- 20代ならではのレディーススーツ選びに役立つポイントを知りたい!
- 就活・オフィス・セレモニーなど目的別のコーデ術を教えて
- 20代のレディーススーツにおすすめの購入方法や注意点も知りたい!
20代は就職活動から始まり、インターンや新社会人としてのビジネスシーン、さらには結婚式や子供が産まれると入学式や卒業式・・・とライフステージが目まぐるしく変化する時期でもあります。
当然、ライフスタイルが変われば同じ20代でも着用すべきレディーススーツは異なるのですが、TPOに合ったスーツコーデに悩む人も多いかと思います。
この記事では、20代女性に適したレディーススーツ選びのポイントを目的やシーンごとに紹介すると共に、コーデに役立つテクニックや購入時の注意点までを解説します。
20代のレディーススーツ選びにおける基本
スーツ選びで失敗しないためにも、まずはレディーススーツ選びで大事なポイントや基本的なスタイルの種類などを確認しておきましょう。
レディーススーツの基本構成を知っておこう
まずはレディーススーツ自体の基本構成から確認していきます。
レディーススーツはジャケット×パンツが基本となるメンズスーツとは異なり、基本構成として以下の3スタイルから選ぶことができます。
●レディーススーツ基本の3スタイル
スタイル | 特徴 | 主な着用シーン |
---|---|---|
パンツスーツ | 動きやすくクールな印象 | 就活・ビジネスシーン |
スカートスーツ | フェミニンで柔らかい印象 | ビジネス・セレモニー |
ワンピース×ジャケット | 女性らしくエレガントな印象 | セレモニーや式典 |
例外はありますが基本的には就活やビジネスシーンならパンツスーツを、華やかな装いでの出席が求められるシーンではスカートやワンピースを合わせたスーツスタイルを選ぶようにしましょう。
特に20代女性の場合は初めてのスーツ選びになることが多いので、購入前に着用目的を明確にしておくことが重要になります。
- 就活やインターン用なら黒やネイビーのリクルートスーツ
- 新社会人用のビジネススーツなら会社の雰囲気や職種に合ったカラーやデザイン
- 結婚式やパーティーなら華やかで上品に見える素材やデザイン
着用目的を明確にできれば、そのシーンに合わせたカラーやデザインも選びやすくなります。
年代に関係なくスーツ選びで重要な”サイズ感”と”カラー”
性別や年齢に関係なく、スーツ選びで最も重要なポイントはサイズ感になります。
どんなに高級なブランドスーツであっても、身体にしっかりフィットしていなければ台無しです。
裏を返せばプチプラや安価なリクルートスーツであっても、自分の体型や印象にしっかりマッチしていれば、華やかで信頼感のある着こなしが可能になります。
特に20代の頃は経済的にもレディーススーツにそこまでお金をかけられない人も多いと思いますので、スーツを選ぶときは自分の身体に合うサイズ感を強く意識しましょう。
そしてサイズ感と合わせて意識したいのがレディーススーツのカラー選びです。
就職活動や新社会人など服装マナーや印象を大事にしたいシーンでは、ブラックやネイビーなどの定番カラーが無難で、20代女性が選べるスーツの色は限られていると言えます。
しかしカジュアルなパーティーや結婚式のお呼ばれなど、華やかなスーツスタイルが求められるシーンにおけるスーツのカラーなら、20代女性が一番選択肢が多いと言えるかもしれません。
若々しさや可愛らしさを演出するパステルカラーのレディーススーツは、年代や立場によっては選びにくいものですが、若い世代なら気兼ねなくチャレンジしやすくコーデやアレンジの種類も豊富です。
スーツ選びの基本については以上です。
続いては、20代女性がレディーススーツを購入するときに役立つポイントや注意点を確認していきましょう。
レディーススーツを20代が購入するときのポイント
20代女性がレディーススーツを購入するときに悩みがちなポイントとして、「価格」「購入方法」「ネット購入」について詳しく解説します。
プチプラとブランド品はどっちがおすすめ?
おしゃれなレディーススーツを着たいけどそこまでお金をかけられない・・・という悩みを抱えている20代女性は多いのではないでしょうか?
基本的にファッションに対する関心や意識の高さは、年齢を重ねると共に薄れていく傾向がありますが、逆に収入は年齢に応じて高くなるのが一般的です。
こうしたジレンマを抱える20代女性にとって、レディーススーツを価格と品質のどちらを優先して買うべきかという悩みは大きな問題となります。
プチプラ系レディーススーツの特徴
レディーススーツはファストファッションを取り扱うお店でコストを抑えて購入することが可能です。
プチプラ系レディーススーツのメリット・デメリットは下記です。
メリット | デメリット |
---|---|
価格が安い(1万前後で購入可能) | 耐久性や縫製に不安がある |
トレンドが反映されやすい | 安っぽく見えてしまう |
機能性が付加されている(洗えるなど) | 選べるサイズが限定的 |
やはりプチプラ系スーツ最大のメリットはコストを抑えられる点にあります。
その年のトレンド要素を取り入れた新商品や洗えるスーツもあるため、経済面に不安があるけどおしゃれを楽しみたい20代女性にとってプチプラスーツの存在はかなり心強いと言えます。
■プチプラ系スーツはこんなときやこんな人におすすめ
- 就職活動やインターンなど限定的な期間に着用するスーツを購入するとき
- スーツを着る機会が少ない人(普段は作業服の職場など)
- なるべく色々な種類のスーツファッションを楽しみたい人
その反面、サイズ選びが難しかったり季節や着用の仕方によってはすぐに傷んでしまう恐れがあるため、安物買いの銭失いにならないように注意してください。
ブランドスーツの特徴
スーツ量販店やファストファッションではなく、せっかくスーツを購入するならブランド品が良いと考える人も多いのではないでしょうか。
ブランドスーツのメリット・デメリットは下記です。
メリット | デメリット |
---|---|
生地や縫製が高品質で耐久性に優れる | 価格が高め(2万~5万以上) |
シルエットが美しくスタイル良く着れる | 定番のカラーやデザインが多い |
サイズ感が良く細かい調整も可能 | 定期的なメンテナンスが必要 |
ブランド品のレディーススーツを選ぶメリットとして、身体に合ったサイズ感や品質の良さが挙げられます。
■ブランドスーツはこんなときやこんな人におすすめ
- 基本的にスーツを着用する仕事に就いている人
- フレッシュマンスーツやリクルートスーツに次ぐ2着目を考えている人
- 長持ちするレディーススーツが欲しい人
- 大事な商談や式典に出席するとき
日常的に着用するスーツを探している人や、ここぞという場面で着用する高品質なスーツを探している人ならブランドスーツがおすすめです。
当店GINZA SAKAEYAなら、世界トップクラスのスーツブランドとして有名な”ゼニア”の生地を使った最高品質のオーダースーツをお仕立てすることが可能です。
スーツを着こなす上で最も重要なサイズ感にこだわるなら、日本人の体型をよく知る国内テーラーでオーダースーツを仕立てるのが一番だと言えます。
GINZA SAKAEYAは最高品質の素材と老舗ならではの確かな技術で、お客様にラグジュアリーなオーダースーツ体験を提供いたします。
高品質なレディーススーツをお求めなら、ぜひ当店のご利用をご検討ください!
予算の範囲内で無理なく賢くレディーススーツを購入しよう
学生や新入社員など、20代前半の間は見栄を張って無理に高額なブランドスーツを購入する必要はありません。
会社にも慣れてきて後輩が出来たり役職に就き始める20代後半になったら、無理の無い範囲でブランドスーツの購入を検討してみましょう。
特に普段からスーツで過ごす人は、普段使い用はプチプラのレディーススーツ、ここぞの場面にはブランドスーツといった具合に、TPOに応じて使い分けが出来るように準備しておくのがおすすめです。
セットアップと単品購入どちらが便利?
レディーススーツを購入する方法には、上下セットになっているセットアップ以外にジャケットとボトムスをそれぞれ単品で購入し組み合わせる方法があります。
それぞれの利点は以下の通りです。
セットアップ購入のメリット | 単品購入のメリット |
---|---|
素材やカラーに統一感が出る | 幅広いシーンで着回せる |
そのまま着れる(コーデに悩まない) | コーデの選択肢が広がる |
費用を抑えられる | 上下のコントラストが楽しめる |
就活やビジネスシーンだけでなく、幅広いシーンでスーツファッションを楽しみたい人なら単品購入の方が良いかもしれません。
ファッションが苦手な人や、あくまでも仕事着としてレディーススーツの購入を考えている人ならセットアップがおすすめです。
どちらの方が便利なのかは個人差があるため、スーツの着用目的や用途に応じてメリットが大きいと感じる購入方法を選ぶようにしましょう。
レディーススーツのネット購入には要注意!
ネットを利用したショッピングは20代女性にとって身近な存在だと思いますが、レディーススーツをネットで購入するのはおすすめしません。
すでにお伝えしている通り、スーツ選びの基本は「サイズ感」です。
ネットを利用したレディーススーツの購入は便利な反面、以下のようなデメリットやリスクに見舞われる可能性があります。
- 自分に合うサイズを探すことが困難(試着ができない)
- 素材の質感が画像と異なる可能性がある
- スーツの色合いが画像と異なる可能性がある
- 細かい縫製や品質をチェックできない(ほつれなどのトラブル)
例えば、過去に同じショップでスーツを購入してサイズが合っていることが判っている場合や、多少の難があってもコストを抑えたい場合なら問題ありません。
しかし、レディースーツの購入で失敗したくない!という場合は、しっかり試着ができる店舗で自分に合ったサイズを選んで購入するようにしましょう。
シーン別!20代女性のレディーススーツコーデとポイント解説
続いては、20代女性向けのTPOに合わせたレディーススーツのコーデ選びについて解説します。
スーツコーデは、着用シーンによって服装マナーや注意すべきポイントが変わるので、思わぬ失敗をしないためにもしっかり確認しておきましょう。
就職活動やインターンのスーツコーデ
就職活動やインターンシップで着用するスーツは、リクルートスーツと呼ばれています。
リクルートスーツコーデのポイントは以下の通りです。
- シンプルなデザインのスーツを選ぶ
- ブラックやダークネイビーなどの色が基本
- インナーは白無地のシャツかブラウス
- 黒のプレーンパンプスでヒールは控えめに
- メイクやヘアスタイルも控えめが無難
リクルートスーツは就職活動の期間中(一般的には大学3年夏~大学4年夏まで)に着用するだけなので、高級なブランドスーツである必要はありません。
着用期間中はヘビロテするケースも少なくないため、プチプラスーツがおすすめで余裕があるなら替えにもう1着準備できると安心です。
基本的に大学で説明される服装マナーを守っていれば問題ないので、ファッショナブルなコーデよりも無難なコーデを目指すのがポイントです。
就活で着用するレディーススーツの着こなしや服装マナーに不安を感じている人は、下記の特集記事にて詳しく解説していますので合わせて目を通してみてください。
ビジネスシーンにおける20代女性のスーツコーデ
職場でレディーススーツを着用する場合、20代女性はどのようなことに注意してコーデを選ぶ必要があるのでしょうか。
新入社員の場合は、前述のリクルートスーツに寄せたフレッシュ且つ控えめなスーツコーデがおすすめです。
ある程度慣れてきたら、信頼感や清潔感は保ちつつ明るい色や女性らしい柔らかい印象を与えるコーデを目指してみましょう。
ビジネススーツの定番カラーであるネイビーやグレーだけでなく、ベージュやライトブルーのような明るめの色合いを取り入れたコーデもおすすめです。
インナーのブラウスで柔らかく女性らしい印象を演出したり、派手にならない程度にメイクやヘアメイクで明るい印象を意識するのも効果的です。
ただし、周囲の先輩や上司を差し置いて目立つのは避けた方が無難なので、「周りより1段控えめなコーデ」くらいがちょうどよいバランスかもしれません。
結婚式や入学式などセレモニー向けのスーツコーデ
結婚式や入学式など、華やかなシーンに着用するレディーススーツは前述のリクルートスーツやビジネススーツとはコーデの考え方が根本的に異なります。
仕事や面接では決められた服装マナーを守ることが重要ですが、セレモニー用のレディーススーツのコーデでは、”華やかさ”や”上品さ”という要素も考慮する必要があります。
以下は華やかなシーンに適した20代女性のスーツコーデのポイントをまとめたものです。
- パンツスーツよりスカートかワンピース×ジャケットがおすすめ
- 若さを活かした明るめのカラーをコーデに取り入れる
- 小物やアクセサリーは控えめにすると上品な印象アップ
- 高見えするアイテム(バッグやジュエリー)をさりげなくプラス
- シーンに合った派手すぎず地味すぎないバランスを意識しよう
ファッショナブルにレディーススーツコーデを楽しむなら華やかなシーンが最適です。
特に結婚式の二次会やカジュアルに参加できるパーティーなら、自分の好みや個性を色濃く反映したコーデで参加しても失礼にはなりません。
ただし結婚式にゲストとして呼ばれたときは、主役である新婦より目立つコーデはNGなので注意しましょう。
結婚式におけるレディーススーツのマナーや着こなしについては、詳しく解説している特集記事があるのでぜひチェックしてみてください。
レディーススーツの着こなしで20代女性に多い疑問や質問まとめ
最後に20代を中心とした若い世代の女性から寄せられることが多い、レディーススーツに関連する疑問や質問を回答と共に紹介します。
- 20代はレディーススーツの予算をいくらにするのが良いですか?
-
20代女性のお客様から寄せられるスーツに関する質問で多いのが、年齢に見合った予算や費用の相場が知りたいというものです。
実際にはスーツにかけられる費用は個人の経済状況で変わるため一概には言えませんが、リクルートスーツやフレッシュマンスーツなら1万円~3万円程度、ビジネススーツなら2万円~5万円程度が一般的な相場です。
先輩や上司が着ているスーツよりも明らかに高額なスーツを20代女性が着用するのは嫌味に感じられる恐れがあるので、記事内でもお伝えしていますが「周囲よりも1段階控えめ」を意識するようにしいましょう。
- 入社後もリクルートスーツを着るのはマナー違反でしょうか?
-
新卒で入社したての20代女性にとって、スーツを新調する費用は大きな負担となるため、可能ならリクルートスーツをそのまま着たい気持ちは判ります。
しかし、結論から言えば就活期間中にヘビロテしてくたびれたスーツを入社してからも着続けるのは避けた方が無難です。
マナー違反になる訳ではありませんが、入社式に向けてリクルートスーツとは別にフレッシュマンスーツを新調するのが一般的です。
もし状態が非常に良く、捨てるのが勿体ないなら入社後に2着目としてローテーションに組み込むのはありですが、それでも2年目以降はビジネススーツを新調することをおすすめします。
20代はライフステージに合わせたレディーススーツ選びがポイント!
20代は、「初めてのリクルートスーツ」や「初めてのビジネススーツ」、さらには「初めての高級スーツ」など、人生初のスーツを選ぶ機会に溢れています。
初めてだからこそ適当に選ぶのではなく、自分の体型やシーンに合ったレディーススーツを選ぶことが大切です。
- レディーススーツには基本となる3スタイルがある
- 価格と品質のバランスを考えて無理なく選ぶのが大切
- 20代のうちはブランドにそこまでこだわる必要はない
- TPOに合わせたスーツ選びをしよう
20代女性の場合、ファッショナブルにレディーススーツを楽しめる機会は限られているため、無難なコーデと自分らしいコーデのオン・オフを見極めて使い分ける必要があります。
ぜひ本記事を参考に、シーンごとのレディーススーツコーデを楽しんでみてください。