スーツの大きいサイズを選ぶポイントとは?おしゃれな着こなし術もご紹介

  • スーツの大きいサイズを買う時の注意点は?
  • 大きいサイズをスマートでおしゃれに着るポイントがある?
  • スーツの大きいサイズはどこで買える?

スーツは大きいサイズの人にも、小さいサイズの人にも必ず合う着こなしがあります。

大きいサイズを着る「恰幅の良い体型」の方には、お腹だけが出ている人、全体にがっしりした体型の人、下半身が特に大きい人などのタイプがあり、サイズ表を参考にスーツを選ぶのは難しくなります。

一般的な量販店ではサイズ展開がない場合もあり、購入する店舗や相談できる販売員さんを探すだけでも大変なことがあります。

この記事では、既製品の大きいサイズのスーツをきちんと着るためのポイントをご紹介します。

店舗購入・ネット購入のどちらでも参考にできるので、ぜひ読んでみてください。

スーツのサイズ全般はこちら≫スーツのサイズを徹底解説の記事も参考にしてください。

目次

スーツの大きいサイズとは

スーツの『大きいサイズ』を購入するには

  • スーツ専門の量販店
  • オーダースーツ専門店
  • 大きいサイズ衣料の専門店・専門コーナー
  • ネット購入

などがありますが、どこからが『大きいサイズ』になるのでしょうか。

メンズスーツ

スーツの『大きいサイズ』にはここからが大きいといった決まりはありませんが、一般的な衣類の2Lサイズ~が大きいサイズとされることが多くなります。

スーツのサイズは身長に対するウエストの大きさで決まっています。

スーツのサイズ表記では

  • BB~BE:やや大きいサイズ
  • E~K:大きいサイズ    

として扱われることが多くなります。

大きいと言ってもスーツ専門の量販店で購入できるサイズもあり、『大きい=特殊なサイズ』というわけではありません。
量販店ではEサイズまで扱っていることも多く、さらに大きいKサイズ(キング)も購入できることがあります。

スーツを購入する時は、サイズ表記にこだわらずに体の一番大きいところが合うものから試着しましょう。
ウエストが大きい人はウエストが入るサイズを、肩幅が大きい人は肩幅が合うサイズを…といったようにします。

既製品のスーツでは、ウエストが大きいけれど肩幅が狭い・胸板が薄いなどの個性に対応できないこともあるので、補正も検討してみてください。

それでもサイズがしっくりこない場合は、オーダースーツもオススメです。

スーツはサイズ選びが重要
スーツはサイズ選びが重要

レディーススーツ

レディーススーツの場合も明確な区切りはありませんが、一般的な衣類の2Lサイズ~が大きいサイズとして認識されています。

レディーススーツは肩幅・バスト・ウエスト・ヒップなどでサイズが決まります。

レディーススーツのサイズ表記では

  • 11号~13号:やや大きいサイズ
  • 15号~:大きいサイズ

として扱われることが多くなります。

レディーススーツも大きいサイズを店舗で購入できますが、13号以上の品揃えがない場合もあり、男性スーツより選択肢が少ない傾向にあります。

サイズがない場合は、大きいサイズ専門店かネット購入も検討しましょう。

また、身長が低い人でもバストやウエストがあるとサイズが大きくなるため、丈や裾の補正をして自分に合うサイズにして着用します。

レディーススーツはメンズスーツより、ジャストサイズにこだわらない場合もあるので、流行も踏まえてサイズや長さを決めましょう。

トレンド感のある、やや大きめのレディーススーツ
トレンド感のある、やや大きめのレディーススーツ

大きいサイズのスーツ(メンズ)をおしゃれに着るために

大きいサイズのスーツをおしゃれに着るためには、体に合ったサイズであることが第一条件です。

選ぶポイントをくわしく解説します。

スーツ(ジャケット)の大きいサイズ

スーツの大きいサイズを着こなすためには、流行に左右されず、体にあったデザインを選びます。

大きいサイズのスーツは、一般サイズとはボタンの位置やシルエットが変わってきます。

お腹まわりをカバーし、Vゾーンのバランスをとるための工夫なので、無理に一般サイズのスーツやスリムスーツを選んではいけません。

『体が大きいから』『動きやすいから』と自分の体よりやや大きめなシルエットを選びたくなるかもしれませんが、大きすぎるスーツはだらしない印象になります。

動きやすさを求める方は、ストレッチ素材などの高機能スーツを検討しましょう。

すっきり見せるためのポイント

サイズ

  • シワが入らずに自然にボタンが閉まるサイズ
  • 背中や前ボタンを閉めたときににシワ(突っ張り)がない
  • 肩幅が合うもの(肩幅が狭い・なで肩の人はバランスをとるために肩パッドをしたほうがいいことも)
前ボタンを留めて小さくないか確認します
前ボタンを留めて小さくないか確認します

袖・袖丈(そでたけ)

  • やや細いデザインがスッキリ見えますが、きつくないサイズを選びましょう
  • 袖丈はシャツが1㎝程度見える長さにします

  • 収縮色といわれる、黒・紺・濃グレーなどのダークカラーが引き締めて見え、オススメです
濃色がスッキリ見えます
濃色がスッキリ見えます

  • 無地か、幅が狭く細かいストライプがスマートに見せてくれます
ストライプは細いほうがスッキリ見えます
ストライプは細いほうがスッキリ見えます

ダブルブレスト(ダブルスーツ)もオススメ

恰幅の良い体型の人にはダブルブレストもオススメです。

シングルブレストとダブルブレスト
シングルブレストとダブルブレスト

合わせが深いため、お腹周りが目立たなくなり、シャツ・ネクタイが見えるVゾーンも広すぎずバランスよく着ることができます。

バブル時代に流行した印象がある方もいるかもしれませんが、現在のデザインのものであれば、いま着用してもダサい印象にはなりません。

ジャストサイズで、お尻が隠れる程度の丈にすると古いイメージも少なく着ることができます。

ダブルのスーツはボタンも多く、装飾性があるので、ネクタイは同系色にまとめるとスッキリした印象になります。

シャツを選ぶと印象が変わる

シャツもジャストサイズが基本です。

できれば試着しながら、体にあうものを選びましょう。

襟の形はどれにしてもいいのですが、ワイドカラー(ウィンザーカラー)・セミワイドカラーのシャツは小顔効果があり、襟元もスッキリするのでオススメです。

ワイドカラーのシャツにした場合は、ネクタイの結び目が大きいウィンザーノットにします。

ワイドカラーの襟は小顔効果があります
ワイドカラーの襟は小顔効果があります

スーツ(パンツ)の大きいサイズ

パンツはサイズ感がとても大切で、大きすぎるものはNGです。

お腹部分を下げて履く方も多くいますが、できるかぎり水平で履いたほうが裾の納まりがスッキリしてオススメです。

ウエスト位置での固定が難しい場合は、サスペンダーの使用も効果的です。

パンツはウエストラインが水平になるのが理想です
パンツはウエストラインが水平になるのが理想です

サイズ

  • ベルトがなくても水平に留められる程度のウエストを選びます
  • しゃがんでも苦しくないか、座って確認します
  • ヒップも適度なゆとりのあるサイズにしましょう

デザイン

  • 膝から下が細くなるデザインがスッキリ見えます

(たけ)

  • 丈はワンクッションかハーフクッション(靴に触れてシワが入るくらいの長さ)にします
ワンクッションとハーフクッション
ワンクッションとハーフクッション

(すそ)

  • ダブル(裾を折った処理)の場合は、幅を広め(4㎝ほど)にとるとボリュームが出てくるためバランスよく着こなせます
裾はダブルで長さが適度にあったほうがバランスがいいです
裾はダブルで長さが適度にあったほうがバランスがいいです

フォーマルシーンでの大きいサイズのスーツ

フォーマルの大きいサイズ・礼服の大きいサイズは、何を着るべきかマナーとしてほとんど決まっています。

フォーマルでは無地の黒いスーツがベースになるため、サイズ感が特に重要になってきます。

ジャケット

  • ビジネスシーンと同じく、ジャストサイズに気を付けて選びます
  • 略礼服(ブラックスーツ・ダークスーツ)では、ダブルブレストでもよいです

パンツ(スラックス)

  • ビジネスシーンと大きく変わりませんが、パンツの丈は、ワンクッションにしましょう
    (近年の流行であるハーフクッション・ノークッションではいい印象にはなりません)

ベスト・カマーバンド

  • 正礼装・準礼装でのベストカマーバンドは、どちらを着てもよいです
    (カマーベルトのほうが涼しく、サイズも柔軟性があるため着やすいかもしれません)
ベストとカマーバンドのイメージ
ベストとカマーバンドのイメージ

大きいサイズのスーツはオーダースーツがおすすめ

大きいサイズのスーツを解説してきましたが、大きいといっても色々な体型の人がいます。

ネット購入もできますが、自分に合うスーツを試着しながら選ぶことが理想です。

大きいサイズ着こなしのおさらい
  • サイズの表示にこだわらずに探す
  • 肩幅のあうジャストサイズのスーツが基本で、補正も検討する
  • 収縮色(ダークカラー)の無地・細かいストライプがおすすめ
  • ストレッチ素材やダブルのスーツもおすすめ

体にあったジャストサイズのスーツ購入のためには、やはりオーダースーツが一番おすすめです。

量販店のスーツでしっくり来ない場合には、ぜひオーダースーツ・オーダーシャツを検討してみてください。

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