こんにちは、店長の前田です!
(* ̄O ̄)ノ コンニチハ
それでは、
「スーツのメンテナンス事典」
第209回目をお送りします。
スーツに関する基礎知識や小技、
ぜひ覚えておきたいメンテナンス法など、
有用なものを中心にまとめていきます。
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スーツのメンテナンス 209
「フォーマルスーツ特集 総まとめ その32」
わかりやすいQ&A方式にて、
フォーマルスーツに関する
よくある質問にこたえていきますので、
ぜひ参考にしてみてください!
Q.タキシード用のパンツには、
普通のスーツ用パンツには見られない
”側章”というものが入っているようですが、
これは、どういったものなのでしょうか?
A.側章は”がわしょう”と読み、
パンツの両脇に入れられた
飾り用の太いライン(ブレード)のことで、
英語ではサイドストライプといいます。
この側章がパンツに入ることで、
フォーマル用のスタイルであること、
それも格式高い正礼装だと証明する役割があるのです。
側章の本数は礼装の種類で決まっていて、
タキシードの場合は1本が正式なものとなっています。
また、燕尾服のパンツにも側章が入り、
日本では一般的に2本が正式とされていますが、
全世界的には1本、2本は任意となっているようです。
ちなみに側章の起源ですが、
18世紀末~19世紀にかけてナポレオン軍が、
兵の階級をすぐに判別できるよう
軍服のパンツに個別のラインを入れたのが始まりで、
色とライン数で兵の種類を分けていたものが、
今日において礼装に用いられるようになりました。
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実際に履いてみるとわかりますが、
パンツにこの側章が入っているだけで、
なにか特別な、いかにも正装を着ているんだ、
そんな意識をより高めてくれるものになっているんですね。
( ̄― ̄)(―_―)( ̄― ̄)(―_―)ウンウン