- 卒園式で父親が意識すべきスーツのマナーや着こなしの基本を知りたい!
- パパの卒園式コーデでおすすめがあれば教えて!
- 卒園式に父親や母親が服装で注意すべきポイントやNGコーデはある?
お子様の卒園式は、家族にとって大切な節目となる1日です。
記念写真や動画などの映像にその姿が残ることも多く、せっかくの節目だからこそ親としてはしっかりとした服装で出席したいところです。
特に普段の行事やイベントに参加できない人が多い父親の場合、卒園式では自然と視線が集まることが多く、単に「スーツを着ればいいだろう」とタカをくくっていると思わぬ恥をかいてしまうかもしれません。
パパが卒園式にふさわしいオシャレなスーツの着こなしをすれば、大切なお子様の卒園式での思い出をより素敵なものにすることが可能です。
この記事では、卒園式で父親が意識すべきスーツマナーや着こなしの基本やコーデに役立つ知識や情報を詳しく紹介します。
卒園式で父親に求められる服装を知っておこう
まず、卒園式で父親はどのような服装をするのが正解なのかを確認しておきましょう。
「とりあえずスーツを着ていれば問題ないだろう」という考え自体は間違っていないのですが、卒園式とビジネスシーンではスーツの着こなしやマナーで意識すべきポイントに違いがある点には注意が必要です。
卒園式に出席する父親の服装はスーツスタイルが一般的
卒園式は「式典」に分類されるため、服装マナー的には出席する親に求められる服装はセミフォーマル(準礼装)または略礼装となります。

通常、男性のセミフォーマルといえばディレクターズスーツですが、卒園式の服装としては重厚すぎて浮いてしまう恐れがあります。
また、主役はあくまでもお子様であることから、自分が目立ってしまうようなパーティースーツは避けるようにしましょう。
結論として、同伴する母親の服装とのバランスや園の雰囲気にもよりますが、卒園式における父親の服装は落ち着いた色や清潔感を意識した、ビジネスシーンにも対応できるようなスーツスタイル(ダークスーツ)での出席が望ましいと言えます。
雰囲気や母親の服装とのバランスを意識する
前述の通り基本は卒園式における父親の服装は落ち着いたスーツスタイルとなりますが、場の雰囲気や夫婦のバランスによっては華やかさやカジュアルさをプラスした方が良いケースもあります。
特に幼稚園や保育園の場合、園ごとの教育方針や独自のルール・伝統が設けられているケースもあるため、事前に卒園式の服装マナーを確認しておくと安心できます。

また、一緒に出席するママの服装とあまりにもかけ離れたコーデや見栄えにならないことも大切です。
例えば母親はしっかりと綺麗なセレモニースーツに身を包んでいるのに、同伴している父親はシワの寄ったくたびれたビジネススーツではチグハグな印象を周囲に与えてしまいます。
夫婦で服装の格を合わせ、清潔感や色味などのバランスを意識して仲睦まじい幸せな印象のコーデを目指しましょう。
服装だけでなく立ち居振る舞いにも気を付けたい
卒園式に出席するときは、服装だけでなく立ち居振る舞いにも気を配りたいものです。
せっかくスーツの着こなしが整っていても、姿勢が悪かったり卒園式中にスマホをいじってばかり・・・では印象が悪くなってしまいます。
式の最中は背筋を伸ばし、静かにお子様の姿を見守るのがマナーです。
落ち着いた品のある立ち居振る舞いはスーツ姿をより引き立ててくれます。
父親の卒園式スーツにふさわしい色・柄・素材選び
卒園式に父親が着るスーツはどんなものでも良いという訳ではありません。
結論から言うと、卒園式に父親が着るスーツは「ネイビー」「チャコールグレー」などの派手すぎない落ち着いた色合いを選び、季節や周囲に合わせた素材やデザインを選ぶのがおすすめです。
色・柄・素材など卒園式にふさわしいスーツ選びのポイントを項目ごとに紹介しますので、しっかりチェックしてスーツ選びに役立ててみてください。
黒が好きなパパは要注意!卒園式スーツの色選び
冒頭でも紹介した通り、卒園式に父親が着ていくスーツの色は派手すぎず落ち着いた色を選ぶのがベターですが、よくある失敗として注意したいのがブラックスーツの着用やコーデです。
シックで落ち着いた雰囲気を演出できるブラックスーツは、一見フォーマルで無難な選択に思えますが、コーデによっては礼服のように見えてしまう恐れがあります。
卒園式にブラックスーツを着ていく場合は、なるべく光沢がある生地を選んだり、ネクタイやシャツの色や素材を明るめにするなど、コーデ全体が黒づくめにならない工夫が必要です。

年代を問わず選びやすいカラーとしておすすめなのは、少し暗めのネイビー系スーツです。
ネイビーは知的で清潔感のある印象のコーデになりやすく、式典にふさわしい色合いとして世界共通で特別な日に着用されるスーツの色となっています。
より落ち着いた印象を演出したいときや、同伴するママの服装がフォーマル寄りな場合におすすめなのがチャコールグレー(濃いグレー)です。
チャコールグレーのスーツは重厚で式典らしい「きちんと感」を演出しやすく、落ち着いた年代のパパには特におすすめな色になります。
卒園式用のスーツは無地が基本
続いて卒園式でパパが着るスーツの柄ですが、選べるのであれば無地のスーツを着用していくのが無難なセレクトとなります。
ストライプ柄のビジネススーツしか持っていない!という場合は、なるべく控えめで細めのストライプを選びましょう。
主張が強い太めのストライプ柄やチェック柄のスーツは、カジュアルな印象になってしまい卒園式の雰囲気には不向きです。
高品質なスーツの方が見栄えするのでおすすめ
「いつもの仕事用スーツ」を着用しても問題はありませんが、大切なお子様の卒園式なら生地の品質や仕立てにこだわった1着を準備するのもおすすめです。
卒園式が終わればすぐに入学式がやってきますし、小学校になると父兄が参加する学校行事も増えるため、スーツの新調を考えるタイミングとしては最適かもしれません。

上質なスーツ生地でサイズをしっかり合わせて仕立てたスーツは、自然と立ち姿が美しくなったり上品な質感と艶っぽさで写真映えします。
当店GINZA SAKAEYAにご相談頂ければ、経験豊富なスタッフが季節や着用目的に最適なスーツ選びをサポートし、ラグジュアリーなオーダースーツ体験をご提供いたします。
卒園式用にスーツの新調を検討している方は、ぜひご気軽にGINZA SAKAEYAへお問い合わせください!
卒園式のパパコーデは小物選びで差がつく!
卒園式用のスーツは、派手すぎず上品な色合いを選ぶのが一般的です。
前項でもお伝えしていますが、卒園式に合った色柄選びはもちろん清潔感やサイズ感など基本的なスーツ選びだけでは似たり寄ったりなコーデになってしまいがちです。
もちろんお子様が主役なので必要以上に目立つ必要はありませんが、小物を上手に組み合わせたコーデができるとさりげないオシャレ感を演出できます。
パパのスーツコーデを引き立てるネクタイ選び
卒園式のスーツコーデに合わせるネクタイは、「控えめながら華やかさがある色柄」を選ぶのがおすすめです。
ネクタイ選びのポイントを簡潔にまとめると以下のようになります。
- スーツやシャツと同系色のネクタイを選ぶ
- スーツやシャツと対比関係になる色のネクタイを選ぶ
- 挿し色やワンポイントが欲しいときはネクタイでアクセントを入れる
同系色か対比色でコーデ全体のバランスを整えることを意識すると選びやすくなります。
ただし、黒のナロータイや派手な色柄のネクタイは避けましょう。
より詳しい卒園式用のネクタイ選びやコーデについては、別記事でも紹介していますのでぜひ合わせてチェックしてみてください。
卒園式にボタンダウンシャツは避けた方が無難
卒園式のスーツに合わせるシャツは、白で無地のものを選ぶのが最も無難且つフォーマルな印象となります。
他の父親と差をつけるならシャツに工夫をした方が良さそう・・・と考えがちですが、本来のドレスコードがセミフォーマルであることを考えると王道の白無地シャツをセレクトするのが正解です。
オシャレ感を演出したいパパは、淡い色合いや控えめな柄のシャツ(サックスブルーや繊細な織り柄など)を選ぶなどがおすすめです。

ボタンダウンシャツ(襟がボタン留めできるタイプのシャツ)は、卒園式のスーツコーデでは避けた方が無難なので注意しましょう。
一見すると襟の部分にボタンがついていて型崩れしにくく、きちんと感が演出できるように思えるボタンダウンシャツですが、実はシャツとしてはカジュアルなアイテムに分類され、ノーネクタイのスーツコーデなどで活躍するアイテムとなります。
「オシャレは足元から」の格言通り靴はしっかり選びたい
卒園式のスーツコーデに合わせる靴は、「黒のストレートチップ」を選ぶのが一般的です。

つま先に1本のラインが入ったデザインが特徴的なストレートチップの靴は、冠婚葬祭すべてのフォーマルシーンで履くことができる万能アイテムなので1足だけでも持っておくと便利です。
靴擦れなどの心配があるため新品をわざわざおろす必要はありませんが、卒園式の前にはしっかりとお手入れをして綺麗な状態で履くようにしましょう。
自分が思っている以上に足元は見られていることが多く、いくら素敵なスーツコーデでも靴が汚れていると台無しになってしまいます。
同様に気を付けたいのが靴下で、こちらは黒やチャコールグレーの無地を選ぶのが一般的となります。
ズボンの裾から場違いな白や派手な色の靴下が覗いてしまうと印象を損なう恐れがあるので注意しましょう。
卒園式で避けるべき父親のNGコーデと理由を解説
卒園式に出席する父親全員が、オシャレなスーツコーデを目指している訳ではありません。
むしろ、なるべく目立たず服装マナーに沿った悪目立ちしないスーツコーデができればそれで十分!というパパも多いのではないでしょうか?
そこで、ここからは卒園式で恥をかかないために注意すべきNGコーデとその理由を紹介します。
ジャケパンのようなラフな服装はNG
幼稚園や保育園の雰囲気がとてもカジュアルで開放的な場合、そもそもスーツじゃなくても良いのでは?と考えてしまう方がいるかもしれません。
もちろん、園の方からドレスコードはカジュアルな服装でOKというアナウンスがあるなら別ですが、卒園式はあくまでも正式な式典の1つなのでスーツ着用が原則となりますので注意しましょう。
礼服を着用して卒園式に出るのもNG
「卒園式は式典だから、冠婚葬祭で着用する礼服でも問題無いだろう」
普段の生活であまりスーツに袖を通す機会が無い方の中には、礼服の着用を考える人もいるかと思いますが、冠婚葬祭用の礼服は卒園式には不向きとなります。

礼服の黒色は「漆黒(しっこく)」と呼ばれ、光沢が無いマットな質感になっていて、ビジネス用のブラックスーツと見比べると一目瞭然で礼服だとバレてしまいます。
漆黒のスーツを着ると全体的に重たい印象になるだけでなく、やはり喪服や葬儀を連想させてしまうため、お祝いの場でもある卒園式での着用は避けた方が無難です。
最低限意識すべきポイントは清潔感とマナー!
卒園式が迫ってきているけど、スーツを1~2着しか持っていない場合や、久し振りすぎてサイズが合うスーツが無いという場合はどうするべきでしょうか?
卒園式を乗り切ってもすぐに入学式があることを考えると、スーツの新調をおすすめしたいところですが、ほとんど着る機会が無いスーツは要らない!という人も中にはいらっしゃるかもしれません。
卒園式や入学式用のスーツが準備出来ないときは、貸衣装でスーツをレンタルするという方法があります。
NGとなるのはサイズが合っていないスーツを無理に着たり、普段からヘビロテしているスーツを卒園式にそのまま着ていくことです。
無理に高いスーツを準備する必要はありませんが、クリーニングや貸衣装を利用して適切なスーツと清潔感のある着こなしだけは心がけるようにしましょう。
卒園式における父親のスーツに関してよくある質問
最後に、当店GINZA SAKAEYAをご利用のお客様から卒園式シーズンが近づくと寄せられることが多い質問を回答と共に紹介します。
卒園式に向けてスーツの新調を考えている方や、買い替えタイミングが分からないという方に役立つ内容となっていますのでぜひチェックしてみてください。
- 卒園式用にスーツの新調を考えていますがどんなデザインがおすすめですか?
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卒園式や入学式のためにスーツの新調を検討されるお客様からは、せっかく仕立てるなら幅広いシーンで着用したいというご要望が多く寄せられます。
年齢や好みなどを度外視するのであれば、シングルスーツでタイトすぎないスタンダードなシルエット、色はネイビーの無地を選ぶのが最も汎用性が高くどんなシーンでも着用することが可能です。
同じネイビーでも若い世代の方なら明るめのトーンを、落ち着いた年代の方なら少し暗めのトーンを選ぶことで歳相応の着こなしを演出できます。
- 少し古いスーツは持っていてサイズ感も問題ないのですが、卒園式用に買い替えた方が良いのでしょうか?
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基本的にスーツの寿命はお手入れや保管方法にもよりますが、3~5年ほどが買い替えの目安となります。
しかし卒園式で着用するだけなら、サイズ感が合っていてシワやテカりなど生地に大きな痛みや問題が無ければ無理に新調しなくても良いかと思います。
スーツそのものが古いことよりも、清潔感があるかどうか・サイズ感が合っているかどうか、の方が重要なのでしっかりクリーニングに出して卒園式に備えましょう。
父親が卒園式用のスーツを選ぶポイントはシンプルで簡単!
父親が卒園式に出席するときは、スーツ着用が基本となります。
卒園式用のスーツコーデのポイントはシンプルで、落ち着いた色柄・清潔感・サイズ感を意識するだけで失敗することはありません。
- 父親は卒園式に出席するときは落ち着いた色柄のスーツ着用で
- 礼服やカジュアルな服装での出席は避けた方が無難
- 高品質なスーツや小物使いでオシャレに差をつけよう
- 最低限、清潔感とサイズ感を意識した着こなしを
卒園式はお子様にとっても、家族にとっても節目となる大切な1日です。
ぜひ今回お伝えしたスーツ選びやコーデのポイントを参考に、素敵な装いでお子様との思い出を残してみてください!






