夏のビジネスカジュアルで悩むメンズ必見!暑さ対策とマナーを両立させるコーデとポイントを解説!

  • 夏のビジネスカジュアルで過ごしやすさと服装マナーを両立したコーデがしたい!
  • 夏のビジネスカジュアルとクールビズは何が違うの?
  • 夏のビジネスカジュアルで気を付けるべき点があれば教えて!

ビジネスカジュアルを採用し、職場でカジュアルダウンした服装を認める企業は増えてきましたが、夏の暑い時期になると「どこまでカジュアルダウンして良いのか」で悩むメンズは多いのではないでしょうか。

エコや環境対策の一環として冷房を抑えている職場も多いため、服装マナーを重視しすぎて暑さ対策をおろそかにすると逆に汗だくで周囲に不快感を与えてしまうなんてことも・・・。

他にも”クールビズ”と夏のビジネスカジュアルの違いがわからず、どんな服装をするのが正解なのか判断に困ったり、同じ意味だと勘違いして思わぬ失敗をしてしまうケースもあります。

そこで今回は、夏のビジネスカジュアルとクールビズの違いを解説すると共に、コーデに適したアイテムや男性だからこそ気を付けたい注意点などを詳しく紹介します。

目次

夏のビジネスカジュアルはどんな服装が適切か

自分の職場がビジネスカジュアルを推奨している場合、夏季の服装選びで最も困るのが”どこまで軽装してよいのか”という問題だと思います。

結論から言うと、夏のビジネスカジュアルは【服装マナー>暑さ対策】という考え方を前提に服を選ぶのが適切です。

服装マナーを重視した夏のビジネスカジュアルとは

基本的に夏であってもビジネスカジュアルを意識した服装の場合は、下記の条件を意識してコーデをすれば失敗する心配はありません。

  • 上半身は襟付きの服(Yシャツやポロシャツ)を選ぶ
  • 下半身は丈の短い服は避けてスラックス(チノパン)
  • 応対する相手に合わせられるようにネクタイやジャケットは準備しておく(ただし、常に着用する必要は無い)
  • メンズの場合は肌の露出を避ける服を選ぶ(足首や胸元、腕など)

夏なのにカジュアルダウンの自由度が低いと感じるかもしれませんが、ビジネスカジュアルはあくまでも”仕事着”なので、ノーネクタイやノージャケット程度と考えておくのが無難です。

夏のビジネスカジュアルとクールビズは何が違うのか

夏のビジネスカジュアルとクールビズは同じ意味ではなく、服装の定義が根本的に違うので混同しないように注意しましょう。

ビジネスカジュアルの定義は【ビジネスシーンでの着用を想定し、相手に失礼の無い程度にカジュアルダウンした服装】となります。(ビジネスカジュアルのくわしい解説は過去記事参照)

基本的な服装基準は前項で説明した通りですが、企業の方針や服装の規定によって自由度にはある程度の幅があるので事前に確認しておきましょう。

一方、クールビズとは環境省が【環境対策の一環として冷房の節約を目的とした軽装】を推奨したのが始まりで、あくまでも”過ごしやすく働きやすい服装全般”を意味する言葉となっています。(クールビズのくわしい解説は過去記事参照)

  • ビジネスカジュアルはあくまでも”仕事着”で服装マナーを意識する必要あり
  • クールビズはあくまでも”暑さ対策”がメインなので服装基準は企業判断に委ねられる

クールビズの場合、「アロハシャツ」や「サンダル履きに短パン」のような極端な軽装での勤務を認める企業もあるほどです。

アロハシャツを着た男性画像
一部の企業や市役所ではクールビズでアロハシャツの着用を推奨するケースも

企業や職種によって夏の軽装で許される範囲は異なりますが、ビジネスカジュアルを謳っている会社なら夏であっても最低限の服装マナーを守った服装が前提となることに変わりはありませんので注意しましょう。

夏のビジネスカジュアル(メンズコーデ)のポイントと注意点

過ごしやすさを重視してラフな軽装が許されることも多いクールビズとは異なり、夏のビジネスカジュアル(メンズコーデ)は自由度が低くなりがちだといえるでしょう。

自由度が低いからこそ、服装マナーと暑さ対策を兼ねたコーデや服選びが重要になってきます。

ここからは、メンズ向けに夏のビジネスカジュアルコーデのポイントや注意点をまとめて紹介します。

夏のビジネスカジュアルでは「ボタンダウンシャツ」が大活躍!

夏のビジネスカジュアルで1着は持っておきたいアイテムとしておすすめなのが「ボタンダウンシャツ」です。

ボタンダウンシャツの画像
襟元のボタンが特徴的なボタンダウンシャツ

ボタンダウンシャツとは襟を留める小さなボタンが付いたタイプのYシャツで、ノーネクタイでも襟元が崩れにくく夏のビジネスカジュアルではとても重宝します。

ボタンダウンシャツの豆知識

  • 襟元のボタンは”常に留めて着用”するのが正解(ネクタイの有無に関わらず)
  • ネクタイを合わせるときは一旦ボタンを外してから留めなおすのがおすすめ

暑い夏はノーネクタイで一番上のボタンは外すことが多くなるため、襟元がだらしない印象になってしまいがちです。

もし普通のYシャツしか持っていないのであれば、夏のビジネスカジュアルコーデ用にボタンダウンシャツの購入を検討してみることをおすすめします。

ボタンダウンシャツを着用した断税の画像
ボタンダウンシャツならノーネクタイで第一ボタンを開けても美しい襟元を維持できる
Yシャツを着た男性画像
襟が広がってしまう場合はボタンダウンシャツを検討しよう

夏のビジネスカジュアルコーデでは、普通のYシャツをノーネクタイで着用する人も多く間違いではありませんが、襟の形状やボタンの開け方によっては襟が広がり過ぎてしまうので注意しましょう。

夏のビジネスカジュアルは服の”素材”にこだわるのもポイント

服装の自由度が高いオフィスカジュアルやクールビズに比べ、夏のビジネスカジュアルは極端な軽装で暑さ対策をすることが難しいと言えます。(オフィスカジュアルのくわしい解説は別記事参照)

腕組みをするビジネスマンの画像
一般的な夏のビジネスカジュアルコーデのイメージ画像

ビジネスカジュアルの場合は、ビジネスシーンで失礼にならない服装という前提があるため、どうしても選べる服装が限定的になってしまいがちです。

  • 上半身は襟付きの服を選ぶことになりやすい(Yシャツやポロシャツなど)
  • 下半身はスラックスかチノパン(半ズボンやジーンズは選べない)

そのため、夏のビジネスカジュアルでは服の機能性や素材にこだわる服選びが快適さに直結します。

男性用の夏物衣料として使われることが多い代表的な素材と特徴をまとめて紹介するので、自分の職場環境や職種と照らし合わせながら夏のビジネスカジュアルに最適な服選びの参考にしてみてください。

リネン(亜麻・麻)

リネンは亜麻科の植物で作られた天然素材で、通気性の高さと速乾性に優れているのが大きな特徴です。

リネンのメリット

  • 高い速乾性と通気性で汗をかいても不快感が少ない
  • 耐久性が高い

リネンのデメリット

  • カジュアルな印象が強くなってしまう
  • シワになりやすい

速乾性と通気性が高いため、汗をかきやすい男性が夏に着用する素材としては最適ですが、質感としてはカジュアルな印象が強くなるので注意しましょう。

ポリエステル(化学繊維)

石油を原料とした化学繊維のポリエステルも夏の着用に適した性質を持っています。

ポリエステルのメリット

  • シワに強い
  • 速乾性に優れている
  • 安価

ポリエステルのデメリット

  • におい・汚れが付着しやすい

安くて丈夫な素材でサマースーツにも使われるポリエステル。

シワになりにくく速乾性に優れていますが、においや汚れの自浄作用は望めないためこまめに洗濯やクリーニングをする必要があります。

レーヨン(再生繊維)

シルクのような肌触りと光沢を持つレーヨンは、植物原料(パルプ)を薬品で加工して作られる再生繊維です。

レーヨンのメリット

  • 吸湿性に優れている
  • 肌触りがよく品のある質感
  • 消臭効果が期待できる

レーヨンのデメリット

  • 速乾性は無い
  • シワになりやく摩擦や熱にも弱い

肌触りが良く消臭効果も期待できるレーヨンも夏を快適に過ごせる素材の1つです。

ただし、デリケートな生地なので手入れが面倒で乾きにくいことから大量の汗をかいてから冷房が効いた部屋で過ごすと身体を冷やす恐れがある点には注意が必要となります。

夏のビジネスカジュアルにおすすめしたい「高品質なウール素材」

冬のイメージが強い”ウール素材”ですが、実は夏のビジネスカジュアルウェアに適した特徴を持つ生地となっています。

ポロシャツを着た男性の画像
高品質なウール素材は夏のビジネスウェアに最適!

ウールとは羊毛を原料とした天然生地の総称で、高い吸湿速乾性から「天然のエアコン」と呼ばれるほど高い温度調節機能を持った素材です。

夏のビジネスウェアにウールを選ぶメリット

  • 吸湿性と速乾性の両方を合わせ持つ
  • 自浄効果が高い(におい・汚れに強い)
  • 肌触りや着心地が良い
  • 見栄えのする質感でフォーマル・カジュアルのどちらにも対応

高級スーツ生地に使われることも多いウールは、汗や汚れにも強く夏物衣料に最適な特徴を多く持っている素材です。

羊毛には抗菌と防臭の効果が備わっていて、さらに湿気や水分を大気中へと発散する性質により涼しくて常にサラリとした肌触りをキープしてくれます。

デメリットとしては

  • アルカリ性の洗剤で洗ったり乾燥機を使うと縮む恐れがある
  • 高品質なウール生地が使われた衣料は若干値が張る

洗濯をするときに少し気を使う点やコストがかかる点など、着心地や機能性とは別の部分にデメリットを感じる恐れがあるだけです。

ウール素材の衣料は40代や50代など、服装マナーと快適さ以外に”高級感”を夏のビジネスカジュアルコーデに取り入れたい方には特におすすめ。

当店GINZA SAKAEYAなら、最高品質のウールを使った夏のビジネスカジュアルに最適なシャツやパンツを、体型に合わせてフルオーダー仕立てすることが可能となっております。

最高の着心地と快適さを兼ね備えた夏のビジネスカジュアルコーデを目指す方は、ぜひとも検討してみてください!

夏のメンズビジネスカジュアルにおける注意点や失敗例

夏のビジネスカジュアルでメンズが失敗しがちなケースや、服装選びやコーデの注意点をまとめて解説するので、自分の行動や服選びと照らし合わせつつチェックしてみましょう。

夏を意識して爽やかな印象の青や白の服でコーデすれば間違いないですよね?

夏のメンズビジネスカジュアルコーデにおいて、清涼感のある青や清潔感を感じさせる白を意識的に取り入れるのは間違いではありません。

ただし、以下のようなデメリットが生じることもあるので注意が必要です。

  • 透けやすい
  • 汗が目立ちやすい
  • 汚れが目立ちやすい

服を清潔に保ち、汗のケアにも注意すれば青や白でまとめたコーデは爽やかな印象となります。

しかし襟や袖が汚れていたり大量の汗をかいてしまうと、逆にそれが悪目立ちして不快感を与える服装になってしまう恐れも。

汗を拭うビジネスマンの画像
爽やかな印象が一転、汗染みや汚れがあると不潔な印象になってしまう恐れも

薄いブルーを夏のビジネスカジュアルコーデに取り入れる人は多いですが、脇汗や自分では見えない背中の汗などが目立ちやすいので注意しましょう。

制汗スプレーで汗のケアをしたり、汗が目立ちにくい色をセレクトするなどして清潔感を損なわないように意識することが大切です。

夏のビジネスカジュアルでポロシャツやTシャツの着用はNGですか?

本文中でも解説していますが、ビジネスカジュアルの定義は「ビジネスシーンで着用しても相手に失礼が無い服装」となっています。

とはいえ、夏の暑い時期に軽装をすることは一定の理解を得やすいため、必ずしもNGとは限らないのも確かです。

ノーネクタイのコーデが主流となる夏のビジネスカジュアルでは、襟のあるポロシャツはOKとしている企業は多いですが、襟のないTシャツの着用は認めないという考え方が一般的だといえるでしょう。

ただし、後述するコーデ例のように「ジャケットを羽織る」のであればTシャツでもビジネスカジュアルコーデとして成立させることも可能です。

企業が定める服装規定によって可否が変わるため一概には言えませんが、夏のビジネスカジュアルでは基本的に”襟のある服”を着用するのが無難です。

暑さ対策で半袖シャツにローカットソックスを履いたら上司に怒られました・・・理不尽ですよね?

夏を快適に過ごすために、ビジネスカジュアルでも半袖のシャツを着用することはマナー違反にはなりません。

しかし、素足に見えるようなローカットソックスやフットカバーはカジュアル感が強くなるアイテムです。

素足にローファーを履いている足元の画像
足首が見えるとカジュアル感が強くなってしまうので要注意!

また、メンズであっても”過度な肌の露出”を避けることを意識したコーデを心がけるのがポイントです。

特に体毛が濃い男性の場合は、半袖のシャツを着用して二の腕がでてしまうだけで相手に不快感を与えてしまう恐れもあるので注意しましょう。

どうしても体毛が気になるときは、脱色をして毛が目立たないようにするなどのケアが効果的です。

夏のビジネスカジュアルでメンズにおすすめなコーデやアイテムとは

夏のメンズビジネスカジュアルコーデは【清潔感】が重要です。

難しく考えてしまいがちですが、以下のポイントさえ守れば清潔感のある夏のビジネスカジュアルは成立します。

  • 着用する服は清潔に保つ
  • 汗や汚れのケアをする
  • 上半身は襟付きの服を選び、下半身はスラックス(またはチノパン)
  • 肌の露出が過度にならないように気を付ける

失敗をしたくない場合は、シンプルなコーデにして服の素材やブランドでおしゃれ感をプラスするのがおすすめです。

とはいえ王道コーデはつまらないと感じる人もいると思いますので、ここからは暑さ対策と服装マナーを兼ね備えた夏のビジネスカジュアルコーデの具体例をいくつか紹介しましょう。

夏のメンズビジネスカジュアルコーデ例①Tシャツ×ジャケット

ビジネスカジュアルの場合、基本的に上半身は”襟付き”の服を選ぶことになりますが、置かれている環境や条件次第ではTシャツをコーデに取り入れることも可能です。

ドアから入ってくるビジネスマンの画像
Tシャツがインナーでもジャケットを着用するならビジネスカジュアルで通用するコーデに

インナーがTシャツでもジャケットを併用することでフォーマル感のあるコーデとなり、涼しげで相手に失礼だと思われない夏に適した服装となります。

Tシャツ×ジャケットのコーデを実践しやすい条件とは?

  • 社外の人(お客様や取引先)への応対とオフィスシーンがリンクしていない
  • 冷房のある室内で過ごす時間が圧倒的に多い
  • 会社での立場や役職が高い

ジャケットを脱いでしまうとかなりカジュアル度が高い服装になってしまうため、突発的に社外の人と応対する可能性がある人は常にジャケット着用を強いられてしまいます。

そのため、冷房のある室内で常に過ごす環境下でないと快適に過ごせないので注意が必要です。

また、会社での立場が低いときも実践するにはハードルが高いかもしれません。

夏のメンズビジネスカジュアルコーデ例②モノトーンを取り入れたシックなコーデ

夏はなるべく爽やかな色合いでコーデをするという先入観を持ってしまいがちですが、あえてモノトーンを意識した組合せで落ち着いた服装にするのもおすすめ。

ビジネスカジュアルのコーデ例画像
黒のポロシャツ×白パンツで重厚さと爽やかさのあるコーデに

黒のトップスは汗が目立ちにくく重厚な印象を与えてくれるだけでなく、体型をスマートにみせてくれる効果もあるため40代や50代など要職に就いている方に最適。

白のパンツを合わせることでコーデ全体が重くならず、夏らしい爽やかな印象を与えてくれます。

屋内で過ごすことが前提となり、若い世代のビジネスマンが実践するにはハードルが高いコーデですが、ありきたりな服装に飽きた人は挑戦してみてはいかがでしょうか。

40代のビジネスカジュアルについては、別記事でも詳しく解説していますので他のコーデや年齢を意識した服装選びが気になる方は目を通してみてください。

夏のビジネスカジュアルは清潔感がポイント!素材を吟味して快適に過ごそう

夏のメンズビジネスカジュアルは、清潔感を損なわない工夫や暑さ対策を意識した素材選びが重要なポイントです。

おさらい
  • クールビズは冷房の節約を目的とした”軽装”という意味で服装基準を表す言葉では無い
  • 夏のビジネスカジュアルでは暑さ対策だけでなく服装マナーを損なわない服装が求められる
  • 夏の着用に適したアイテムや素材を選ぶのがポイント
  • 汗やよごれ、においなどメンズは特に清潔感を損なわない努力と工夫が大切

夏のビジネスカジュアルで服装選びに悩んでしまう人は、凝ったコーデにする必要は無いので着用する服を清潔に保つことや、季節に合った素材の服を選ぶことを意識することから始めましょう!

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