冬のビジネスカジュアルでお悩みの男性必見!定番からおすすめコーデまで徹底解説!

  • ビジネスカジュアルの冬コーデは何を着ればいいのか判らない!
  • 冬のビジネスカジュアルにおけるポイントを教えて欲しい!
  • 冬のビジネスカジュアルで注意すべき服装マナーやコーデを教えて!
  • 冬のビジネスカジュアルとウォームビズって何か違うの?

ビジネスカジュアルとは、ビジネスシーンで着用していても相手に失礼が無い程度にカジュアルダウンした服装を意味します。

一般的にはノーネクタイやノージャケットのように、スーツスタイルを少しラフに着こなすコーデになりがちなビジネスカジュアルですが、寒い冬はどんな服装が良いのか悩む人が多いようです。

そこで今回は、ビジネスマンの方へ向けて「冬のビジネスカジュアル」におけるコーデのポイントや注意点を詳しく解説します。

ビジネスカジュアルの基本的な服装マナーやルールについては、過去記事でも詳しく解説していますので、気になる方は当記事を読む前に目を通しておくことをおすすめします。

目次

冬のビジネスカジュアルとウォームビズの違いとは

冬などの寒い季節におけるビジネスシーンの服装は以下の4種類のパターンに分類されます。

  • 会社が特定のドレスコードを規定していないケース(スーツ着用)
  • 会社が”ビジネスカジュアル”を推奨しているケース
  • 会社が”ウォームビズ”を推奨しているケース
  • 会社が”オフィスカジュアル”を推奨しているケース

スーツを着用する職場で、服装に関する社内規定やドレスコードが明確化されていない企業は意外に多いものです。

会社がウォームビズやビジネス(オフィス)カジュアルの実施を明確にしていない場合は、スーツスタイルを基本としながら常識的な範囲で防寒対策を行うのが一般的です。

暖かいインナーを着こんだり携帯カイロを活用するなど方法は色々ありますが、スーツスタイルを崩さずに各自が防寒対策をすることになります。

では、”ウォームビズ”が推奨されている企業の場合はどのような違いがあるのかを詳しく見ていきましょう。

ウォームビズが推奨されているときの服装とは?

ウォームビズとは、夏場に過ごしやすい服装で働くことを推奨する”クールビズ”と同じように、寒い季節を快適に過ごせるように各個人が防寒対策を意識した服装で働くことを意味します。

元々は2005年の秋に環境省が提唱したキャンペーンから始まった制度で、【地球温暖化対策の一環】として各個人が意識的に防寒対策した服装をすることでエネルギーの無駄遣いを抑えCO2の排出を減らすことが主な目的です。

地球温暖化のイメージ画像
ウォームビズは環境対策の一環として始まった制度

つまり、ウォームビズとはあくまでも【防寒対策】を各自が積極的に行うことを推奨しているだけで、職場での服装を決定付けるドレスコードでは無いという点には注意が必要です。

同じウォームビズであっても、かなりラフな服装が許されるオフィスカジュアルが推奨された職場と、単にウォームビズが推奨されているだけのスーツを基本とした職場では服装に大きな違いが生じます。

あくまでもウォームビズとは各個人の防寒対策を推奨しているだけで、服装は企業が定める規定で決まるのです。

ウォームビズが推奨される場合も以下の3パターンが考えられる

  • 特に服装規定が定められていない職場でのウォームビズ(スーツが基本)
  • ビジネスカジュアルが推奨された職場でのウォームビズスタイル
  • オフィスカジュアルが推奨された職場でのウォームビズスタイル

職場が定める服装の規定によってウォームビズの服装選びは大きく変わります。

ウォームビズが推奨される職場での服装については、基本的な服装の考え方からカジュアル度の高いオフィスカジュアルの場合のコーデまでを解説している別記事がありますので、より詳しく知りたい方は合わせて読んでみてください。

この記事では、上記パターンの中でも”冬のビジネスカジュアル”に焦点を当てて解説をしていきます。

冬のビジネスカジュアルはどんな服装になるのか

ビジネスカジュアルとは、主に”社外”の人と接するビジネスシーンを想定したときに、失礼とならない程度にカジュアルダウンした服装が認められたドレスコード全般を意味します。

あくまでもビジネスシーンを想定した服装となる上に、冬の寒い時期はコートやマフラーなどの防寒具を着用するシーンが多くなるため、冬のビジネスカジュアルは一般的なビジネスマンの服装と大きく異なることはありません。

マフラーを巻いたビジネスマンの画像
寒い冬のビジネスマンは屋外では似たような服装になりがち

特に、防寒具(マフラーや手袋、コートなど)を着用する屋外用の服装は、ビジネスカジュアルと通常のスーツスタイルで同じようなコーデになりがちです。

もちろん、通常のスーツスタイルと冬のビジネスカジュアルが全く同じということではなく、アウターを脱いだ屋内用の服装におけるカジュアル度の違いは当然あります

続いては、冬のビジネスカジュアルにおける服装選びのポイントや注意点について解説します。

冬のビジネスカジュアル!服装選びのポイントと注意点

ビジネスカジュアルが推奨されている職場で冬の装いを選ぶときは以下のポイントや注意点を意識しましょう

  • インナーやジャケットの生地選びが適切かどうか
  • 小物や防寒アイテムを上手に活用したスマートなコーデ
  • 男性こそ注意したい”冬の汗”対策

それぞれのポイントや注意点について、詳しく解説します。

冬のメンズビジネスカジュアルのポイント①冬に適した素材・生地・色を選ぶ

冬のビジネスカジュアルにおける最初のポイントは、服の素材や生地を正しく選べているかどうかです。

「冬物衣料なのだから、素材や生地が冬に適しているのは当たり前だろう」

確かに、冬にビジネスマンが着用する機会が多い”コート”や”マフラー”なら適切な素材や生地が使われているのは当たり前のことです。

しかし、冬のビジネスカジュアルで意外に見落としがちなのが基本アイテムの「スーツ」で、特に充分な枚数のスーツを持っていない若い世代では、夏用のジャケットやスラックスを冬も着用してしまうケースがみられます。

オールシーズン対応のスーツなら・・・と思ってしまいがちですが、基本的に夏用やオールシーズン対応のスーツは通気性が高く清涼感のある仕立てになっていることが多くなっています。

生地の厚みはもちろん、スーツ表面の見た目なども”夏用”と”冬用”では大きく異なりますので、判る人が見ればすぐにバレてしまいます。

Yシャツにカーディガンを羽織る男性の画像
秋・冬の防寒対策としてカーディガンを羽織るコーデは定番

例えば冬のビジネスカジュアルでは定番の、Yシャツの上にカーディガンを着こむスタイルも、ジャケットやパンツが”夏用”ではチグハグな印象のコーデになってしまうのです。

生地や素材が冬の着用に適していても、色合いが寒々しいコーデも避けた方が無難です。

青や紺はビジネスコーデでも定番色ですが、寒色(青系統の色合い)は冬のコーデではメインにせず”差し色”程度に留めるのがおすすめ。

ベルトの画像
冬のビジネスカジュアルでおすすめな”暖色”は、ベルトや靴などの小物で取り入れるのも◎

暖色(赤系統の暖かみを感じる色合い)に分類される色には、ブラウンやカーキなどのアースカラー(自然に存在する色合い)も含まれますので、メインでなくともベルトや靴などで意識的に取り入れると暖かみのある印象のコーデとなります。

冬のメンズビジネスカジュアルのポイント②防寒対策と見た目のバランス

おしゃれなコーデを意識する余り防寒対策が不完全だったり、逆に寒さ対策で着膨れてしまうのは避けたいですよね。

冬のビジネスカジュアルにおける理想は「寒さ対策も万全で、すっきりとスマートな冬コーデ」です。

防寒と見た目の双方を両立させるためには、インナー選びや防寒グッズの上手な活用が重要になります。

また、自分が勤めている職場の環境によっても適切な服装選びが異なるので注意しましょう。

自分が働く職場環境に応じた服装選びが重要!

冬のビジネスカジュアルで服装を選ぶときは、大前提として自分が働く職場の環境を最初に考える必要があります。

例えば冒頭でも触れたウォームビズを推奨している企業なら、エアコン(暖房)の設定温度がやや低めに設定されていることが多く、屋内であっても寒さを感じる室温かもしれません。

エアコンの設定パネルの画像
冬のビジネスカジュアルは職場の”設定温度”を計算に入れて服を選びたい

上司が極端な寒がりだったりウォームビズを特に推奨していない企業なら、冬なのにオフィス内は”暑い”とさえ思えるような室温という人もいるでしょう。

同じ「冬のビジネスカジュアル」であっても、働く職場の環境が異なれば必要な防寒対策も変わります。

”薄くて暖かい肌着”は冬のビジネスカジュアルの必須アイテム!

スマートな見た目なのに防寒対策もバッチリなビジネスカジュアルを目指す上で、肌着などのインナーに何を選ぶのかはとても重要なポイントとなります。

ヒートテックの画像
冬の定番肌着として市民権を得た”保湿性インナー”

例えば”ももひき(男性用タイツ)”や”保湿性インナー”など、薄くて暖かい肌着類は冬になったら手放せない!という人も多いのではないでしょうか。

冬のビジネスカジュアルコーデでも、薄くて暖かいインナーは見た目と防寒性を両立するアイテムとして重宝します。

スーツのインナーとメンズ肌着について詳しく特集した過去記事もありますので、この機会に目を通して肌着やインナーの選び方を改めて見直してみるのも良いかもしれません。

寒い季節だから厚着をするのは決して悪いことではありませんが、”ビジネス”カジュアルなので厚着で着膨れてしまうのは避けたいところです。

職場の設定温度が低い場合や、寒がりでどうしても厚着をしないと辛いという人におすすめな方法として、貼るタイプのカイロを活用するのもおすすめ。

背中にカイロを貼る男性の画像
重ね着しなくてもカイロを上手に活用すれば寒さ対策は可能!

着膨れせずに効果的に身体全体を暖めることができる上に、暑いと感じたら剥がすだけという手軽さも◎です。

効果的に身体全体を温めてくれるおすすめのカイロを貼る場所

  • 背中(画像のように肩甲骨の間あたりがおすすめ)
  • 首周辺(太い動脈が流れていて効果的に全身を温めてくれる)
  • お腹(腹痛の予防にも効果あり)
  • 足首(ツボや動脈があるため)

ただし、熱がこもりやすい場所に長時間貼り続けると火傷の可能性があるのでカイロを使う場合は十分注意しましょう。

冬のビジネスカジュアルで男性が気を付けたい注意点まとめ!

冬のビジネスカジュアルにはいくつかの注意点が存在します。

特に男性の場合は、冬という季節で忘れてしまいがちな思わぬ”落とし穴”や周囲への迷惑に繋がるような注意点も。

Q&A方式で、冬のビジネスカジュアルで男性がやってしまいがちな失敗や注意点をまとめて紹介するので、自分の行動や服装と照らし合わせながらチェックしてみてください!

職場がウォームビズのために暖房を使わず寒いため、上下の肌着などで防寒対策をしています。最近、周囲の社員から避けられているような気がするのですが心当たりが無く悩んでいます。

冬のビジネスカジュアルで、インナーを工夫して防寒対策をするのは正しい服装選びだと言えます。しかし、男性の場合は冬の”汗”や”におい”の対策を忘れてしまいがちです。

暖房のきいた室内と寒い室外を行き来することが多い冬は、重ね着やインナーで防寒対策をしているせいで夏と同じくらい汗をかいてしまうこともありえます。

特に防寒対策でインナーを着こんだ場合は、思いがけず大量の汗をかいてしまっていることが多く、においのケアをしていないと周囲に不快な思いをさせてしまう恐れがあります。

対策として

  • インナーだけに頼らず着脱しやすい上着やカーディガンで寒さ対策を行う
  • 制汗スプレーなどを常備する
  • 冬でも”替えのインナー”を準備しておく

など、夏と同じように汗やにおいのケアを万全にしておくことをおすすめします。

冬以外で言われたことが無いのに、冬のビジネスカジュアルだけ「おじさんくさい」と家族に言われてしまいました。ブランドや色選びにはこだわっているつもりなのですが・・・

冬のビジネスカジュアルだけ「おじさんくさい」や「子どもっぽい」と言われてしまう人の場合、重ね着などを考慮してオーバーサイズ気味に服をセレクトしているケースが考えられます。

カジュアルファッションではオーバーサイズ気味な服のセレクトがトレンドになっていますが、ビジネスコーデでサイズ感が合っていないと「だらしない印象」や「服を着こなせていない印象」だけが浮き彫りになりがちです。

特にスーツスタイルをベースとしたコーデの場合、適切なサイズ感かどうかで着こなしが決まると言っても過言ではありません。

ブランドや色などにこだわっているのに冬だけコーデの評判が悪い場合は、他の季節に比べて自分のコーデがオーバーサイズ気味になっていないかどうかをチェックしてみましょう。

冬のビジネスカジュアルコーデでは暖色系の色が重要だと聞いて実践したところ、「老けて見える」や「地味な印象」など散々な評価でした。おすすめの色は本当に合っていますか!?

本文中でも少し触れていますが、暖かみのある色合い(ブラウンやカーキなど)を冬のビジネスカジュアルでメインにする必要はありません。

暖色系の色が冬のビジネスカジュアルコーデと相性が良いのは確かですが、全体的に暖色系でコーデしてしまうと老けた印象や地味な印象になってしまいます。

コーデにおける統一感は確かに重要ですが、要は冬なのに「寒々しい印象」のコーデにならなければ無理に暖色系の色をコーデに使う必要は無いのです。

極端な色使いのコーデにして老けた印象になるくらいなら、1アイテムだけと決めて暖色系の色合いをコーデに取り入れるのがおすすめです。(ベストやカーディガン、ベルトや靴など)

冬のメンズビジネスカジュアルのコーデ例とアイテム紹介

最後に、冬のビジネスカジュアルでおすすめのコーデ例とアイテムを紹介します。

タートルネックにジャケットのコーデ画像
冬用の暖かみのある素材のジャケットとニットを組み合わせた定番コーデ

冬のビジネスカジュアルは、個性やオリジナリティよりも機能性(防寒)とスマートな印象を重視したコーデがおすすめです。

冬用に仕立てられたと一目で判る生地や素材で仕立てられたジャケットを、ニットやカットソーと合わせた定番のコーデなら、年代に関係なく実践できる上にスマートな印象でビジネスシーンでもしっかり通用します。

ハイネックとスーツのコーデの全体像
責任ある立場のビジネスマンには”引き算”のコーデがおすすめ!

Yシャツ×カーディガンや、ニットやベストなどを重ね着するコーデなど、通常のスーツスタイルに冬用アイテムを”足し算”するのも良いですが、スマートな印象を目指すなら冬でもあえてシンプルにする”引き算”のコーデもおすすめ。

特に部署を任されている上司や会社経営者など、責任のある立場のビジネスマンは冬のビジネスカジュアルコーデこそシンプルにしたいものです。

防寒対策とスマートなコーデを両立させる上で重要なのが、【服の機能性】と【サイズ感】です。

言い方は悪いかもしれませんが、インナーとして着用するニット1つを比べても”安物”と”高級品”では機能性に明確な差が生じます

シンプルでスマートな冬のビジネスカジュアルを目指すなら、服の素材や生地にこだわった高級品に袖を通すことも検討してみてください。

例えば当店GINZA SAKAEYAなら、最高品質のゼニアスーツをフルオーダーで仕立てられるのはもちろんですが、仮縫い付のフルオーダーでニットやカットソーなどのアイテムを仕立てることも可能となっています。

仮縫いをしている画像
GINZA SAKAEYAならニットやカットソーさえフルオーダーでお仕立て可能!

最高品質の生地を使い、自分の体型にぴったりとフィットするサイズ感のニットやカットソーに一度袖を通せば、既製品には戻れなくなること請け合いです。

高級感があってスマートな冬のビジネスカジュアルに最適なアイテムを探している方は、ぜひ当店のフルオーダーニットを検討してみてはいかがでしょうか。

冬のビジネスカジュアルは機能性と見た目のバランスで選ぼう!

冬のビジネスカジュアルは軽装になりがちな夏に比べると、一般的なスーツスタイルに近しいコーデや服装に落ち着きやすくなります。

コーデで個性やオリジナリティを出すことよりも、機能性(防寒対策)とビジネスシーンで失礼が無い見た目の両面を強く意識した服装選びが重要です。

おさらい
  • 冬に適した素材や生地の服を選び、色合いも冬を意識したコーデにしよう
  • 着膨れコーデにならないためにも、肌着やカイロを上手に活用しよう
  • 冬でも汗やにおいの対策は忘れずに
  • 予算に余裕があるなら高品質な服でスマートなコーデを検討してみよう

冬の屋外での服装は、一般的なスーツスタイルとビジネスカジュアルで大きな違いは生じにくいものです。

屋内でコートやマフラーを外したときに、取引先やお客様から「お!この人はおしゃれだな」と思ってもらえるようなコーデをぜひ目指してみてください!

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