- 30代がレディーススーツを選ぶときのポイントや注意点を教えて!
- 30代女性ならではの着こなしやコーデのコツを知りたい!
- TPOで変わるレディーススーツのマナーを知っておきたい!
20代の頃とは違い仕事もプライベートもある程度の経験を経て、落ち着きや信頼感を求められるのが30代です。
そんな30代女性にとってスーツは単なる”制服”としての役割だけでなく、自分自身の見せ方や印象を表現するための重要なツールでもあります。
「若々しさは失いたくないけど子供っぽくは見られたくない」
「信頼感のある服装が求められているけど地味すぎるのは嫌」
若さを前面に押し出す訳にもいかず、かといって老けてみられるのも嫌・・・30代女性のスーツ選びは絶妙なバランスを意識しつつ自分に合ったものを選ぶ必要があります。
この記事では30代女性がレディーススーツを選ぶときのポイントや注意点、さらにはシーン別のコーデ例や購入方法まで詳しく解説します。
30代がレディーススーツを選ぶときのポイント
冒頭でも触れた通り、30代女性のスーツ選びは他の年代とはやや異なり、何かに特化して選ぶのではなく複数の要素をバランスよく考慮して選ぶという難しさがあります。
判りやすく言うと、若い頃のように単純に安さだけで選んだり、逆に品質だけを重視して高級ブランドで作れば良い・・とならないのが30代のスーツ選びの難しさなのです。
ポイント①予算を決めた上で選ぶ
経済状況や職種・キャリアには個人差があるため、まずはシンプルに自分がスーツを購入する上での予算を決めておくことが重要です。
いくら30代女性にはこんなスーツがおすすめです!と言われても、無い袖は振れませんし無理をする必要もありません。
ただし、若い頃の金銭感覚や価値観のままでなんとなく「安い方がいいから」とスーツ代をケチるのは辞めた方が良いかもしれません。
例えば部下を預けられるような責任ある立場なのに、若い頃と同じような価値観でスーツを選んでしまうと周囲や上司に眉をひそめられてしまう恐れもあります。
逆に平社員やパートという立場なのに、高級すぎるスーツを着用した場合も同様です。
スーツを購入する予算は、自分の立場や年齢とお財布事情の両方を考慮して決めるようにしましょう。
ポイント②購入前にスーツのイメージを固めておく
若い頃は「仕事で必要だから」など、必要に迫られてスーツを購入する人がほとんどだと思います。
しかし30代ともなれば、「どんなスーツを購入したいのか」や「どんな印象のスーツが必要なのか」など、自分の目的意識を明確にしておくのも重要なポイントです。
- 童顔だから落ち着いた大人の印象を与えるようなスーツが欲しい
- キャリアアップに伴いスーツを新調したい
- 子供の入園式や入学式に合わせてスーツを購入したい
- etc
どんな目的でスーツを購入するのか?を明確にしておけば、前述の予算も決め易くなります。
また、漠然とスーツを購入する場合に比べて問題点や妥協点がハッキリするため、スーツを購入してから後悔したり不満を感じる可能性も大幅に減ります。
レディーススーツはコスパと品質どちらを重視すべきか?
30代女性とひと口で言っても、キャリアやライフステージなどは人それぞれです。
自分の立場や状況を客観的に見れない人もいると思いますので、レディーススーツをコスパと品質で選んだときのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
コスパでレディーススーツを選ぶメリット・デメリット
レディーススーツをコスパで選ぶ場合のメリットとデメリットをみていきましょう。
価格の安さやコスパを重視した30代女性向けのレディーススーツは以下のようなものがあります。
- スーツ量販店などで購入できる既製品のレディーススーツ(3万円前後)
- 低価格を売りにしたオーダーメイドスーツ(3~5万円)
- ネットで購入できる既製品やオーダースーツ(1~5万円)
30代になると、フレッシュマンスーツ(新入社員や若い人向けのスーツ)という訳にはいかないこともあり、1万円前後の激安スーツは避けて3~5万円くらいのスーツを選ぶのが一般的です。
購入方法や衣料品売り場やスーツ量販店、または専門店やネットなどがあります。
時間が無い人や店舗が近くに無い人にとっては便利なネット購入ですが、スーツを着こなす上でサイズ感は非常に重要なので、サイズ表の見方や計測に自信が無い方は避けた方が無難です。
コスパを重視したレディーススーツのメリット
価格が安い30代向けレディーススーツを選ぶメリットは以下の通りです。
- 出費を抑えることができる
- 1着あたりのコストを抑えることで複数の購入が可能に
- 高級スーツに比べれば雑に着回せる
- 当たり障りのないスーツを着用できる
やはり一番のメリットは出費を抑えられる点ですが、1着あたりのコストを抑えて何着かスーツを購入できるというメリットもあります。
予算ギリギリで高級なスーツを1着仕立てたとしても、毎日のようにヘビロテをすればスーツへの負担も大きくあまり長持ちしません。
持っているスーツが少ない人やルート営業などスーツでアクティブに動くことが多い職種の人なら、あえてコスパを重視して何着かスーツを購入した方が良いと言えるでしょう。
また、詳しくは後述しますが高品質なスーツは手入れや保管方法にも気を遣いますが、低価格でも形状記憶や洗えるスーツなど機能性が備わっていれば雑に着回せる点もメリットです。
面倒くさがりな人や1~2年など短いスパンでスーツの買い替えを考えている人なら、コスパでレディーススーツを選ぶのがおすすめです。
30代女性がコスパでレディーススーツを選ぶデメリットとは
同じ30代でも、コスパを重視してレディーススーツを選ばない方が良い人もいます。
- ある程度責任ある立場を任されている人
- アパレル関連の仕事に就いている人
- 着心地や体型が気になる人
- 体臭が気になる人
まず、会社でのポジションがある程度高い人やアパレルや服飾に関わりのある職種に就いている人は、30代という年齢も考慮すると安価なスーツは避けた方が無難です。
上司が部下よりも低品質なスーツに身を包んでいるのは見栄えが悪く、部下にも余計な気を遣わせてしまう恐れがあります。
着心地や体型を気にする人もコスパでスーツを選ぶと失敗しやすいので注意が必要です。
既製品や低価格オーダースーツは、高品質なスーツに比べてフィット感で大きく劣るため、着心地や体型に合ったスーツを追求するならコスパでなく品質で選んだ方が良いと言えます。
また、汗をかく季節に体臭が気になるという方にとってもコスパ重視のスーツがデメリットになる場合があります。
スーツの価格に大きな影響を与えるのが使用されている生地ですが、安価なスーツに良く使われている化学繊維は吸湿性や防臭性が低く、ニオイがこもりやすいという特性を持っています。
最近では抗菌・防臭などの機能が付いたスーツも多くなってきましたが、高品質な天然素材を使用したスーツの方が優秀です。
品質でレディーススーツを選ぶメリット・デメリット
続いてはレディーススーツを品質で選ぶ場合のメリットとデメリットを解説していきましょう。
一般的に高級スーツと呼ばれる商品には以下のような種類があります。
- 高級ブランドの既製品(10万円~)
- 高級ブランドでオーダーメイド(20万円~)
- スーツ専門店でオーダーメイド(5万円~30万円)
最もイメージしやすいのが有名な高級ブランドのスーツだと思いますが、細かいサイズ調整ができない既製品でも高額で、オーダーメイドで仕立てるとブランドにもよりますが100万円を超えることもあります。
経済的にかなり余裕がある30代の女性ならハイブランドのスーツもありだと思いますが、現実的には国内テーラーなどの専門店でオーダースーツを仕立てる方法がおすすめです。
品質でレディーススーツを選ぶメリットとは
30代の女性が品質を重視してレディーススーツを選ぶメリットには以下のようなものがあります。
- キャリアや立場に見合ったスーツを仕立てることができる
- 最適なサイズ感と自分の好みや要望を満たすスーツが手に入る
- 高品質な素材でしっかり縫製されているため長持ちしやすい
- 自己肯定感が高まり自信が持てるようになる
品質でレディーススーツを選ぶ最大のメリットは、スーツを着用したときの見栄えに直結するサイズ感が適正になり、自分好みの色柄やシルエットを選べるという点です。
役職や年齢に見合ったスーツに袖を通すことで、自己肯定感が高まり自信に満ち溢れた印象を周囲に与えるという副次的なメリットも見逃せません。
また、高品質な天然素材のスーツ生地を確かな縫製技術でしっかりと仕立てたスーツは安価な既製品よりも耐久性に優れているため、メンテナンスを怠らなければ長持ちするという利点もあります。
高品質なレディーススーツにもデメリットはある
高級ブランドスーツやオーダーメイドのスーツにもデメリットは存在します。
主なデメリットは以下の通りです。
- 価格が高くなってしまう
- メンテナンスや保管方法などが面倒
- 仕上がりまで時間がかかる(オーダースーツの場合)
- 高額なのにサイズが合わない可能性がある(ハイブランドの既製品の場合)
品質でレディーススーツを選ぶと、経済的な負担が大きくなってしまうのはデメリットだと言えます。
また、高級なスーツ生地は天然素材が原料になっているため、メンテナンスや正しい保管方法などの手間がかかる点も負担に感じるかもしれません。
オーダーメイドスーツならサイズ感はバッチリですが、注文から仕上がりまでにおよそ2ヶ月~3ヶ月と時間がかかってしまうというデメリットがあります。
高級ブランドの既製品やアウトレット品を購入すれば、即日または1週間ほどでスーツを手に入れることは可能ですが、その場合はサイズ感で不満を感じてしまう可能性があります。
スーツを着用したときの見栄えは、サイズ感があっているかどうかに大きく左右されます。
特に海外ブランドの既製品は欧米人の体型をベースに作られているため、高額なのに身体にフィットしなかった・・・という憂き目に遭うリスクがあるのです。
30代女性に人気のレディーススーツブランドとは
30代のレディーススーツ選びは、自分の立場や予算を考慮して選ぶのがポイントだとお伝えしましたが、続いては具体的に人気のあるブランドや仕立て方を紹介します。
安心・安定のスーツ量販店(AOKIや洋服の青山)
リクルートスーツやフレッシュマンスーツの購入でお世話になったという方も多いかと思いますが、AOKIや洋服の青山などのスーツ量販店は30代にも人気です。
取り扱っているレディーススーツの価格帯も、1万円台~3万円台とリーズナブルな上に自分で洗濯できるウォッシャブルタイプのスーツも購入可能です。
また、既製品では満足できない方向けにオーダースーツの注文を受け付けています。
量販店ということもあり、手間を省き価格を抑えたパターンオーダーのみの取扱いとなっていますが、初めてオーダースーツを仕立てる人でも利用しやすい手軽さが人気となっています。
豊富なサイズとオシャレなデザインが人気のuntitled(アンタイトル)
百貨店やデパートなどを中心に展開しているuntitledは、さまざまな体型を想定したサイズの豊富さとビジネス・カジュアルのどちらにも対応できるオシャレなデザインで30代女性から支持を集めているブランドです。
価格帯は2万円~5万円台で、ファッショナブルなデザインからシンプルなデザインまで幅広いラインナップとなっています。
特に小柄な人やぽっちゃり体型の人で、サイズを探すのに毎回苦労している・・・という方にはおすすめです。
小柄な人向けのレディーススーツ選びのポイントについては、特集記事がありますのでぜひチェックしてみてください。
小柄な女性がレディーススーツを選ぶポイントを解説
洗濯機で洗えるウォッシャブルタイプの商品もあるので、ちょっとオシャレなレディーススーツの購入を検討している人におすすめなブランドです。
スタイリッシュでシンプルなデザインが人気のTheory(セオリー)
NY発のファッションブランドTheoryは、革新的且つトレンドを取り入れたスタイルが魅力で、シンプルながら上質な手触りのスーツも人気となっています。
価格は3万~5万円台となっていて、スタイリッシュな印象のデザインが特徴的で高身長や細身の方には特におすすめしたいハイブランドの1つです。
着心地にこだわるなら専門店のオーダースーツがおすすめ!
ブランドや店舗でスーツを選ぶのも良いですが、着心地や品質にこだわるならスーツ専門店でオーダースーツを仕立ててもらう方法がコスパ・仕上がり共におすすめです。
専門店でオーダースーツのお仕立てをおすすめする理由
- 日本人の体型に合わせてお仕立てするためフィット感が違う
- 生地はもちろんボタンや裏地など細かい部分までこだわれる
- ハイブランドのオーダースーツに比べてリーズナブル
- スーツ選びのアドバイスを受けられる
着心地や品質にこだわって、自分好みの1着を仕立てるならスーツ専門店のオーダースーツがベストです。
簡易的なパターンオーダーではない本格的なオーダースーツなら、スーツ生地の種類・色柄・シルエット・ボタンや裏地など細部にまで自分の好みや意見を反映させられる上に、最高の着心地のスーツを仕上げることが可能です。
当店GINZA SAKAEYAは、世界屈指のスーツ生地ブランド”ゼニア”公認取扱店舗・完全国内縫製という信頼と実績はもちろん、経験豊富なスタッフがお客様の好みや意見をしっかりとお聞きして最高品質のスーツをお仕立ていたします!
高品質なレディーススーツのお仕立てをご検討の方は、ぜひGINZA SAKAEYAにお任せください。
30代女性に多いレディーススーツ関連の疑問や質問まとめ
最後に、30代でレディーススーツをお仕立てするお客様から寄せられることが多い疑問や質問を回答と共にまとめて紹介します。
- 30代の女性がスーツを新調するときの予算はいくらぐらいが妥当ですか?
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30代女性のお客様に多いのが、漠然と若い頃のようなスーツ選びはダメなのかな?と思いつつも、いくらぐらいの予算が妥当なのか判らないというケースです。
収入や会社での立場には個人差があるため一概に言えるものではありませんが
- 普段使い用のビジネススーツなら3万~7万円が妥当
- 高級スーツなら7万~15万くらい
- フォーマル用なら5万円~
一般的なレディーススーツの予算は上記のようになっています。
金額の振れ幅は、自分の立場に照らし合わせて考えると判りやすいかもしれません。
例えば役職が無い一般社員やパート社員なら、普段使い用のスーツは3万円前後、ちょっと良いスーツなら5万~7万円くらいの予算で考えてみましょう。
逆に責任ある立場なら、普段使い用のスーツでも品質にはある程度こだわったものを検討した方が良いと言えます。
上記はあくまでも目安なので、自分の立場や年齢に見合った価格のスーツを選ぶようにしましょう。
- 30代でオーダースーツはちょっと早いような気がします。実際作った人は満足してるのでしょうか?
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初めてオーダースーツを検討する30代の女性の中には、「まだ早いのではないだろうか」と不安を感じてしまう人も少なくありません。
記事内でもお伝えしている通り、役職に就いたり収入が上がったりしていない状態なら、無理にオーダースーツを仕立てる必要は無いと思います。
逆に、役職に就いていて収入も若い頃に比べるとアップしているなら、中途半端に高くてフィット感はイマイチなスーツを買うくらいなら、思い切ってオーダースーツの検討をおすすめしています。
実際に30代でオーダースーツを購入した人の体験談について、まとめて紹介している記事もありますので、気になる方はぜひ目を通してみてください。
30代女性のオーダースーツ体験談を紹介!
30代のレディーススーツ選びは自身のキャリアや予算と相談して決めよう!
30代女性のスーツ選びは、単なる服装選びではなく”自分らしさ”や”信頼感”などを表現するための手段でもあります。
年齢や立場に見合ったスーツを選ぶことで、周囲からの印象もグッとアップしますので客観的な視点を意識しつつ最適なレディーススーツを選びましょう。
- 30代は安すぎるスーツも高すぎるスーツも慎重に選ぶ必要がある
- コスパ重視のレディーススーツが悪いわけではない!
- キャリアアップしたらオーダースーツも検討したい
30代のレディーススーツ選びのポイントは、自分に合うスーツスタイルや予算をしっかり見極めることにあります。
ぜひ、この記事を参考にあなたらしいスーツスタイルをみつけてみてください。