動に着用するコートとして、メンズではステンカラーコート、チェスターコート、レディースではトレンチコートが現在の主流です。
メンズコートで特におすすめなのはステンカラーコートです。
首元までボタンで閉じることができ、防風・防寒性に優れています。
またシンプルなデザインは、リクルートスーツと組み合わせやすい最適なコートでしょう。
チェスターコートは、ステンカラーコートよりもフォーマル度の高いコートです。
どこか制服的なイメージのあるリクルートスーツと組み合わせるには、少々アンバランスになるかもしれません。
そのため短期間で買い替えることを前提として、リクルート活動中はユニクロなどで販売されている安いコートで間に合わせるのもひとつの選択肢です。
その場合は入社後、懐に余裕ができた際に高品質なコートを購入するのがおすすめです。
トレンチコートを選ぶ場合には薄手の生地で作られていることが多いので、「ライナー」という着脱可能な裏地つきのものを購入すると、気温にあわせて体温調節を行うことができて便利です。
ライナーをつけることにより寒い時期には温かく過ごすことができ、春や秋などの肌寒さを感じる程度のときには裏地を外すことでオールシーズン着用できるところが魅力です。
面接前に差がつく！会社訪問でのコート着脱マナー
リクルート活動で会社に訪問する際にはコートの着脱マナーにも気を配りましょう。
特に大学生など新卒の場合には、会社訪問や説明会などで訪問する回数が多く、細かなマナーを誰にどこでチェックされていてもおかしくありません。
その際に自信をもって望めるように、コートのマナーについてくわしく紹介いたします。
スーツのボタンマナーについては別の記事で紹介していますので、あわせてお読みください。
コートは会社に入る前で脱ぎ、外を内側にするように畳む
コートは会社に入る前に脱ぎ、たたんで持ち歩くのがマナーです。
外のホコリや汚れを社内に持ち込まないように、裏地を表にしてたたむのがポイントです。
【コートの畳み方】
①コートの両肩部分へ、内側から手を差し込む
②手首を内側にたおすようにして、袖と外側を内側に折りこむ
※このときにコートの端が中央でぴったり揃うと綺麗にたためます
③片手にコートを掛けます。上下半分になるように掛けると綺麗に見えます。
畳んだコートは片手にかけて持ち歩くとスマートに見え、取り扱いもしやすいのでおすすめです。
座るときはカバンの上に畳んだコートを置く
説明会や面接など椅子に座る場合は、床に置いた荷物の上に折りたたんだコートを置きます。
注意点としてはコートが地面につかないように三つ折りにすることです。
畳んだコートが崩れてしまうのは見た目が悪く、コートを汚してしまうとシミになってしまったり、生地を傷める原因になってしまいます。
素早くやらなければと焦らずに、ひとつひとつ丁寧に行動をする方が相手の好印象も得られるでしょう。
また普段ならば問題ありませんが、コートを椅子の背もたれに掛けたり、ひざの上に置くのは就職活動時にはNGです。
うっかり普段の行動がでてしまわないように注意しましょう。
コートの着用は気温10℃がひとつの目安
リクルート活動でコートを着るタイミングは、コートを選ぶための3つのポイントの記事でも紹介したとおり、気温10℃がひとつの目安になります。
秋～冬の気温の変化とリクルート活動の一般的なスケジュールをもとに、コートの着用時期を考えてみます。
10月～11月
10～11月にかけては最低気温が10℃近くなる日が増えてきます。
朝晩は冷え込みますが平均気温は14～17℃と日中は少し肌寒い程度の気温です。
リクルート活動では秋のインターンシップへの参加、座談会、説明会への参加など、会社へ訪れる機会が多々あります。
その日の天気や最高気温などを確認してコートを着用するかどうか決めましょう。
12月～2月
12～2月は、最高気温が10℃を切る月もあるほど本格的な冬の季節で、ウールやカシミヤなどの厚手のコートがこの時期に活躍します。
3月からの採用情報の公開解禁に向けて、ひきつづき職業体験などのリクルート活動が活発化してきます。
自社に興味がありそうな学生向けに、会社側から追加のインターンシップなどへの招待が届いたりすることもあります。
急な連絡に慌てることがないよう、遅くともこの時期までにはリクルート用のコートを準備しておきましょう。
3月～4月
3～4月は、平均気温が10℃程度になるため、その日の体感温度によってコートの着脱することが多くなります。
3月はリクルート活動がいよいよ本格化し、会社説明会などが頻繁に行われる時期です。
朝の気温が少し高くてもコートを持ち歩き、体温調節をできるようにしておくことをおすすめします。
転職活動は勝負スーツとコートで「できる感」を演出
転職活動での面接は、自分が持っている中でも一番の勝負スーツとそれに似合う仕立てのよいコートを着用していくのがベストです。
新卒入社の方と異なり、中途入社の方は会社側から即戦力の人材であることを期待されています。
そのため面接での見た目や態度、受ける印象が大きなアピールポイントのひとつです。
よい生地で仕立てられ、自分の体型にフィットしているスーツとコートを着用することは、その目的に最適です。
自信のある服装を着用することで心のゆとりを生み、堂々と面接に臨むことができるでしょう。
スーツについては面接でのスリーピーススーツの着用についての記事でも触れていますので、あわせてお読みください。
コートはチェスターコートやステンカラーコートと組み合わせるのがおすすめです。
スーツのカラーにあわせて、ベーシックなグレー、ネイビー、ベージュ、アースカラーなどの落ち着いた色のものを選ぶといいでしょう。
また会社内では外側を中に折り込むように畳むことになるため、裏地の柄や色もポイントです。
あまり派手な柄や色のものであれば避けたほうが無難です。
まだ転職の予定がない方でも、高品質な生地で仕立てたスーツやコートを一着でも持っておくことをおすすめします。
普段の仕事で活用できることはもちろん、突発的な事態やイベントに備えることができます。
高級ブランドであるエルメネジルド・ゼニアやロロ・ピアーナなどの既製品もよいのですが、これらのブランドの生地を使用したスーツやコートをオーダーメイドで仕立てることもできます。
コストパフォーマンスが高いのも魅力ですが、なにより自分の体型に完全にフィットした一着を手に入れることができる点がもっとも優れたポイントでしょう。
その中でも特にエルメネジルド・ゼニアは厳選された高級ウールを贅沢に使用しており、ゼニア独自の技術で織られた生地は機能性も抜群です。
エルメネジルド・ゼニアで勝負の一着を仕立ててみたい方はゼニアオーダーの専門店にご相談ください。
コートはリクルート活動を乗り切るために必要な重要アイテム
この記事ではリクルートスーツにあわせるコートについて、コートの種類から着用マナーについてくわしく紹介いたしました。
身だしなみを整えることは、就職活動でも基本的なポイントになります。
自分の体型にフィットしたものを着用し、会社訪問や面接時のスーツのボタンマナーやコートマナーに気を付けるのも重要です。
- リクルートスーツには「ステンカラーコート」が最もおすすめ
- コートは会社に入る前に脱いで折りたたむ。着用も会社を出てから
- コートを着るのは気温10℃が目安。ライナーなどの裏地で体温調節もできる
- 転職活動では品質のよい勝負スーツ、コートで「できる男」を演出しよう！
コートは寒い時期を乗りきるために欠かせない重要な服です。
上手く活用して体調を崩さず就職活動を乗り切り、内定を勝ち取りましょう。
