ビスポークテーラーは、まさにエンターテインメント

ビスポークという言葉は、聞いたことがありますでしょうか?ビスポークとは、オーダーメイドのことですね。スーツや靴のオーダーメイドのことを指しますが、今回は、Ermenegildo Zegna(ゼニア)スーツのオーダーメイドすなわちビスポークテーラーについて店長前田がまじめに(!)語ってみたいと思います。

ビスポークテーラーとは、もちろん、多くの人のためにつくられた既製服とは違い、ひとりの人のためにつくられたオーダーメイドスーツになります。ビスポークとは、BESPOKEと表記し、be spokenから由来しているようで、多くのファッション誌などでは、お客様とテーラーの職人さんが、「話し」をすることから命名となっていますが、軽く話をするといった生ぬるい(笑)程度ではなく、BEが、付いていますので、「話しなさい!」に近いニュアンスで、徹底的に話し合って、お互いが納得できる素晴らしいゼニアのオーダーメイドスーツをつくりあげましょう!と、私は勝手に解釈しています(笑)。

英国サビルロウでも、英国紳士らしい上品な語り口調ではありますが、お客様は自分のニーズは徹底的に要求しますし、テーラーの職人さんも「それがお好みでしたら、こんなこともできます!」といったやり取りをしています。最初のコンタクトから、納得いくまで何度も何度も話し合います。この上品でエレガントな話し合い自体が、実は、お客様の楽しみのひとつであり、エンターテインメントでもあるのです。どのようにして自分好みのスーツがつくられていくかが楽しいのですね。まるで、バカンスの旅を計画しているときのようなワクワク感があるのです。

日本では、いわなくとも解ってくれるのをよしとしていますし、暗黙の了承の奥ゆかしさを美徳にしていますので、英国のように徹底的に話すのが苦手な部分もありますが、いわないとニーズが伝わらないこともたくさんありますので、ビスポークは、英国式エンターテインメントなのだと、自分を納得させて、徹底的に話しましょう。きっと素晴らしいスーツができますし、その過程も十分に楽しめます。ビスポークの本来の醍醐味が分かり、もっと好きになることでしょう。

あらためて、ビスポークとは、オーダーメイドでもフルオーダーのこと。決まった基本デザインパターンを組み合わせるだけのパターンオーダーや、基本デザインに補正を加えるだけのイージーオーダーは、ビスポークではありませんので注意が必要です。ビスポークの看板を掲げていてもフルオーダーでつくられたスーツでなければ、ビスポークではありません。お店の方とどんなに熱く話し合ってもビスポークとしてのよいゼニア スーツは得られないということですね(笑)。

本物のオーダーメイドであるビスポークを名乗れるテーラーは、日本では数少ないのが現状です。もちろん当店、GINZA SAKAEYAなら胸を張ってビスポークを名乗れます。ぜひとも私とご希望のゼニアのオーダーメイドスーツについて熱く話し合いましょう!必ずや、ビスポークならではのエンターテインメントを体験できます。
都内に3箇所にて営業しておりますので、ご都合の良い店舗へお越しくださいませ!

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