GINZA SAKAEYAのオーダーアイテム

気になるレジメンタルタイのストライプの向き

クールビズでネクタイをあまりしなかった方々も季節が冬に変わると、ネクタイが締めたくなるときがありますよね。ウォームビズの流れもあって室内温度の設定も低くなっていますので、防寒の意味でもネクタイをスーツに合わせたくなります。そこでワードローブの中からネクタイを探していると、レジンメンタルタイが目につきました。何本ものレジメンタルタイを見ていたらストライプの向きが、右上のものと逆に右下のものがあるではないですか?気になったことはありませんか? そこで今回は、店長前田が、レジメンタルタイの謎に迫りたいと思います。

レジメンタルタイは、レジメンタル・ストライプ・タイのことで、「regiment(連帯)」の文字通りに「連帯縞」のことです。英国の各連隊に伝わる連隊旗にちなんだ、斜めストライプを指しています。ちなみに日本語では「連帯旗縞」といいます。かなりカタいですね(笑)。

レンジメンタルタイの起源は、英国陸軍が、中隊と連帯に編成された16世紀まで遡るといわれています。この斜めストライプ柄がネクタイに採用されたのは、その後の19世紀後半で、広く一般に普及したのは1920年代からとのこと。アメリカでは、当時皇太子だった英国のウインザー公が、訪米したのをきっかけにブームになったということです。そのとき締めていたのは、青色と真紅を使ったレジメンタルタイで、アメリカ人にとっては、かなり新鮮で衝撃的だったようですね。このときのストライプの向きは、もちろん本場英国式で、タイに向かって見て右上がり(ノの字)。当時、アメリカでもかなり流行ったようです。

そこに目を付けたブルックス ブラザーズの幹部(のちの社長)が「これはイケる!」と、閃いたらしく、なんとストライプの向きを逆にし、タイに向かって見て左から右下に流れるラインに反転させてしまったのです。なんと大胆な(笑)。いわずもがなこちらのタイも人気になりもはや定番として現代でも知れ渡っていますよね。

このタイは、レップタイやレップストライプと呼んでいて、「レジメンタル」とはあまりいいませんので、厳密には、右上がりのノの字のストライプだけがレジメンタルで、右下がりは、レップストライプと呼ぶべきなのでしょうか? このアメリカ式の右下がりストライプ誕生の起源は、諸説ありますので、また調べておきますね。

さて、その右下がりのレップストライプの勢いは止まらず、日本に上陸したアイビーブームでもアメリカ式に右下がりのストライプタイが主流でしたね。ですので、日本では、今でも、英国式の右上がりレジメンタルと米国式の右下がりが混在しているのです。アメリカが右下がりといってもオバマ大統領は、英国式の右上がりのレジメンタルタイを着けますし、アメリカ人もうまく使い分けているようですね。

レジメンタルタイが正式な席や国際的な場では、避けた方がよいという意見もありますが、なぜでしょうか?学生っぽいからでしょうか? そんなことありません、着こなし次第です。歴史ある素敵な柄をスーツに合わせないのはもったいないハナシです。オバマ大統領もそうですし、ジェームズ・ゴードン・ブラウン前英国首相もレジメンタルタイをよく着用しますよね。しかも堂々として似合っています。ぜひ、レジメンタルタイをスーツに合わせるタイのひとつとして愛用しましょう。英国式なら右上がりで、右肩上がりにつながりますので、ビジネスにも拍車がかかるかもです。

GINZA SAKAEYAではオーダー後にイタリアで職人が一つ一つ手創りでオーダーするオーダーネクタイのサービスもあります。レジメンタルタイ・レップストライプタイはもちろん、様々な柄・折り方、etc…世界に一本だけのネクタイはプレゼントにも最適です。

※ご注文後にイタリア・シチリア島にて作成開始となります。ご納品までに1ヶ月半〜2ヶ月半ほどかかりますので予めご了承ください。