高級スーツ生地でもう迷わない!おすすめブランドや素材の特徴から失敗しない選び方まで徹底解説

  • 高級スーツ生地の種類や特徴を知りたい!
  • おすすめの高級スーツ生地やブランドを教えて
  • 目付?織り?スーツ生地の良し悪しを自分でも判るようになりたい!

スーツを仕立てる上で絶対に必要不可欠なもの、それはスーツ生地です。

紳士服売り場などで購入できる、いわゆる「吊るしのスーツ」の場合は、生地代も込みでの料金表示となっているため、スーツの生地や価格を意識する機会は少ないかもしれません。

大量生産のスーツに使われることが多い化学繊維の生地に比べ、天然素材で作られたスーツ生地の方が高そうということは何となく判るものの、なぜ高いのか・具体的に何が違うのかをしっかり理解している人は少数です。

もちろん、専門知識や難しいことはテーラーに任せれば良いのですが、基礎知識と価値を理解しておけば自分自身の要望をより正確に伝えたり、こだわりを反映しやすくなります。

この記事では高級スーツ生地の定義から、人気があるブランドや目的別の選び方まで、スーツに詳しくない方でも重要な生地選びで迷わないための情報をお届けします。

細かい定義や選び方よりも、今すぐおすすめの高級スーツ生地ブランドをチェックしたい!という方は下記から見ることができます!

高級スーツ記事ブランド5選

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目次

高級スーツ生地の定義と魅力とは

まずはリーズナブルなスーツ生地と高級スーツ生地の違いから説明します。

高級スーツ生地安価なスーツ生地
素材天然素材(ウールやカシミアなど)化学繊維(混紡を含む)
価格5万円~1万円~
見た目品のある光沢と艶やかさ人工的な光沢やツヤ
着心地や肌触り滑らかで高いフィット感普通
耐久性高い(メンテナンス必須)普通

基本的に、安価なスーツは化学繊維100%かウールとの混紡生地で仕立てられています。

大きな特徴は価格が安く丈夫な点で、最近では洗濯機で洗えたりシワになりにくいなどヘビーな普段使いを想定した機能性を備えた生地も増えてきました。

その一方で、見た目や肌触り・着心地という点では天然素材を使ったスーツ生地には及ばず、摩擦にも弱いためテカりが起きやすく一般的には1~2年で買い替えた方が良いと言われています。

天然素材で仕立てられた生地=高級スーツ生地という認識が一般的で、その考え方自体が大きく間違っている訳ではありませんが、実は天然素材で仕立てた生地が全て高品質とは限らない点には注意が必要です。

実は天然素材を100%使っているスーツ生地でも、その品質はピンからキリまであります。

スーツ生地の価値や品質を決定付ける要素は以下の通りです。

  • 原材料の品質(仕上がりに影響)
  • 原材料の希少性(価格に影響)
  • 紡績技術の違い(仕上がり・価格に影響)
  • ブランド(価格や特徴に影響)

詳しくは後述で説明しますが、スーツの生地選びで失敗しないために知っておいて欲しいのが、天然素材というだけで高級スーツ生地だと思い込んではいけないということです。

高級スーツ生地とは、厳選された原材料を実績のある企業が、高い技術力と徹底した品質管理で紡ぎあげた生地のことを意味します。

ウール100%のスーツ生地を使っているのに、なぜか手頃な価格で購入できるスーツには、必ず安い理由があります。

高級スーツ生地に関する知識を持っていれば、スーツ購入時の損得や自分の目的に合った生地選びに役立ちますので、安物買いの銭失いにならないようにしっかりチェックしておきましょう。

素材で比較する高級スーツ生地とそれぞれの特徴

高級スーツ生地とひと口に言っても、その品質や価値はさまざまな要素によって変わってくるとお伝えしましたが、まずは素材の比較と特徴の解説をしていきましょう。

ウールは高級スーツ生地の王道素材

高級スーツに使われる生地の代表的な素材がウール(羊毛)です。

羊のイメージ画像
羊毛を原料としたウール生地

ウールは高級スーツの90%以上を占める割合で使われている代表的な素材です。

スーツ生地として最もスタンダードな素材だからこそ、しっかりと品質の良し悪しを見極める必要がある素材とも言えるので、この機会にしっかりと選び方の基準を覚えておきましょう。

ウール素材を使った高級スーツ生地の特徴

  • 上品な光沢と艶やかさを合わせ持つ見た目
  • 高い通気性と保温性を兼ね備える
  • 自浄作用が高く消臭効果を持つ
  • シワに強く適切なメンテナンスで状態を維持しやすい

ウールは高品質なスーツを仕立てる上で必要な機能性を数多く備えていて、季節を問わず使える素材となっています。

ウールと聞いて毛糸のセーターをイメージする人は多いと思いますが、同じ羊毛でもスーツ生地に使うのは梳毛(そもう)を撚ったウーステッド、セーターの場合は紡毛で撚ったフランネルを使うので、素材は一緒でも質感は全くの別物です。

素材となる羊毛の細さによっても仕上がりや価格が大きく変わり、基本的に細くなればなるほど希少性が高く高額になる傾向があります。

ウールの細番手(Super表記)については、後半で詳しく解説します。

極上の肌触りが特徴的なカシミアの高級スーツ生地

寒暖差が厳しい山岳地帯に生息するカシミヤゴート(ヤギ)の”うぶ毛”を素材としているのが、コートやマフラーでお馴染みのカシミヤです。

カシミヤゴートのイメージ画像
カシミヤゴート

カシミヤ素材を使ったスーツ生地の特徴

  • 高級感がありきめ細やかな質感
  • 圧倒的な軽さと柔らかさ
  • 肌触りがとても良い
  • スーツ生地にする場合はウールとの混紡で使われることが多い

冬用の高級スーツを仕立てるときに使われることが多いカシミアを素材とした生地は、肌触りの良さと高い保温性が特徴です。

一般的なイメージとしては、カシミア100%という表記の方が高級感があって良さそうに思えますが、カシミアだけだと柔らかすぎるためスーツの生地として使うときは、ウールとの混紡が一般的になっています。

英国風スーツや夏スーツと相性抜群のモヘア生地

アンゴラヤギの毛を材料として作られるのがモヘア生地です。

アンゴラヤギ
アンゴラヤギ

同じヤギの毛でありながら、カシミヤとは全く異なる質感や特徴を持つモヘアは、高い通気性とハリのある見た目が特徴となっています。

モヘア素材を使ったスーツ生地の特徴

  • 通気性に優れている
  • シワや汚れに強い
  • パリッとした印象のスーツになりやすい
  • 硬質で光沢が強い見た目

前述のカシミヤが冬に特化した高級スーツ生地なら、モヘアは夏に適した高級スーツ生地であると言えます。

重厚で男らしい印象が強い英国風(ブリティッシュスーツ)のスーツと相性が良く、キリっとした印象やシャリ感を出したいときにおすすめの生地です。

特別なスーツやタキシードならシルク素材の高級スーツ生地

滑らかな肌触りと上品で特徴的な光沢を持つシルクは、特別な装いを仕立てるときによく用いられる生地となります。

(左)カイコ (右)シルク生地のイメージ画像
(左)カイコ (右)シルク生地のイメージ画像

ビジネススーツのような普段使いを想定したスーツではなく、ドレッシーなオーダースーツやタキシードに使われる高級スーツ生地です。

シルク素材を使った高級スーツ生地の特徴

  • 人の皮膚と同じタンパク質で肌馴染みが良い
  • 光を反射する繊維の構造で上品な光沢を生む
  • 保温性や吸湿性に優れている
  • 紫外線を吸収する性質を持っている
  • 静電気が起きにくい

シルクも動物性の天然繊維ではありますが、蚕の繭から作られているため動物の毛とはやや異なる性質や特徴を持っています。

見た目や肌触りという点では最上級ですが、シワや汚れはもちろん水や摩擦などにも弱く、とても繊細なスーツ生地なので取扱いやメンテナンスには細心の注意が必要です。

素材ごとの比較と選び方の目安まとめ

ここまで紹介したウール・カシミア・モヘア・シルクの4種類が、高級スーツ生地で使われることが多い定番の素材となります。

それぞれの特徴や印象を比較して表にまとめて紹介しますので、ぜひスーツ生地の素材選びをするときの参考に役立ててみてください。

素材季節・シーン見た目の印象耐久性
ウールオールシーズン上品で艶やか◎~△
カシミヤ滑らか・高級感
モヘア春夏・ビジネス涼しげで端正
シルクフォーマルエレガント三角

基本的に初めて高級スーツを仕立てる場合は、ウール生地を選んでおけば間違いありません。

ただし表の耐久性をみても判るように、ウール素材の高級スーツ生地には数多くの種類があり、同じ素材でも選び方によって特徴がガラリと変わる難しい一面もあります。

続いては、高級スーツ生地で最も多く使われるウール素材の見極め方について解説します。

ウール素材の高級スーツ生地を見極めるポイント

高級スーツ生地の定番素材であるウールは、同じ素材でも以下の要素が違うだけで見た目や特徴が大きく変化します。

  • 原料となる羊毛自体の細さ(Super表記)
  • 羊毛から生成した糸の細さ(番手表記)
  • 生地の織り方
  • 目付(g/m表記)
  • ブランド

ウールが高級スーツの実に9割以上で使われる大きな理由が、この多様性にあります。

上記のバランスや組合せ次第で見た目や生地の特徴が変わるため、各要素が何を表していて何に影響するのかを知っておくと生地を選ぶときにとても役立ちます。

原料である羊毛の細さ(繊維の直径)を表すSuper表記

ウールを原料とした高級スーツ生地にはSuper表記というものがあります。

これは原毛の細さを表す国際的な品質基準で、Super「数字」’sで表記されます。

数字部分が大きければ大きいほど繊維が細いという意味で、Super 100’sなら原毛の繊維の太さは約18.5ミクロンです。

数字が10大きくなるごとに原毛の繊維が0.5ミクロン細くなるので、Superの数字部分が大きい=原毛が細いという意味になります。

では、原毛の太さが違うと具体的に何が変わるのでしょうか。

専門的な難しい話はさておき、原毛は細くなるほど希少価値が上がり加工も難しくなるため、値段は高くなります。

その一方で、太い原毛よりも糸にしたときの密度が高くなるので、価格に見合った高級感のあるスーツに仕上がります。

着用シーン推奨Super理由
普段使いやビジネスSuper100~120’s耐久性と価格
ワンランク上のスーツSuper130’s前後高級感と実用性
パーティーや式典Super140’s以上ラグジュアリーな見た目

Super表記の数字が大きい方が見た目の高級感や肌触りは良くなりますが、耐久度は逆に数字が少ない方が高くなります。

そのため、単純にSuperの数字が大きい方が良い!という選び方ではなく、着用シーンや目的に応じたバランスで選ぶのがおすすめです。

番手は生地に使う”糸”の太さを表す数字

スーツ生地にはSuper表記とは別に番手という数字が表示されています。

番手は、1グラムの素材から何メートルの糸になるか?を数値化したもので、Super表記と同様に数字が大きいほど細いという意味になります。

羊毛から作り出す糸の細さが番手
羊毛から作り出す糸の細さが番手

スーツ生地に使われる糸の太さは50番手~80番手の範囲内が多く、基本的には番手の数字が大きい方がきめ細かくしなやかな肌触りになります。

ただし番手の数字が大きい方が優れているという訳ではなく、低い番手(糸が太い)なら耐久性が高くハリのある生地に仕立てやすいというメリットがあるため、やはり目的によって選び分けるのがおすすめです。

見た目や重さに直結する織り方にも注目しよう

ウール生地には代表的な3種類の織り方があり、それぞれ特徴が異なります。

織り方の違いで生地の印象は変わる
織り方の違いで生地の印象は変わる

ウールを素材にしたスーツ生地で最も多く目にするのは綾織で、季節や着用シーンを問わずバランスが良い織り方となっています。

平織はシンプルな構造で通気性に優れ、後述する目付け(重量)も抑えられるため、夏のビジネススーツを仕立てるときなどにおすすめです。

杉綾織(別名ヘリンボーン)は、ハリがありしっかりとした質感が特徴的で保温性に優れた厚みのある生地に仕上がります。

耐久性や防寒性に優れている反面、目付けは高くなるため着心地が軽いスーツを好む人には不向きかもしれません。

織り方特徴メリット季節
平織(ひらおり)通気性が良く軽い耐久性と価格春夏向き
綾織(あやおり)シワに強く万能高級感と実用性オールシーズン
杉綾織ハリがあり丈夫耐久性と保温性秋冬向き

織り方と合わせて意識したいのが生地の重さを表す目付けで、表記はg/m(グラム・パー・メートル)や単にg表記のみで示されます。

目付け表記が270~310g/mくらいが一般的なスーツの重さで、夏物は軽く冬物なら重くなる傾向になります。

知識が無くても安心して選べるのがブランド生地

ウール素材の高級スーツ生地を見極める上で役立つ知識を紹介してきましたが、表記されている数字だけを鵜呑みにして生地を選ぶと思わぬ失敗に繋がる恐れがあります。

例えば、同じウール100%・Super100’sの表記があるのに、値段や見た目・肌触りに大きな差を感じて不思議に思ったことはないでしょうか。

実はスーツ生地の表記には闇があり、原料全てがSuper100’sで揃えていなくても、一部に含まれていれば記載することが可能となっています。

そのため、表記上は「ウール100%・Super100’s」となっていても、実際には数%しか良質な羊毛は含まれていない粗悪品を掴まされる可能性があるのです。

そこで重要になってくるのが「ブランド」になります。

ブランド品は値段に見合う価値があるから成り立つ
ブランド品は値段に見合う価値があるから成り立つ

ブランド品は高いから好きじゃないという人もいますが、値段が高くなる理由には商品の品質やデザインが一定水準以上であるという安心感も含まれています。

原料となる羊毛の品質、紡績技術、生地としての完成度まで、スーツ生地を取り扱う有名ブランドの商品なら確実に値段に見合った品質が保証されます。

逆に、不自然なほど価格が安いスーツには「必ず安い理由」が隠されているので、安易に飛びついてしまうと低品質の商品をそこそこの値段で買う羽目になるので注意しましょう。

おすすめの人気高級スーツ生地ブランド5選

高級スーツ生地を選ぶときは信頼のおけるブランド品が良いとお伝えしましたが、具体的にどのブランドが良いのかは悩みどころです。

そこで、世界的に高い評価を得ている人気の高級スーツ生地ブランドを厳選して紹介しますので参考に役立ててください。

イタリアを代表する高級生地ブランドZegna(ゼニア)

最初に紹介するのは、イタリアを代表する高級生地メーカーで世界三大ミル(毛織物工場)の一つに名を連ねるZegna(ゼニア)です。

参照元:ZEGNA
参照元:ZEGNA

ゼニア生地は高級紳士服の3割以上のシェアを誇ると言われており、有名なところではアルマーニやエルメスなどの高級スーツブランドにも生地を供給しています。

自社の牧場で最高品質の原毛を管理するという徹底ぶりで、イタリアスーツらしい艶のある上品な光沢を持つ生地が魅力のブランドとなっています。

当店GINZA SAKAEYAは、ゼニア社から正式に認定を受けた「ゼニア生地正規認定販売店」となっていますので、最先端の新作から定番の人気生地はもちろん、他店では取り扱えないような希少な生地を使ったスーツのお仕立ても可能となっております。

ゼニア生地認定取扱店の証明
ゼニア生地認定取扱店

さらにGINZA SAKAEYAでは新たにレディース向けオーダースーツの取扱いにも力を入れていて、ゼニア生地を使ったレディーススーツのお仕立てにも対応しています。

昇進や起業に合わせて高品質なレディーススーツのお仕立てを考えている女性や、奥様へスーツのプレゼントを考えている方は、ぜひご気軽にご相談ください!

安心・安全な世界最高品質のゼニア生地を使ったスーツのお仕立てをご検討の方は、ぜひGINZA SAKAEYAにお任せください!

希少な獣毛を使った生地ならLoro Piana(ロロ・ピアーナ)

参照元:ロロ・ピアーナ
参照元:ロロ・ピアーナ

ゼニアと同じく世界三大ミルに数えられるLoro Piana(ロロ・ピアーナ)は、世界的にも希少とされる天然素材を扱っていることで有名です。

特にカシミヤと「アンデスの女王」と呼ばれる希少なビキューナの毛を使った生地は、世界トップシェアを誇っています。

高級感やオリジナリティを重視する人から圧倒的な支持を集めているブランドです。

大衆向けというよりは、上流階級の人が好む傾向にあるブランドですが、特別な1着を仕立てたい人ならぜひチェックしてみましょう。

艶っぽい質感の生地が魅力のDELFINO(デルフィノ)

イタリアの老舗生地ブランドTALLIA DI DELFINO(タリア・ディ・デルフィノ)も、世界三大ミルの一角を担う人気ブランドです。

デルフィノが取り扱うスーツ生地は、Super120’s以上の原毛を高い番手の糸で織ることをポリシーとしていて、上品な艶のある見た目と柔らかい着心地が特徴となっています。

日本国内における知名度は、ゼニアやロロ・ピアーナに一歩遅れを取っている印象があるデルフィノですが、イタリアでの人気はゼニアと同様かそれ以上と言っても過言ではありません。

トレンドとクラシックの融合!SCABAL(スキャバル)

参照元:スキャバルジャパン株式会社
参照元:スキャバルジャパン株式会社

007シリーズやタイタニックなど、名だたるハリウッド映画に衣装協力をしてきたことでも有名なSCABAL(スキャバル)も、高品質なスーツ生地を取り扱うブランドです。

スキャバルは、伝統的でクラシカルな生地だけでなく、毎年のようにトレンドを強く意識した新作を積極的に発表しています。

日本国内における知名度はさほど高くありませんが、30代や40代の若いエグゼクティブ層からの支持が厚く、スーツ上級者にもおすすめできる生地ブランドの1つです。

拠点はフランスのイギリスブランド!DORMEUIL(ドーメル)

参照元:ドーメル
参照元:ドーメル

DORMEUIL(ドーメル)は、拠点はフランスでありながらイギリスの生地を取り扱う異色のブランドとなっています。

伝統的でクラシカルなスーツスタイルが魅力のイギリスと、現代ファッションのトレンドをけん引するフランス、一見すると相反する二か国の影響を受けたドーメルの生地は独特の魅力を持っています。

ドーメルの生地はイギリスならではの実直で確かな品質の高さと、フランスらしい独特なファッション性を合わせ持つのが特徴です。

日本国内でも比較的認知度が高いブランドなので、いつもとは毛色が違うスーツを仕立てたいときや個性的なスーツが欲しいときはぜひチェックしてみましょう。

高級スーツ生地を選ぶときのポイント

高級スーツ生地の種類やブランドについて解説してきましたが、ここからは実際にプロのテーラーがお客様へ生地の提案をしているときに意識しているポイントを紹介します。

着用シーンや目的を明確にする

スーツを仕立てるときは目的意識を明確にしよう
スーツを仕立てるときは目的意識を明確にしよう

スーツ生地を選ぶ段階で、中々決まらなかったり迷ってしまうお客様に多いのが、着用シーンや用途が決まっていなかったり曖昧だったりするケースです。

例えば普段使い用のビジネススーツをワンランク上にしたいなら、Superや番手はそこまで高くせず、バランスを重視した手頃な価格帯のウール生地がおすすめになります。

生地選びの前に、スーツを何のために仕立てるのかを明確にして、それを店員に伝えてあげることで、かなり高い精度でニーズに沿ったスーツを仕立てることが可能です。

必ず自分の目と手で生地を確認する

GINZA SAKAEYAでスーツを仕立てる場合、基本的にはお客様にご来店頂いた上でスタッフと共に生地を選んで頂いております。

オンライン上で完結できるサービスにも対応はしていますが、生地選びで失敗しないためにはご自身の目と手でしっかりと肌触りや質感を確認することをおすすめします。

高級スーツ生地は直接見て触れて選びたい
高級スーツ生地は直接見て触れて選びたい

高級スーツ生地の良さは、実際に触れたときの手触りや光が当たる角度を変えながら、光沢や艶の素晴らしさを見ることで判るものです。

画面越しでの確認では限界があるので、可能な限りテーラーに足を運んで生地を手に取ってみてください。

信頼できるお店やスタッフを見つける

どんなに素晴らしい高級スーツ生地でも、仕立ての技術が低ければ台無しです。

また、オーダースーツを仕立てるときは自分が思ったことや気になっていることは、その場で解決しておかないと大きな後悔に繋がる恐れがあります。

そのため、確かな裁断・縫製技術をもったお店や話しやすく相性が良いスタッフを見つけておくことは、とても重要なポイントです。

「そんなに都合よく良いお店やスタッフに巡り合えるわけがない!」

そんな方は、ぜひ当店GINZA SAKAEYAのご利用を検討してみてください。

老舗ならではの確かな採寸・縫製技術と、お客様ファーストを常に考え専門的な知識と豊富な経験を持つスタッフが、ラグジュアリーなオーダースーツ体験をお約束いたします。

高級スーツ生地を選ぶときによくある質問まとめ

最後に高級スーツ生地を選んでいただく際に、お客様から寄せられることが多い疑問や質問について、回答と共にまとめて紹介します。

高級スーツ生地は長持ちしますか?値段が高い方が良い生地ですか?

初めてオーダースーツを仕立てるお客様の中には、スーツ生地の値段を見て「値段が高いということは長持ちする」と解釈される方が少なくありません。

しかし、スーツの寿命を左右するのは「着用頻度」と「手入れ」なので、高級スーツ生地であっても毎日のように着用して、日々のメンテナンスを怠ればあっという間に劣化するので注意してください。

また、高級スーツ生地の良し悪しは値段よりも「着用シーンやニーズ」に合っているかどうかで決まります。

例えばSuper値や番手が高い高級スーツ生地は値段も高くなりがちですが、丈夫なスーツが欲しい!という方にとっては耐久度に不安があるため良い生地とは思えないかもしれません。

その一方で、特別な日のために高級感と着心地を追求したスーツが欲しい!という方にとっては最高の生地になりうるのです。

  • 高級スーツの寿命はメンテナンス次第で短くも長くもなりうる
  • 値段が高い生地は値段に見合った価値はあるが良い生地かどうかは目的次第

スーツの管理やメンテナンスを正しく行えば、生地の種類を問わず寿命は延ばすことができます。

有名ブランドの高級スーツ生地は高すぎませんか?

当店は世界三大ミルの一角で、世界的にも高い評価を受けているゼニアの生地を主に取り扱っていますが、生地の値段を見て驚かれたお客様から高いのではと聞かれることがあります。

しかし原材料の希少性やゼニア社の高い技術力をご説明した上で、実際に高級スーツ生地を手に取ることで、「なるほど、これならその値段もうなづける」と、納得されるお客様がほとんどです。

  • 最高品質の羊毛を原材料にしている
  • 細い原毛をゼニア独自の高い技術で生地にしている
  • 世界的な高評価を得ているブランディング
  • 輸送費や関税などのランニングコスト

ゼニアの高級スーツ生地を専門に取り扱ってきたからこそ伝えたいのですが、もし高級スーツ生地に触れ合う機会が無かった方にはぜひ一度、ご自身の目と手で本物のゼニア生地を体感して欲しいです。

一目見て実際に手に取れば、一般的なスーツ生地に比べて高級スーツ生地が高いのはなぜなのか、感覚的に理解できるのではないかと思います。

きっとほとんどの方が、「こんなに違う物なのか!」という感動を覚えるはずです。

GINZA SAKAEYAではお客様のニーズやご予算に合わせて、経験豊富なスタッフが詳しく丁寧にご説明をした上でお客様のご納得を得た上でオーダースーツをお仕立てしています。

無理にスーツをお仕立てする必要はありませんので、最高品質のゼニア生地を実際に手に取ってみたい!感動してみたい!という方もぜひご気軽にお問合せください。

基礎知識があれば高級スーツ生地選びで迷わない!

高級スーツ生地を選ぶときは、素材・Super表記・番手表記・織り方・ブランドなど、多角的な要素と自分の目的を照らし合わせながら最適なものを選ぶのがポイントです。

おさらい
  • 高級スーツ生地を選ぶ前に着用シーンや用途を明確にする
  • 値段が高い=良い生地とは限らない
  • 信頼できるお店やスタッフを見つけておくと安心できる
  • ゼニア生地を使ったオーダースーツならGINZA SAKAEYA

初めてスーツを仕立てるときは緊張するものです。

高級スーツ生地で仕立てるスーツは決して安い買い物では無いので、事前にしっかりと基礎知識を理解した上で信頼できるプロと一緒に選ぶことがスーツ作りで後悔しないための近道です。

GINZA SAKAEYAでは、お客様のご要望を細かく伺いながらプロの視点を交えつつ、最適な生地をご提案いたします。

最高の生地を使った最高のスーツをお仕立ての際は、ぜひ私たちにお任せください。

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