結婚式でダブルのスーツを着用するときのポイントと注意点を徹底解説!

  • 結婚式にダブルスーツで出席するのはマナー違反なの?
  • 結婚式に適したダブルスーツの選び方を知りたい!
  • ダブルスーツで結婚式に出席するときの注意点があれば教えて!

結婚式にダブルスーツで出席するのはマナー違反、という話を見聞きしたことは無いでしょうか。

フォーマルな装いが求められる結婚式では、ダブルスーツの着用を考える人も多いと思いますが、独特のマナーやルールを知らないと思わぬ恥をかくのでは?と不安になってしまいますよね。

そこで今回は、結婚式に適したダブルスーツの選び方や着用時のマナー・注意点を詳しく解説します。

ダブルスーツについて、結婚式以外のシーンでの着用やシングルスーツとの違いなど、もっと詳しく知りたい!という方は特集記事もあるので合わせてチェックしてみてください。

目次

結婚式はダブルのスーツで出席しても基本的に問題無し!

最初に結論から言うと、結婚式にダブルスーツで出席すること自体がマナー違反になることは基本的にありません。

ただし、ダブルスーツを着て結婚式に参加しない方が良いケースもあるので注意が必要です。

年齢や立場によってはダブルスーツで結婚式に出席しない方がよいことも

結婚式にダブルスーツを着用するのを控えた方がよい人やケースは以下の通りです。

  • 自分の年齢が若い(出席する人の中でも若い年代に該当する)
  • 会社の上司や先輩と一緒に出席する場合
  • 式を挙げる二人との関係性が希薄な場合

それぞれ、なぜ控えた方が良いのかについて理由も踏まえて詳しく解説していきましょう。

若い人がダブルスーツを着ると失礼だと思われる恐れがある

ダブルスーツは士官(一般兵ではなく上官)が着用していた軍服がルーツであると言われています。

その名残からシングルスーツに比べて格式やフォーマル度が高いと言う認識が現代にも残っているため、あまりにも若い人がダブルスーツを着てしまうと失礼だと思われてしまう恐れがあるので注意が必要です。

プライベートで着用したり同年代の友人だけで行う結婚式の二次会や三次会に出席する場合なら、年齢に関係なくダブルスーツを着ても問題ありませんが、幅広い年齢層が集まるような結婚式では避けた方が無難だといえるでしょう。

上司や先輩と同席する場合ならダブルスーツの着用は避けるべき

会社や取引先の関係者が行う結婚式に呼ばれる場合は、上司や先輩と同席することになります。

結婚式場のテーブル画像
同卓する先輩や上司より目立つ服装はマナー違反

確実に目上の人が一緒になることが事前に判っているなら、前述と同じ理由でダブルスーツの着用は失礼にあたるため避けた方がよいでしょう。

上司や先輩が無難なシングルのブラックスーツで出席しているのに、立場が一番低く若い人がダブルスーツで出席してしまうとチグハグな印象を周囲に与えてしまいます。

自分が恥をかくだけではなく、同席している上司や先輩の顔にも泥を塗ることになってしまうので注意しましょう。

結婚式のゲストにも色々ある!関係性が希薄ならダブルスーツは避けよう

結婚式に呼ばれるゲストの立場や関係性には色々あります。

結婚式に呼ばれるゲストは親しい友人であったり会社の同僚や上司であったりなど、新郎新婦と何かしらの関係性がある人が呼ばれるのが一般的です。

しかし場合によっては、さほど親しくなかったり関係が希薄でも招待されてしまうことがあるかもしれません。

関係性が希薄なゲストになりうる例

  • 遠縁の親族(血縁関係という理由だけで呼ばれた場合)
  • 同じ会社に勤めているだけ(普段はほとんど関わりを持っていない)
  • 最近知り合ったばかりなど

そこまで親しくない人の結婚式なら、打診の段階で丁重にお断りするのが最善ですが、断りきれず出席することになってしまった場合はダブルスーツは避けて無難な服装で臨むようにしましょう。

目立ちすぎる色柄のダブルスーツは結婚式で敬遠されがち

結婚式は祝福ムードに包まれた華やかな場なので、ゲストも地味な服装よりは場を盛り上げることができる装いで出席するのが良いとされています。

派手なダブルスーツの画像
派手すぎるダブルスーツはいくら結婚式でもNG

そのため、フォーマル度が高く華やかな印象を演出しやすいダブルスーツは結婚式との相性抜群なのですが、羽目を外しすぎてド派手な色柄で悪目立ちするのは逆にマナー違反となるので注意しましょう。

結婚式の主役は新郎新婦やその家族です。

いくら親しい仲であっても、主役より目立ってしまわないように最適な色柄やデザインのダブルスーツを選んで着こなすことが重要になります。

続いては結婚式に適したダブルスーツ選びのポイントを詳しく解説していきましょう。

結婚式に適したダブルスーツとは

結婚式にダブルスーツを着ていくときは、他のゲストや新郎新婦の親族に眉をひそめられない着こなしが求められます。

地味すぎてもダメ、派手すぎてもダメと言われると、とても難しそうに思えますが避けるべき色柄や華やかさを演出するためのポイントさえ知ってしまえば意外に簡単です。

結婚式にふさわしいダブルスーツの着こなしをマスターして、華やかな服装で場を盛り上げてみましょう!

結婚式にふさわしいダブルスーツのシルエットやデザインとは

ダブルスーツを結婚式で着用するときは、どのようなシルエットやデザインを選べば良いのでしょうか。

実は、結婚式であってもダブルスーツの基本的なデザインについてはそこまで神経質にならなくても問題ありません。

しかし、細かい部分での注意点や結婚式に向いているデザインなどはあるので詳しくみていきましょう。

シルエットはそこまで神経質にならなくても問題ない

冒頭でも説明している通り結婚式に着用するダブルスーツのシルエットはそこまで神経質にならなくても大丈夫です。

シルエット、つまりスーツ全体のフォルムや外観にはさまざまな種類や呼び方があります。

例えば重厚感があり全体的にガッシリとした印象が特徴的なブリティッシュ、身体のラインを美しく表現しつつ柔らかい印象が魅力のイタリアンクラシコ、ナチュラルショルダーで箱型のシルエットが特徴的なアメトラなどです。

基本的にどんなシルエットであっても、結婚式に着ていくことが失礼にあたることは無いのですが、強いて言うならビジネススーツのイメージが強いアメトラは避けた方が良いかもしれません。

スーツで座る男性の画像
ナチュラルショルダーで箱型のシルエットが特徴的

アメトラについては、どんなスタイルなのかという基本からブリティッシュ・トラディショナルとの違いまで細かく解説している記事がありますので、詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。

デザインにも決まりは無いが6つボタンのダブルスーツがおすすめ

ダブルスーツ全体の印象を決定づける主な要素には以下のようなものがあります。

  • 生地の質感や色合い
  • 襟の形状
  • 肩パットの有無
  • ウエストの絞り加減
  • ボタンの数や配置
  • 襟の形状

どの要素も重要ですが、何を選ぶかは個人の好みで決めてもさほど問題はありません。

華やかな結婚式での着用を考えると、襟の形状は少し意識しても良いかもしれません。

スーツの襟部分(ラペル)は、一般的なノッチドラペルや剣衿とも呼ばれるピークドラペル、他にもタキシードなどでみることができるショールカラーなどがあります。

ピークドラペルのダブルブレストスーツ
ピークドラペルのダブルブレストスーツ

ダブルスーツと相性がよく、結婚式のようなフォーマルシーンとマッチするピークドラペルがおすすめです。

他にもダブルスーツの結婚式に適した選び方を強いて挙げるなら、6つボタンより4つボタンの方がドレッシーな印象になるのでおすすめです。

ちなみに結婚式におけるダブルスーツのボタンマナーは上から2番目のボタンのみを閉めるか、下2つのボタンを閉めるのが良いとされています。

ダブルスーツのボタンマナーについては、シングルスーツとは異なる点も多いため詳しく解説している別記事もぜひチェックしてみてください。

結婚式に出席するときは避けた方が良い色や柄がある!

続いては結婚式では着用を避けた方が良いスーツの色や柄について紹介します。

これは、ダブルスーツに限った話ではなくシングルスーツやラフな服装で出席するときも同じなので、結婚式の服装マナーとして覚えておいて損はありません。

結婚式の服装で避けるべき色や柄とは

  • 全身白コーデ
  • 全身黒コーデ
  • アニマル柄
  • 主張が強すぎる柄(太すぎるストライプや奇抜なチェックなど)
  • ビジネススーツ

各項目の色や柄がなぜ結婚式に不適切なのか、理由と共に詳しく解説します。

全身白や黒のコーデNGは一般常識なので要注意!

結婚式にスタイリッシュなブラックスーツで出席すること自体はマナー違反にはなりませんが、ネクタイから小物まで全身黒づくめのコーデはお葬式を連想させてしまうためNGです。

新郎新婦のイメージ画像
純白のスーツは主役である新郎が着用するもの

白いスーツは一見すると華やかでフォーマルな印象なので結婚式向きに思えますが、純白のスーツを新郎が着用する可能性を考慮すればゲストが避けるのは当然のマナーと言えます。

結婚式に真っ白or真っ黒なコーデで出席してしまうと、一般常識を疑われてしまいかねないので避けるようにしましょう。

アニマル柄も結婚式ではあまり好まれない

オシャレで華やかな印象を演出してくれそうなアニマル柄ですが、結婚式には不適切という考え方もあるので着用には注意が必要です。

さほど気にしないという方も多いですが、中にはアニマル柄=動物の殺生という連想から葬儀同様に縁起が悪いとして忌避する人もいます。

多くの人が集まる結婚式には、どんな考え方をする人がいるか判らないので、余計なトラブルを招いてしまうかもしれないアニマル柄は避けた方が無難かもしれません。

ド派手な色や柄は悪目立ちに繋がる

既に紹介していますが、主役である新郎新婦より目立ってしまうような派手な色や柄のダブルスーツは結婚式では避けた方が無難です。

ビジネススーツで結婚式に出席するのは好まれない

絶対にダメという訳では無いのですが、一般的には華やかな結婚式の場へ平服であるビジネススーツで出席するのはマナー違反とされています。

どうしても結婚式用のスーツを準備することが出来ない場合は、小物などを使って少しでも華やかな雰囲気に合わせられる着こなしを心がけるようにしましょう。

小物を活用して結婚式のダブルスーツをより華やかに!

前項でも少し触れていますが、結婚式にふさわしいスーツの着こなしに役立つのが小物などのアクセントです。

ダブルスーツをより華やかにしたり、仕方なくビジネススーツで出席する場合に少しでもフォーマル感を出す上で欠かせない小物の活用方法を紹介します。

ダブルスーツと相性抜群!ポケットチーフで胸元を彩ろう

ダブルスーツは結婚式の装いに向いていますが、地味な色合いやクラシカルなデザインだと少し堅い印象の着こなしになってしまいがちです。

目立ちたくはないけど、ちょっと地味かもしれない・・・そんなときはポケットチーフで胸元を彩って華やかさをプラスしましょう。

結婚式に出席している男性のイメージ画像
ポケットチーフやネクタイで華やかさを演出しよう

ポケットチーフは顔にほど近い胸ポケットに挿して使うため、コーデだけでなく表情や印象そのものを華やかにしてくれる効果もあるので、おめでたい雰囲気の結婚式では恥ずかしがらずに使いたいアイテムです。

ポケットチーフについては、選び方から折り方まで詳しく解説している記事もあるのでぜひ参考にしてみてください。

ネクタイ選びでコーデのバランスを調整しよう!

スーツコーデで顔に最も近い位置にある小物と言えばネクタイです。

どんなネクタイを合わせるかで印象が大きく変わるので、自分が演出したい雰囲気やバランスを意識して選ぶようにしましょう。

堅すぎずカジュアルな要素をプラスしたいならナロータイ

一般的なネクタイよりも全体的に幅が狭く、シャープでカジュアルな印象を与えてくれるのがナロータイです。

ダブルスーツの重厚すぎる印象を中和させてくれる効果があるため、若々しさも兼ね備えた着こなしを目指したい30代や40代の方におすすめなネクタイだと言えるでしょう。

フォーマルな印象を強めるならボウタイに挑戦するのも◎

ボウタイ、いわゆる蝶ネクタイはタキシードや燕尾服のようなフォーマルスーツのイメージが強いかと思いますが、結婚式で着用するダブルスーツに合わせるという使い方もできます。

日常的に使う小物ではないため、ハードルが高いと感じるかもしれませんが結婚式にふさわしいドレッシーな着こなしをしたい人はぜひ挑戦してみましょう

また、華やかさの演出という意味ではアスコットタイをコーデに組み込むのもおすすめです。

ただし場合によってはマナー違反になることもあるため、詳しく解説している過去記事を参考にしながら着用するかどうかを決めてみてください。

結婚式のダブルスーツ着用でありがちな失敗や注意点をまとめて解説

最後に結婚式でダブルスーツを着用する際に起こりうる失敗や注意点などを解説と共にまとめて紹介します。

結婚式にネイビーカラーのダブルスーツを着ようとしたらマナー違反だと言われました

結婚式にネイビーカラーのダブルスーツを着用すること自体は、マナー違反にはなりません。

しかし、マナー違反だと言われたのであれば以下のような失敗があった可能性があります。

  • 鮮やかで明るすぎるネイビーカラーだった
  • 光沢が強すぎた
  • アメトラ風でビジネススーツ感が強かった

結婚式にゲストとして出席する場合、一般的にスーツの色はダーク系を基調とした暗めの装いがフォーマルであるとされています。

ネイビーカラーを選ぶとしても濃い色合いが多いため、鮮やかで光沢が強いスーツだったとすれば人によってはマナー違反だと感じることは十分考えられます。

厳密に言えばマナー違反にはならないのですが、不快に感じる人がいるのであれば無理に着用しない方が良いといえるでしょう。

ダブルスーツはおじさんっぽいから辞めた方がいいのでしょうか?

ダブルスーツに対して、「ダサい」「おじさんっぽい」というイメージが付きまとう大きな理由は、バブル期に流行した極端な肩パットにストレートなシルエットの印象が強いからです。

クラシカルで極端なシルエット=ダブルスーツという印象を持っている人も多いですが、現代のダブルスーツはむしろスタイリッシュと華やかさが同居したデザインが主流となっています。

スーツのトレンドとしてもクラシックなデザインが再注目されているので、むしろ積極的にダブルスーツを着用した方がオシャレに敏感だといっても過言ではありません。

ダブルスーツは決しておじさんっぽい服では無いので、気にせず着用を検討してみてはいかがでしょうか。

ダブルスーツを着こなして華やかな結婚式を盛り上げよう!

シングルスーツに比べ着用する機会が圧倒的に少ないダブルスーツですが、フォーマルな場との相性は抜群です。

若い世代が着こなすのは難しい一面はありますが、大人っぽいドレッシーな装いとしてダブルスーツは華やかな結婚式で大活躍してくれます。

おさらい
  • 結婚式にダブルスーツで出席することはマナー違反ではない
  • 新郎新婦との関係性や年齢次第では着用しない方が良いケースもある
  • 小物やデザインの選び方でコーデの印象やバランスを調整しよう

今回紹介した結婚式に適したダブルスーツの着こなしや選び方を参考に、華やかな装いで会場を盛り上げてみてはいかがでしょうか。

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