- 高級レストランでメンズの服装や基本のマナーを知っておきたい!
- 同じ高級レストランでもフレンチやイタリアンで服装は変わるの?
- 大人っぽく好印象を与える高級レストラン向けメンズコーデを教えて!
高級レストランの場合、普段着で気軽に食事を楽しめる一般的な飲食店とは違い、服装に気を配る必要があります。
「高級レストランと言っても、ジャケットを羽織ればOKでしょ?」と単純に考えている人も多いかと思いますが、格式やお店の雰囲気によって適切な服装やドレスコードが異なるため、場合によっては服装で恥をかいてしまう恐れもあります。
しかも全てのお店がドレスコードや服装を詳しく明示している訳では無いため、どんな服装で行くのが正解なのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
少し脅すような書き出しになってしまいましたが、安心してください。
高級レストランにおけるメンズの服装選びは、基本となるポイントをしっかり押さえておけば誰でもスマートに対応できます。
この記事では実践的な「上品で外さない高級レストラン用メンズコーデ」や、服装マナーやNG行為までを詳しく解説します。
いざ高級レストランに行くことになって慌てないためにも、ぜひこの機会に特別な日を安心して迎える準備を整えておきましょう!
高級レストランでメンズに求められる服装マナーの基本
高級レストランでは、料理やサービスが高品質であることはもちろんですが、食事をする空間そのものや雰囲気を楽しむという考え方が根付いています。
そのため、来店するお客様には「店内の雰囲気にふさわしい服装」が求められます。
冒頭でも軽く触れていますが、単にジャケットを羽織れば良いという簡単な話ではなく、あくまでもそのお店の雰囲気や格式に合わせた服装選びが必要となるので注意が必要です。
まずは高級レストランでメンズに求められる服装マナーの基本から解説します。
高級レストランとはどのようなお店を指すのか
食事を楽しむことができる飲食店は数多く存在しますが、どのようなお店が高級レストランに分類されるのかをまずは知っておきましょう。

厳密に区別されている訳ではありませんが、飲食店の格を大まかに分類すると以下のようになります。
- ファミリーレストランやファーストフード店
- 予約不要の飲食店
- 予約が必要となる飲食店
ファミリーレストランやフードコート、ファーストフード店やチェーン展開している飲食店などは、普段着で気兼ねなく食事を楽しむことができます。
事前予約が特に必要ないレストランの場合、服装で入店を断られる可能性は低いですが、男性ならジャケット着用、女性なら過度な露出や派手な服装は避けるのが一般的なマナーです。
いわゆる高級レストランに分類される飲食店の特徴は以下の通りです。
- 基本的に予約が必須
- 一見さんお断りや紹介や会員制のお店
- ドレスコードが設定されている
高級な飲食店全てが上記の条件に当てはまる訳ではありませんが、予約必須のレストランは来店時の服装にも厳しい傾向があるので注意しましょう。
清潔感と品の良さはメンズの服装マナーにおける基準!
一般的な服装マナーでも基本中の基本ですが、高級レストランにおけるメンズの服装選びで最も重要なポイントは「清潔感と上品さを意識した服装」となります。

前述の通り、高級レストランは「食事をする空間そのものを楽しむ場所」でもあるため、お店の雰囲気や他のお客様の気分を損ねるような服装は絶対にNGです。
そのため、高級レストランでは清潔で品のある服装であるか否かはとても重要視されます。
高級レストランにへ行く前に、最低限チェックしておきたい4つのポイント
- ジャケットやパンツにシワが入っていないか
- シャツやパンツはきちんとアイロンがけされているか
- コーデ全体の色合いはシンプルで控えめか
- 靴の手入れは行き届いているか
もし高価な服を持っていなくても、清潔感に気を付けつつ品のあるコーデを意識さえしておけば、入店を拒否されたり周囲から白い目で見られることはありません。
レストランの格式や雰囲気に服装を合わせるのが大人のマナー
高級レストランとひと口に言っても、その雰囲気は店舗によって多種多様です。
一般的に高級飲食店と呼ばれるお店は高級フレンチから料亭までさまざまなジャンルに分類されますが、パッと見比べただけでも店内の雰囲気や求められる服装のニュアンスが違うことは想像に難くないのではないでしょうか。
- 高級フレンチや高級イタリアン
- 高級ホテルのダイニング
- 高級料亭や高級寿司店
- 一等地にお店を構えるモダンレストラン
- etc
「郷に入りては郷に従え」ではありませんが、お店の雰囲気や格式に合わせて適切な服装を選ぶのは大人としてのマナーです。

すでに行ったことがある人に店内の雰囲気やどんな服装が良いかを事前に聞いたり、公式サイトをチェックして店内写真を確認しておけば、お店が求める装いの方向性は見えてきます。
特に初めて行くお店の場合は、どんな装いが良いのか格式や雰囲気を事前にしっかりとチェックした上で、失礼のない服装で足を運ぶようにしましょう。
高級レストランのメンズコーデは雰囲気に溶け込む服装が正解
冒頭でも触れた通り、高級レストランは「食事をする雰囲気や空間そのものも楽しむ場所」となっています。
店内の雰囲気や空間を形成する要素には、”食事を楽しんでいるお客様”も含まれるため、派手な服装や目立つコーデよりも上質で雰囲気に溶け込むような服装が求められます。
そのため、高級レストランでは落ち着いた色や素材の服装を意識するのが無難です。
高級レストランで馴染みやすい配色や素材・着こなしのポイント
- ネイビーやブラック、チャコールなどの落ち着いた色
- ウールやコットンなど上品に見える天然素材
- 控えめな柄や無地の服
- サイズ感やシルエットなど綺麗な着こなし
- 靴やベルトはシンプルで上質な革の製品を選ぶ
- 上品で落ち着いたデザインの時計
- アクセサリーは必要最低限にとどめる
基本的に高級レストランでは自身のオシャレよりも、お店の雰囲気を損なわない服装を心がけるようにしましょう。
最適なメンズの服装は高級レストランの種類で異なる
高級レストランにおけるメンズコーデの基本をお伝えしましたが、お店のジャンルや格式によって求められる服装やマナーは変わります。
ここからは、高級飲食店の種類ごとに「最適なメンズの服装や方向性」を解説します。
格式高い高級フレンチは服装もワンランク上を意識したい
高級飲食店の中でも、特に服装の基準が高いのが高級フレンチのお店です。
ミシュラン三つ星クラスの高級フレンチレストラン(グランメゾン)ともなれば、お店の佇まいや入口から高級感溢れる雰囲気があり、求められる装いの格式もワンランク上となります。

また、高級イタリアンを提供するお店(リストランテ)も同じような格式の装いを求められます。
高級フレンチ(イタリアン)レストランにおけるメンズの服装基準
- ジャケットは必須
- インナーは襟付きで白や淡い色合いのシャツ
- 高品質なスラックス
- 足元はストレートチップやプレーントゥの革靴
- 上質な素材で仕立てたスーツだと尚◎
- コーデ全体の配色はネイビーやブラックなど落ち着いた色でまとめる
グランメゾンやリストランテのような格式高い高級レストランの場合、清潔感や品のある服装であることは当然として、仕立てや素材の良さなど服の品質にも気を配る必要があります。
海外の場合なら正装(タキシードなど)という選択肢も出てきますが、日本の場合は上質なスーツが一般的な装いです。
ただし、高級フレンチや高級イタリアンのお店ではビジネススーツではなくドレッシーなスーツをセレクトするようにしましょう。
ビジネススーツがマナー違反という訳ではありませんが、ラグジュアリーな空間でゆったりと食事を楽しむ空間に「仕事帰り感」のある服装は合わないので可能であれば上質なスーツを準備したいところです。
ドレッシーなメンズの服装なら、シャープな印象を演出しやすいダークスーツや、重厚で高級感溢れるダブルスーツなどもおすすめです。
高級ホテルダイニングは服装の選択肢が多い
高級ホテルダイニングとは、ホテル内にあり上質な料理やサービスを提供するレストラン全般を意味します。

フレンチはもちろんイタリアンから和食までさまざまなジャンルの料理を提供するお店が多く、高級フレンチ専門店に比べると求められる服装もそこまで厳しくありません。
ホテルダイニングにおけるメンズの服装基準
- ジャケットはほぼ必須
- シャツはベーシックな白やブルー系がおすすめ
- スラックスや上質な仕立てのチノパン
- シンプルなデザインや色の革靴
高級ホテルダイニングも上品で落ち着いた雰囲気ではありますが、ジーンズにTシャツのようなカジュアル過ぎる服装でなければ、比較的コーデの幅は広いと言えます。
服装に悩んだときは、同伴する相手の服装や店内の雰囲気に合わせてコーデを選ぶのがおすすめです。
基本的に高級ホテルダイニングでは店内の雰囲気に合わせたエレガントな装いが最適解ですが、ジャケパンコーデのようなスマートカジュアルでも問題無く食事を楽しむことができます。
気軽に入れるモダン系レストランは遊び心のある着こなしで
高級感があるのに堅苦しさを感じさせないモダン系レストランの場合、求められる服装の基準やコーデの方向性に違いがあるので注意が必要です。
上品ながらどこか気軽さも兼ね備えた雰囲気が特徴的なモダン系レストランでは、ドレッシーすぎる装いや正装だと逆に浮いてしまう恐れがあります。
清潔感は保ちつつも、少し個性的な着こなしや遊び心を加えた装いがオススメです。
モダンフレンチやモダンイタリアンにおけるメンズの服装基準
- ジャケットは任意(あったほうが洗練された印象に)
- インナーの選択肢も多い(派手すぎないシャツやニットなどもOK)
- 革靴が基本だが雰囲気次第ではドレススニーカーなども可
- 派手すぎない程度に好みの色や柄の服をセレクト可能
フランス料理店に比べ、イタリア料理店の方が服装に対しては寛容なイメージを抱く人は多いと思いますが、業態(格式)によってはイタリアンでもフォーマルな装いが求められるので気を付けましょう。
- リストランテ(高級イタリア料理店・フォーマルな装い)
- トラットリア(本格イタリア料理店・スマートカジュアル以上の装い)
- バールやオステリア(一般的なイタリア料理店・自由な服装でOK)
清潔感や品のある服装という基本は順守すべきですが、敷居が低いモダンフレンチやドレスコードが指定されていないイタリア料理店なら、コーデに変化を加えて余裕のある大人のコーデを楽しむのもおすすめです。
高級料亭や高級寿司店に行くときの装いとは
高級レストランではありませんが、高級料亭や高級寿司店に行くときも服装には気を配りたいものです。
和食を取り扱う高級飲食店の場合、求められる服装の方向性はレストランとは大きく異なります。
高級料亭や高級寿司店におけるメンズの服装基準
- モノトーンや紺・グレーなど控えめな色合いのコーデ
- 基本はスーツスタイル
- 光沢は控えめで上品な質感の服が好まれる
- 黒の革靴
- 派手な色柄や主張が強いアイテムの着用は避ける
高級料亭や高級寿司屋では「派手さのない清廉で控えめな服装」が好まれます。

大事な商談や打ち合せなどで利用されることもあるため、レストランとは異なりビジネススーツを着用しても問題ありませんが、高級な雰囲気を損なわないためにも生地や仕立ては上質なものを選ぶようにしましょう。
フレンチレストランにテーブルマナーがあるように、高級料亭や高級寿司では服装はもちろんですが「礼儀作法や所作」も重要視されます。
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思わぬマナー違反に注意!高級レストランでメンズが避けるべきNGコーデ
高級レストランに行くときに避けたいのが、思いがけず不適切な服装で周囲から浮いてしまったり、マナー違反をおかしてしまうことです。
入店を断られるほどの違反でなくても、店内の雰囲気に服装がマッチしていないと悪目立ちしてしまいます。
ここでは高級レストランでありがちなNG例や失敗を理由と共に解説します。
お店によっては入店拒否も!カジュアルなトップスは避ける
高級レストラン、特に予約が必要でドレスコードが定められているようなお店でトラブルになりやすいのがトップスのカジュアル度に関連したマナー違反です。
Tシャツやパーカーなどは論外ですが、インナーに派手なロゴやプリントが入っている服を選ぶのも避けましょう。
スーツやスマートカジュアルであっても、色や柄の主張が強いジャケットを着てしまうと一気にカジュアル感が強くなってしまい周囲から浮いてしまいます。
汚れやシワのある服やワーク系・スポーツ系も避けるのが無難
汚れやシワがある服装で高級レストランへ行くのは当然NGです。
他にもダメージ加工の服や、ジャージやデニム、カーゴパンツなども入店拒否の対象となりうるので避けましょう。

また、ポロシャツやスニーカーなどスポーティーなアイテムを取り入れた服装も高級レストランでは敬遠されます。
思わぬ落とし穴が「サイズ感のズレ」
思いがけず高級レストランへ行くことになり、急場しのぎで高級スーツを友人や上司から借りていく・・・なんてことは実際によくありそうな話ですよね。
このとき注意したいのがサイズ感です。
高級レストランでは、以下のような着こなしは入店を断られる恐れがあります。
- 袖丈が短い、長い
- 肩幅が合っておらず窮屈そうな着こなし
- パンツやジャケットがダボダボ
- パンツやジャケットがパツパツ
スーツの着こなしにおいてサイズ感は非常に重要で、明らかに身体に合わないスーツを着ることは清潔感や品位を損ねた服装である、と判断されてしまいます。
飲食店だからこそ細心の注意を払いたい香りのマナー
高級レストランで服装以上に気を付けなければならないのが「匂い」に関連したマナーです。

当たり前ですがレストランは料理の味や香りを楽しむ場所なので、服装と共に料理の妨げにならない香りのエチケットもしっかり意識しましょう。
やってしまいがちな匂いのマナー違反
- 香水のつけすぎ
- 香りの強い柔軟剤や整髪料
- 服や髪についたタバコの残り香
- 体臭
高級レストランへ赴くときは、香りが強い製品の使用は控えめを意識するのがエチケットです。
タバコの残り香も、喫煙者が思っている以上に非喫煙者は敏感に感じ取るので、なるべくなら入店前は我慢した方が良いかもしれません。
体臭は仕方ない部分もありますが、自覚している場合は制汗剤や無香料の消臭スプレーなどで対処しておくと安心です。
強い香りは服装以上に迷惑となるため、普段から香水を愛用している人は”ほのかに香る程度”を意識するようにしましょう。
高級レストランの服装で悩むメンズに多い不安や質問まとめ
高級レストランは特別な空間で素敵な料理を楽しむ場所です。
一般的な飲食店とは異なり、非日常感が強いため服装やマナーに不安を感じる男性は多いのではないでしょうか。
ここでは、高級レストランに関連した質問から特に多いものを解説と共に紹介します。
- ドレスコードが書いてないとき、分かりやすい判断基準は無いでしょうか?
-
高級レストランにおけるメンズの服装選びで最も多い質問が、ドレスコードが書いてないときの対処についてです。
基本的には記事内でお伝えした通りですが、ジャケットや高級スーツを着用するべきか否かを判断するときに役立つ基準を紹介します。
まず、予約が必要なレストランならジャケットは必須です。
価格帯で大まかに判断することも可能で、一人当たりのコース料金が1万円後半~2万円台ならジャケット推奨、3万円を超えるようなら必須と考えれば基本的に間違いありません。
- 真夏でもジャケットは着用すべきでしょうか?
-
真夏にドレスコードが定められている高級レストランへ行く場合、ジャケットはどうすればよいのか悩む人は多いようです。
結論から言うと暑いときはジャケットを羽織る必要はありませんが、「持参」するのが良いとされています。
ちなみに着席してからすぐに脱いでもマナー違反にはなりません。
- ネクタイは締めた方が良いの?
-
結論から言うと、高級レストランの装いにおいてネクタイは必須ではありません。
ただし、記念日や大切な人とのディナーや接待の場合は、控えめなデザインのネクタイを軽く締めた方が丁寧な印象になります。
- ビジネススーツで行くのはダメですか?
-
高級レストランにビジネススーツを着用していくこと自体は、マナー違反にはならないので全く問題はありません。
ただし普段使いしているスーツだと、シワや汚れがあったり全体的にくたびれた印象を与える恐れがあるので、清潔感や着こなしには細心の注意を払う必要があります。
高級レストランでは”上品で控えめ”を意識した大人のメンズコーデを心がけよう
高級レストランにおけるメンズコーデは、華やかさよりも控えめで上品な服装が求められます。
非日常な空間で料理を楽しむ場では、同席する相手や周囲のお客様へ配慮した装いこそが大人の男性としてのマナーと言えるでしょう。
- 高級レストランのメンズコーデは「上品さ」と「清潔感」を意識する
- レストランのジャンルや格式で適切な服装は変わる
- 上品さを演出する鍵はサイズ感・色使い・素材感
- 高品質なオーダースーツならどんなシーンでも安心して着用できる
今回お伝えした服装選びのポイントさえ押さえておけば、いざ高級レストランへ行くことになってもコーデに悩むことなく特別な時間を楽しめるはずです。
高級レストランは料理だけでなく非日常を味わう場所でもあります。
ぜひ雰囲気に合った素敵な服装で心地よいひとときを楽しんでください。







