- レディーススーツをかっこよく着こなすポイント
- かっこいいレディーススーツスタイルが人気の理由
- シーンや年代に合ったかっこいいレディーススーツとは?
就職活動のリクルートスーツ、仕事着としてのビジネススーツ、さらには結婚式や入学式などフォーマルな場で着用するフォーマルスーツまで、レディーススーツを着用する機会はさまざまです。
この記事では、かっこいいレディーススーツの着こなしが人気となっている背景から、シーンや年代に合ったコーデのポイントやテクニックを詳しく解説します。
普段からレディーススーツを着る機会が多い方や、スーツの着こなしが苦手な方はコーデの参考に役立ててみてください。
かっこいいレディーススーツが人気となった背景とは
レディーススーツは働く女性の定番スタイルとして定着していますが、近年では「かっこよく着こなす」ことを重視する女性が急増しています。
単なるビジネスウェアにとどまらず、自己表現やファッションとして「かっこいい」レディーススーツが注目されている理由からまずは解説していきます。
自立した女性像を象徴するスタイルとして支持されている
レディーススーツは、社会で活躍する女性にとっての「戦闘服」でもあります。
シャープなライン、整ったフォルム、シンプルで無駄のない構造は、「芯のある女性」や「仕事ができる女性」というイメージを自然に演出してくれます。
特に近年では女性の管理職や経営者が急増し、責任や立場に合った「強さ」や「美しさ」を演出できるかっこいいレディーススーツが好まれるようになってきています。
かっこいいレディーススーツの着こなしは、自立した女性やそれに憧れる女性から、自己表現やイメージを象徴するスタイルとして支持されているのです。
ジェンダーレス&マニッシュなトレンドにマッチ
近年、レディースファッション業界では「ジェンダーレス」や「マニッシュ」というキーワードが注目を集めています。
世界的な風潮としてもジェンダーレスやボーダーレスなど、何事も区切らない・線引きをしないという考え方が主流になりつつあります。
いわゆる「女性らしさ」を強調したフェミニンよりも、オーバーサイズのようにメンズライクな着こなしがトレンドになっているのも時代の流れが影響していると言えるのかもしれません。
こうしたトレンドや風潮を考えると、かっこいいレディーススーツはまさに時代にマッチした注目アイテムだと言えるでしょう。
レディーススーツならではの汎用性と着回し力の高さ
堅苦しいメンズスーツとは違い、レディーススーツは着回しが効くファッションアイテムでもあります。
- フォーマルな印象を強めるならセットアップで
- かっこいい着こなしならパンツスーツ
- かわいい着こなしならスカート
- デニムやシャツと合わせればカジュアルにも対応
- 同じスーツでもインナーや小物で雰囲気が大きく変わる
上記はほんの一例ですが、かっこいい着こなしのためにレディーススーツを購入したとしても、小物やインナーなどコーデを工夫すれば可愛い印象やカジュアルな印象を演出することも可能です。
1着でも工夫次第で幅広いシーンに対応できるレディーススーツは、汎用性が高いアイテムとしても人気になっています。
レディーススーツをかっこよく着こなす3つのポイント
何も考えずただスーツを着るだけでは「かっこいいスーツスタイル」にはなりません。
レディーススーツのシルエット・カラー・素材といった基本的な要素はもちろんですが、自分の魅力や演出したい着用イメージを引き出すコーデが重要です。
続いては、レディーススーツのかっこいい着こなしに役立つ3つのポイントを解説します。
ポイント①自分に合うシルエットやスタイルをしっかり選ぶ
かっこいいレディーススーツを目指すなら、自分に合ったシルエットやスタイル選びは欠かせません。
体型や目指したい印象によって選ぶべきレディーススーツは変わるので、以下を参考に自分に最適なシルエットやスタイルを選んでみてください。
ジャケットは要所のサイズでしっかり選ぶ
かっこよくレディーススーツを着こなす上で、サイズ感は非常に重要です。
単に身長や簡易的なサイズ表示で選ぶのではなく、「ジャケット丈」「肩幅」「ウエストライン」など、要所となる部分が自分の身体にフィットするかどうかで選びましょう。
”デキる女性像”を目指すならパンツスーツがおすすめ
セットアップのレディーススーツを選ぶとき、下半身のアイテムをスカートにするかパンツにするか悩む人は多いかと思います。
どちらが良い・悪いは無いので好みで選んでも問題ありませんが、クールな印象やデキるキャリアウーマン風の着こなしを目指すならパンツスーツがおすすめです。
特に高身長な女性とパンツスーツとの相性は抜群で、パンツの直線的なラインが足の長さを際立たせ、スマートで高潔な印象を演出してくれます。
自分の体型に合わせたスーツ選びも重要
既製品のレディーススーツは、日本人の平均的な身長や体型をベースに作られているため、単純なサイズで選んでしまうと体型に合わず着用したときにチグハグな印象になってしまう恐れがあります。
特に女性の場合は、平均に比べてかなり身長が低い(高い)人や、ぽっちゃり体型の人だと、かっこいい・悪い以前にジャストサイズのレディーススーツを探すだけで一苦労というケースも珍しくありません。
例えばぽっちゃり体型が気になる人なら、ウエストの絞りがしっかりついたジャケットを選んでみる、小柄な体型が気になるならハイウエストやテーラードパンツのような縦のラインを強調できるスーツを選ぶのがおすすめです。
小柄な女性向けのレディーススーツ選びや着こなし術については、特集記事もあるので気になる方はぜひ合わせてチェックしてみてください。
ポイント②どんなカラーを選ぶかでスーツの印象は変わる
かっこいいレディーススーツコーデを目指すなら、カラー選びも重要な要素です。
スーツの印象は色の選び方ひとつでガラリと変わります。
例えばクールでフォーマルな印象を強めたいときはブラック系のカラーでまとめたスーツコーデがおすすめ。
フォーマル感が強く引き締まった印象を与えてくれる収縮色なので、体型カバー効果があるのも嬉しいカラーです。
知的で清潔感のある印象を演出したいときはネイビーカラーが最適で、ブラックよりも柔和で親しみやすさがあるため、相手の信頼を勝ち取りたい場面に向いています。
定番色以外の色柄を使ったカラースーツはおしゃれですが、ややカジュアルな印象が強く、かっこいいコーデに取り入れるときは注意が必要です。
ポイント③素材や仕立てにこだわるのもかっこいい要素
どんなにシルエットやカラー選びが完璧であっても、スーツに使われている素材や縫製がチープすぎるとかっこよさは半減してしまいます。
高価で高品質なレディーススーツでなければならない訳ではありませんが、社会的地位が高い人やある程度の年齢になってからは、素材や仕立てにも気を配りたいものです。
パッと見のかっこよさだけでなく、細部にまでしっかりこだわっているコーデは説得力が生まれます。
高級スーツ素材の代名詞とも言えるウール素材や、季節によってはリネンやコットンのような軽やかで肌触りの良い素材もおすすめです。
かっこいいレディーススーツを確実に手に入れる方法とは
レディーススーツをかっこよく着こなす3つのポイントをまとめると以下の通りになります。
- 自分のサイズや演出したいイメージに合ったシルエットやスタイル選び
- かっこいいスーツイメージに合うカラー選び
- 高級感を感じさせるスーツの素材選びや仕立ての良さ
上記のポイントを兼ね備えたスーツを既製品から探し出すのはかなり難しいため、自分にとっての重要度や優先順位を決めて探すようにしましょう。
スーツ選びで妥協したくない場合は、オーダースーツの検討をおすすめします。
オーダースーツなら、サイズ・カラー・素材の全てにおいて自分のイメージや要望を反映した完璧なレディーススーツを仕立てることが可能です。
特にスーツの高級感や仕立ての良さにこだわる方なら、当店GINZA SAKAEYAでのオーダースーツをぜひご検討ください。
世界最高峰とも呼ばれるゼニア生地を使い、完全国内縫製で日本人の体型にしっかりフィットする高級感溢れるレディーススーツをお仕立て致します。
シーン別!かっこいいレディーススーツコーデ
レディーススーツを着用するのはビジネスシーンだけではありません。
フォーマルな場なら服装マナーはしっかり守りつつ大人っぽく品のある着こなし、ラフなパーティーやプライベートならカジュアルダウンさせた着こなしなど、シーンに合わせて幅広いスタイリングを楽しめるのがレディーススーツです。
ここではシーンによって異なるかっこいいレディーススーツコーデのポイントを解説します。
ビジネスシーンにおけるかっこいいレディーススーツとは
ビジネスにおけるスーツスタイルで重要視されるのは「清潔感」と「信頼感」です。
服装マナーをしっかり守り、相手に不快感を与えないスーツの着こなしが基本となりますが、さらにかっこよさを表現するにはシルエットや色味でスマートさを加えるのがポイントになります。
ビジネスシーンにおけるレディーススーツコーデの王道と言えば、ネイビーのセットアップに白シャツを合わせたスタイルです。
縦のラインを強調するならヒールを合わせるのも効果的です。
体型が気になる方やクールな印象を強めたい方なら、ストライプスーツに黒のインナーを合わせたコーデという選択肢もあります。
堅すぎる印象を嫌うなら、足元にややカジュアル感のあるアイテム(パンプスやローファーなど)を合わせて抜け感をだすのも◎。
フォーマルシーンはかっこよさの中に気品や女性らしさを意識したコーデがおすすめ
ジェンダーレスでかっこいいスーツスタイルを目指すと、パンツスーツを選びがちですが、結婚式やパーティーなどのフォーマルシーンでは上品で華やかな女性らしさも兼ね備えたスカートスーツの方が場にふさわしいと言えます。
同じ黒系統のスーツでも、パンツスタイルからスカートスタイルに変えただけでセクシーで女性らしい雰囲気を演出することが可能です。
柔らかく大人っぽいかっこよさを演出するならベージュ系など淡いトーンのスカートスーツも良いでしょう。
高級感を出すなら光沢感のあるシルクやサテンのブラウスを合わせたり、さりげなく小ぶりのパールなどのアクセサリーで上品にコーデ全体をまとめるエレガントさもプラスされます。
かっこいいレディースーツ=パンツスーツと決めつけず、シーンによっては女性らしいスカートスーツも選択肢に入れてみてください。
抜け感×モードを意識したコーデでカジュアル&クールな装いを
カジュアルな装いにジャケットを合わせたり、レディーススーツをカジュアルダウンした着こなしをするときはアイテムの組み合わせ方が重要になってきます。
カジュアルスタイルにジャケットを組み合わせる定番コーデでは、オーバーサイズのジャケットでトレンド感を出しつつ、インナーやボトムはタイトに着こなしてバランスを取るとかっこいいスタイルになります。
クールビズやオフィスカジュアルなど、スーツスタイルをカジュアルダウンしたコーデでは、Tシャツやサンダルで抜け感やこなれ感を出すと大人っぽいかっこよさを演出することが出来ます。
年代によってもかっこいいレディーススーツコーデは変わる!
「かっこいいレディーススーツのコーデ」は、着る人の年齢によって重視すべきポイントが変化します。
各年代ごとにかっこいいスーツスタイルで意識すべきポイントを解説するので、自分の年齢に合ったコーデやアイテム選びをするときに役立ててみてください。
20代や30代など若い世代はトレンドを意識した現代風の着こなしがおすすめ
20代~30代前半の若い世代がかっこいいスーツスタイルを目指すときは、「トレンド感」と「自分らしい個性」をバランスよく取り入れたコーデがおすすめです。
若い世代の女性におすすめのかっこいいレディーススーツコーデのポイント
- 無理に高級スーツを選ぶ必要はない
- サイズはジャストフィットが基本だが若干のオーバーサイズもあり
- 定番カラーのネイビーやダーク系のスーツを選ぶのが無難
- 中間色のグレージュやアイボリーなどのカラーもおすすめ
- インナーや小物で遊んだり抜け感を狙うコーデも◎
ファッショナブルにスーツコーデを楽しんでもある程度許されるのが若い世代の特権ですが、ビジネスシーンでは服装マナーを守り節度あるコーデを意識しましょう。
また、キャリア形成で個人差が大きい世代でもあるので、自分の立場によってバランスを変える必要があるので注意が必要です。
特に30代女性のスーツコーデは、若さと大人っぽさのどちらを重視すべきか悩む人が多く、着こなしが難しいので詳しく解説している下記記事をぜひ参考に役立ててみてください。
30代後半から40代女性は品と華やかさを意識したい
30代後半から40代の女性は、かっこよさだけでなく「大人の女性としての落ち着き」や「信頼感があって洗練された装い」がコーデに求められます。
40代のかっこいいレディーススーツコーデのポイント
- 立体感のあるジャケットで体型を美しく見せる
- レディーススーツの仕立てや素材にこだわる
- スーツカラーで冒険はしない
- 高見えするアクセや小物をアクセントに
責任ある立場を任されることが多くなる40代前後が目指すべきスーツスタイルは、品格と清潔感を重視した着こなしです。
細やかな部分に気を配りつつも、女性らしさも兼ね備えた「強さ」と「美しさ」を両立するようなスーツコーデを意識しましょう。
40代のレディーススーツについては、選び方から体型カバーができる着こなし術まで詳しく解説している特集記事があるので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
50代以上の女性は余裕とエレガントさを演出しよう
50代以上の女性がかっこいいスーツスタイルを目指すときは、「シンプルなのに上品」なコーデがおすすめです。
50代以上のかっこいいレディーススーツコーデのポイント
- 体型カバーを意識したゆとりのあるシルエット
- カラーはダーク系やベージュ系などの定番色で
- ワイドパンツで快適な着心地とコーデ全体のスッキリ感を出すのも◎
- 高品質なスーツやアクセサリーで上質な大人の装いを意識する
体型や肌質にも変化が見られる50代以上の女性は、控えめなのに存在感があるコーデを意識するとかっこいい仕上がりになります。
レディーススーツのかっこいい着こなしに関する疑問・質問まとめ
最後に「卒業式にパンツスーツはダメですか?」のような、レディーススーツの着こなしでよくある疑問や悩みを解説と共に紹介します。
- 卒業式や入学式でパンツスーツを着用するのはダメでしょうか?
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記事内では、結婚式やパーティーなどフォーマルな場ではパンツスーツよりもスカートスーツの方が女性らしさも演出できるのでおすすめだとお伝えしました。
入学式や卒業式などに代表される式典もフォーマルな場に含まれますが、パンツスーツの着用がダメな訳ではありませんので安心してください。
同じフォーマルシーンでも、結婚式やパーティーのように「華やかな場」では、参加者も華やかな装いで盛り上げた方が良いとされています。
逆に入学式や卒業式の場合、主役は自分ではなく子供となるため控えめな装いとしてパンツスーツをセレクトしても全く問題はありません。
- 結婚式にパンツスーツで出席するのは避けた方が良い?
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結婚式では、ゲストも華やかな装いが良いと前述しましたが、パンツスーツで出席するのはマナー違反になるのか不安に思う人は多いようです。
結論から言えばマナー違反ではないので問題ありませんが、自分がどのような立場で招待されているのか?によっては失礼になる恐れがあるので注意しましょう。
新郎新婦と近しい間柄(親族や友人など)なら、フォーマル度が少し落ちてしまうパンツスーツではなく、華やかなドレスやスカートスーツで場を盛り上げた方が喜ばれます。
結婚式のレディーススーツコーデについては、詳しく解説している特集記事があるのでぜひ合わせて読んでみてください。
自分らしくかっこいいレディーススーツを楽しもう!
レディーススーツは単なる仕事着や礼服ではなく、自分らしさやかっこよさを表現するためのファッションアイテムです。
- スーツをかっこよく着こなすスタイルは時代やトレンドにマッチ
- サイズ感・カラー・素材や仕立てを意識するのがポイント
- シーンや年代でレディーススーツのかっこいい着こなしは異なる
- 自分のキャリアや見た目に合ったスーツを選ぼう
今回お伝えした、かっこいいレディーススーツコーデを楽しむポイントや着こなし術を参考に、ぜひ自分らしいスーツファッションを楽しんでください。