- スーツが「似合わない」と感じる原因を教えてほしい
- 体型や身長でスーツが似合わない人はどうすればいいの?
- スーツが似合わない人向けの選び方やコーデの方法が知りたい!
「自分はスーツが似合わない気がする」
「スーツを着た姿を鏡で見ると違和感を感じてしまう」
社会人になるとスーツを着る機会は自然と増えていきますが、似合わない・しっくりこないと感じている人は決して少なくありません。
そして、スーツが似合わないという悩みを抱えていながら、原因や対処法が分かっていなかったり、自分自身に原因があると勘違いしている人が多いのです。
この記事では、スーツのプロであるテーラー目線で「スーツが似合わない人」の特徴や、原因別の対処法を詳しく解説します。
自分にはスーツが似合わないからと諦めている人は必見の内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
スーツが似合わないと感じている人は多い
冒頭でも触れたように、「自分のスーツ姿に違和感を感じる人」や「スーツが似合わないと思い込んでいる人」など、スーツに苦手意識を持っている人は年齢・性別を問わず意外に多いようです。

実際にテーラーへ足を運ぶお客様の中にも、スーツが似合わないという悩みを抱えている方は多いですが、その理由は人によってさまざまです。
スーツが似合わないと感じる理由は人それぞれ
- なんとなく野暮ったい・ダサく見える
- 頼りなさそうに見える
- 老けて見える、逆に子供っぽく見える
- 体型が目立ってしまう
自分のスーツ姿を客観的に見たとき、どんな部分に違和感を感じるのかは人それぞれですが、体型やセンスが原因だと思い込んでしまうのは大きな問題です。
スーツのプロとして数多くのオーダースーツを手掛けてきた立場から断言しますが、顔立ちや体型が原因でスーツが似合わないということはありません。
スーツが似合わないと感じる場合、かならず何かしらの理由が存在します。
似合わないと感じる具体的な原因を見定め、自分にとって必要な改善点を理解して正しく対処することさえ出来れば、どんな人でも自信を持ってスーツに袖を通すことができるのです。
スーツが似合わないと感じる主な原因
スーツが似合わないと感じてしまう理由は人それぞれですが、その原因を探っていくと実はある程度のパターンに分類することができます。

自分はスーツが似合わないと思っている人は、どの原因が自分に当てはまるかを考えながら読み進めて、見直すべきポイントのセルフチェックに役立ててみてください。
スーツが似合わない原因で最も多いのがサイズ感
スーツが似合わないと感じる原因の中で、最も致命的で多いのがサイズ感のズレです。
今までスーツを着ていて、次のようなことを感じた経験は無いでしょうか?
- 腕を動かすと肩周りが引っ張られたり窮屈な感じがする
- スーツの袖がYシャツの袖より長い
- パンツの裾が靴にかかり汚れがついてしまった
- ベルトをきつく締めないとパンツのズレが気になる
- 全体的にだらしない印象に見える気がする
これらは全て顔立ちや体型が原因ではなく、スーツの寸法が身体に合っていないことから生じる違和感です。

スーツ量販店などで購入できる既製品のスーツは、日本人の標準体型を想定したサイズ設計となっています。
既製品だと、どうしても身長や着丈でザックリとしたサイズ感を選ぶことになるため、体型の個人差には対応できないのです。
身長の割に手足が長い人や、首は太いのに肩幅は狭い人など、皆さんが想像している以上に「既製服が想定する標準体型」と実際の体型には細かい差が生じます。
スーツはたった1~2cmのズレが、見た目や着心地に大きな影響を与える服です。
いつもスーツを着ると変な感じがする・・・という人は、自分の顔立ちや体型ではなく、まずはスーツのサイズ感を疑ってみましょう。
スーツのシルエットが体型や年代に合っていない
スーツのサイズ感はそこまでズレてないのに、なぜかしっくりこない気がする。
そんなときは、スーツのシルエットと自分の体型や年代が合っていないことが原因になっている可能性があります。

スーツのシルエットとは着用時の見た目を決定する全体の輪郭のことで、具体的にはジャケットやウエストの絞り・肩幅や着丈のバランスなどを意味します。
シルエットには流行りがあり、既製品スーツの場合は特に、その年のトレンドや定番のシルエットを採用したスーツがラインナップされがちです。
そのため、自分のサイズに合わせてスーツを選んでいるはずなのに、実は体型とシルエットのミスマッチが原因で似合わないと感じてしまうことがあるのです。
日本では1990年代半ば頃までは、ゆったりとしたシルエットのスーツがトレンドでしたが、2000年代以降は細身のスーツが好まれる傾向が続いています。
細身のスーツが似合わないと感じやすい体型とは
- 肩幅が広くがっちりした体形の人
- 胸板が厚い人
- 太ももや腰回りにボリュームがある人
- 全体的に恰幅がよい人
タイトなシルエットのスーツは、シャープでスマートな印象を与えてくれるため、標準体型の人や若い世代の人と相性が良いと言えます。
その一方で、落ち着いた年代や身体を鍛えている人との相性が悪く、窮屈そうに見えたり無理に若作りをしているような印象を与えてしまう恐れがあります。
マッチョな人がスーツを着こなすときは、美しいボディラインが引き立つようにシンプルなデザインや色で、適度なゆとりがあるスーツを選ぶのがポイントです。
スーツの色や柄のせいで似合っていない
スーツを購入するときは、決まって同じ色や柄を選んでいないでしょうか。
実は、自分のスーツ姿に自信を持てない人に聞くと、かなり高確率で「いつも同じようなスーツ」ばかりを選んでいる傾向があります。
理由を聞くと「無難だから」や「失敗が少なそうだから」という答えが返ってきますが、似合っていないと思いながら同じようなスーツを選んでいることに疑問を抱く人は驚くほど少ないように思えます。
特に男性の場合は、無地のブラックスーツを選ぶ人が多いのですが、無難なセレクトに見えてビジネススーツとしては黒系統は着こなし難易度は高めとなります。
ビジネス用ブラックスーツの着こなしが難しい理由
- 顔色が暗く見えてしまいがち
- 威圧的な印象を与えてしまう恐れがある
- 葬儀を連想させる恐れがある
- 場面次第では悪目立ちすることも
スーツをスタイリッシュに着こなしやすい黒を好む人は多いですが、ビジネスシーンで無難で失敗しないコーデを目指すなら、ネイビー系やグレー系の方がおすすめです。

スーツの柄については、確かに無地を選んでおけば無難であることは確かですが、ストライプ柄なら視覚的にスタイルを良く見せる効果や、威厳やオシャレ感を演出する効果が期待できます。
主張が強い柄のスーツは着こなしが難しく上級者向けですが、無地しか選ばないことが自分に似合うスーツ探しの妨げになっている可能性もあるのです。
TPOに適したスーツを着用していない
サイズもシルエットも自分に合っているはずなのに、なぜか浮いている気がする。
そんなときは、自分が選んだスーツとTPOが本当に合っているのかどうかをチェックしてみましょう。
スーツとTPOが合っていないケースの例
- ビジネスシーンで光沢がありすぎる生地のスーツを着る
- 商談や大事な会議の場でファッショナブルなスーツを着る
- 就職活動なのにオシャレで個性的なスーツを着るなど
自分に似合うスーツをしっかり選べていても、周囲との調和が取れていなければ「場違いな服装」として浮いてしまいます。
こうした失敗は、オシャレやセンスに自信がある人でも起こりうるので注意しましょう。
原因別!スーツが似合わないときの対処法
ここまでお伝えしたことから分かるように、スーツが似合わない原因の多くは顔立ちや体型にあるのではなく、自分に合うスーツを選べていないことにあります。
スーツが似合わない原因に対して正しい対処をすれば、必ず自分にとって最適なスーツの着こなしが見えてきます。
ここからは、前項で挙げた主な原因ごとの具体的な対処法を解説します。
サイズ選びの優先順位を見直してみよう
既製品のスーツを選ぶとき、皆さんは何を基準にサイズを決めているでしょうか?
基本的にスーツのサイズ表から自分の体型に最も合ったサイズを選ぶのが正しいのですが、S・M・Lのような単純な表記では無いため悩む人も多いはずです。
スーツのサイズ選びは以下の3つを優先してチェックしてみましょう。
- ジャケットの肩幅
- 袖丈の長さ
- パンツの丈
上記はスーツのサイズ感を決定付ける要素の中でも、見た目の印象に直結するポイントになります。
「肩で合わせると着丈がズレる」
「袖丈を合わせると胴回りがキツい」
どこを基準にしても着心地や見た目に違和感を感じてしまうなど、既製品のスーツに限界を感じる場合は、どんな体型にも対応できるオーダースーツという選択肢もあります。
自分に似合うシルエットを知っておく
スーツを購入するとき、サイズをしっかり合わせることは誰でも意識しますが、シルエットについては無頓着という方は多いように見受けられます。
サイズ感だけでなく、シルエットも考慮したスーツ選びを意識して、自分の年齢や体型に合ったものを選ぶことが出来れば、それだけで着用時の印象は改善されます。
- 体格が良い人 → 適度にゆとりがあるシルエット
- 落ち着いた年代 → 細すぎず上品なラインのシルエット
- 華奢な人 → 立体感があるシルエット
- 標準体型や若い世代 → ジャストサイズで細めのシルエット
上記はシルエットを選ぶときの目安ですが、既製品のスーツだと選択肢が限られるため、どうしても自分に合うスーツが見つからない!という人はシルエットを選べるオーダースーツを検討するのがおすすめです。
黒の無地なら無難・・・という思い込みは捨てる
前項でもお伝えした通り、ビジネス用のブラックスーツは無難なセレクトというよりも着こなしが難しい中級~上級者向けのスーツです。
ビジネススーツなら、やはり誰にでも馴染みやすいネイビー系やグレー系の色で、控えめなストライプや柄を取り入れた方がこなれ感もある素敵なコーデになりやすいと言えます。
着こなし方に原因がある場合の対処法
自分の体型や年齢に合ったスーツは選べているのに、着こなし方が原因で似合っていないというケースもあります。
特に多いのが小物やシャツの合わせ方で失敗しているケース。
- シャツのサイズ感が合っていない
- 腕時計やアクセサリーの主張が強い
- スーツとネクタイがミスマッチ
- 靴やベルトが悪目立ちして浮いている
スーツコーデの基本は「スーツが主役」なので、シャツや小物の主張は控えめで統一感のある着こなしを意識するのがポイントです。
オーダースーツなら「似合わない原因」から見直せる
ここまでお伝えした通り、スーツが似合わないと感じてしまう原因は1つではなく、複数の要素が絡み合っているケースがほとんどです。
スーツが似合わないという悩みや原因は人によって異なるため、あらかじめサイズやシルエットが決まっている既製品のスーツでは、「自分の理想に一番近そうなスーツ」を選ぶしかありません。
しかし、専門的な知識を持つスタッフに相談しながら、自分に合うスーツを仕立てるオーダースーツなら、「なぜスーツが似合わないのか」という根本的な問題から見直すことができます。
オーダースーツならサイズ調整の自由度が高い
既製品のスーツに袖を通したときに感じる、「なんとなく窮屈」「どこかだらしなく見える」などの違和感は、体型に合わせて調整できる範囲に限界があることから生まれるサイズ感のズレが原因です。

しかしオーダースーツなら、肩幅・袖丈・着丈・ウエスト・パンツの太さなど、既製品では妥協せざるを得なかった部分のサイズ調整が可能になります。
スーツの悩みをまとめて相談できる
スーツが似合わないという悩みを抱えている人や、スーツやファッションに詳しくないという人にこそ、オーダースーツはおすすめです。
- 体型や年齢、役職などを考慮した「似合うスーツ」を提案してもらえる
- 抽象的なイメージを伝えるだけで具現化や言語化をしてくれる
- 漠然とした悩みや不安を解消してくれる
- 着用シーンを伝えればTPOに適したスーツを教えてくれる
オーダースーツを取り扱うテーラーは、いわばスーツのプロなので「不安や疑問をしっかりと伝えれば」、お客様の意見を尊重した上で全てに答えてくれます。
この”しっかり伝える”がオーダースーツではとても重要で、返ってくる店員の返答や態度を見ることでテーラーの良し悪しを判断する材料にもなります。
疑問や不安をぶつけたときに、こちらが納得できる説明が迅速に返ってくるようなら、信頼できるテーラーだと言えるでしょう。
初めてのオーダースーツはGINZA SAKAEYAにお任せください
既製品スーツや格安オーダースーツを試したけど、どうしても違和感が消えない・着心地に満足できないという経験がある方は、ぜひ当店GINZA SAKAEYAにお任せください。
高級スーツ激戦区として知られる銀座で、長年オーダースーツを手掛けてきた老舗テーラーGINZA SAKAEYAなら、確かな知識と技術を持ったスタッフがお客様の体型や好みに合った最高の1着をお仕立ていたします。
尚、当店では男性用・女性用どちらのオーダースーツも対応可能となっています。
世界最高峰のゼニア生地を多数取り揃え、お客様の体型やニーズに合わせたオーダースーツをお仕立ていたしますので、自分に似合うスーツをお求めの方はお気軽にご相談ください。
スーツが似合わないと悩む人に多い疑問や質問
最後に、スーツが似合わないという悩みを抱えるお客様から寄せられることが多い質問を回答と共に紹介します。
- 体型に自信がないのですが、本当に似合うスーツはあるのでしょうか?
-
はい、間違いなくあります。
体型に自信が無い人はスーツに対する苦手意識が強い傾向にあるのですが、体型が原因でスーツが似合わないケースはほとんどありません。
オーダースーツなら、体型に合わせてサイズやシルエットを調整することで、気になる部分を隠したり、逆に個性として活かすようなスーツをお仕立てすることが可能となっています。
- 身長が低い(高い)人がスーツを選ぶときのポイントはありますか?
-
低身長・高身長を問わず、日本人の標準的な体型とは異なる身体的特徴を持つ場合は、全体のバランスを意識してスーツを選ぶことが肝要です。
例えば低身長で悩んでいる人なら、縦長に見えやすいストライプ柄を選んだり、女性ならヒールの高さでバランスを整える着こなしなどが効果的です。
既製品のスーツではバランス調整が難しいケースも多いため、可能であればオーダースーツを検討するのもおすすめです。
- オーダースーツの着心地が思ったほど良くなかったことがあるのですが・・・
-
オーダースーツには、仕立て方が異なる3つのオーダーシステムがあります。
ビスポークと他のオーダーシステム 一般的に、パターンオーダー <<<< イージーオーダー < フルオーダー の順で価格・品質共に高くなります。
手頃な価格帯が魅力のパターンオーダーは、細かい部分でのサイズ調整が難しいため、体型や求める着心地のクオリティによっては物足りなさを感じてしまう人がいるかもしれません。
着心地にこだわるなら、イージーオーダーかフルオーダーがおすすめです。
スーツが似合わない原因は「自分」ではなく選び方と着きこなしにある
スーツに苦手意識を持つ人の大半が、自分の体型やセンスに原因があると思い込んでしまいがちですが、顔立ちや体型のせいでスーツが似合わない人はほとんどいません。
ここまでお伝えしてきた通り、スーツが似合わない原因は「スーツの選び方」や「スーツの着こなし」にあるため、まずは原因を探すことから始めてみましょう。
- スーツが似合わない原因で最も多いのがサイズ感のズレ
- 体型や年代にスーツが合っていないことも違和感の原因
- 既製品のスーツには限界があるためオーダースーツという選択肢も
スーツを着たときの違和感や似合わないと感じる要素は、原因を正しく捉えて適切に対処すれば改善できるものばかりです。
スーツに自分を合わせるのではなく、自分に合うスーツを選ぶことさえできれば、オシャレなコーデを楽しめるはずです。
どうしても自信が持てないという方は、スーツのプロであるテーラーに相談したり、オーダースーツを検討してみるのもおすすめです




