チノパンを使ったジャケパンコーデをマスターしよう!コーデ例や年代・シーン別のポイントを解説!

  • チノパンを使うジャケパンコーデのポイントや注意点を教えて!
  • チノパンやジャケパンってそもそも何?
  • 年齢やシーンによっておすすめのチノパンがあるなら教えて!

ジャケットとパンツを組み合わせるジャケパンコーデは、アイテムセレクト次第でフォーマル・カジュアルのどちらにも対応できるメンズファッションの定番スタイルです。

コーデに選ぶアイテム次第で印象が変わるジャケパンですが、幅広いシーンや年代で着用できる”チノパン”はマストアイテムの1つと言っても過言ではないでしょう。

この記事ではチノパン×ジャケットの組合せコーデのポイントや注意点、さらには年代やシーンに応じたチノパンの選び方について詳しく解説します。

ジャケパンコーデの定番アイテム”チノパン”を使った着こなしに興味がある方や、チノパン選びで失敗したくない方は必見の内容となっていますので、ぜひコーデの参考に役立ててみてください。

ジャケパンについて詳しく解説している過去記事もあるので、当記事を読み進める前に目を通しておくとより理解が深まるのでおすすめです。

目次

「ジャケパン」と「チノパン」を正しく理解しておこう

チノパンを使ったジャケパンコーデの着こなしを解説する前に、まずは定義や種類など基本的なことを知っておきましょう。

言葉としては知っていても、ジャケパンやチノパンについて正しく理解している人は意外に少ないものです。

ファッション用語はニュアンスやイメージだけで「なんとなく知っている」でいると、NGコーデや間違ったアイテムセレクトの原因になります。

この機会に自分の理解が間違っていないかどうかチェックしてみてください。

ジャケパンの定義やスタイルの種類とは

ジャケパンの定義はとても広い!
ジャケパンの定義はとても広い!

ジャケパンとは、【上半身がジャケット、下半身がパンツ】の服装全般を指し示すファッション用語です。

広い意味ではスーツスタイルもジャケパンの1種と考えることもできますが、一般的にはジャケットとパンツの「色」や「素材」が異なる組合せをジャケパンと呼び、スーツスタイルとは区別しています。

冒頭でも説明した通り、素材や色の異なるジャケットとパンツを組み合わせていれば”ジャケパン”となるため、アメカジやB系ファッションのようなカジュアルなスタイルもあれば、モード系やビジネス系などフォーマルなスタイルまで幅広く存在します。

チノパンの定義とは?デニムやスラックスの違いについて

チノパン・ジーンズ・スラックスのイメージ画像
チノパン・デニム・スラックスの一般的なイメージ

チノパンと聞いてほとんどの方が画像左のようなベージュやカーキの色あいのパンツを思い浮かべると思います。

チノパンの定義は【”チノ・クロス”(生地)でつくられたパンツの総称】なので、イメージとして色の系統を限定しがちですが実はさまざまな色や形状などバリエーションに富んだアイテムです。

ちなみに”デニム”と呼称される衣服もその定義はチノパンと同じで素材(生地)が関係していて、デニム地でつくられたアイテムの総称となっています。

さらにスーツの下というイメージが強い”スラックス”とは、パンツの種類ではなく実は「パンツの形状」を表す言葉で、ジャケットに合わせやすいシルエットのパンツ全般を意味します。

少しややこしいですが「チノ・クロスでつくられたスラックス」の場合は、チノパンとスラックスのどちらで呼称しても間違いではないということになるのです。

チノ・クロスとはどんな生地?

  • 綿や麻などの植物系素材やポリエステルで縫製
  • 元々は軍服の素材として作られた
  • チノパンは和製英語。海外ではチノーズと呼称されている

使い勝手の良いチノパンですが、カジュアルな印象や茶色やベージュのイメージが定着しすぎてコーデが難しいと感じる人も多いようです。

チノパン×ジャケパンコーデのポイントを解説

ジャケパンコーデの主軸となるのは、当然ですが”ジャケット”と”パンツ”です。

コーデの中でも目立つジャケットに目がいきがちですが、パンツに何を選ぶかでジャケパンコーデのバランスが決まります。

カジュアル・フォーマルのどちらにも対応できるチノパンは、まさにジャケパンコーデでは定番アイテムなので、イメージが先行して苦手意識を持ったり敬遠するのは勿体ないといえます。

前項でも紹介した通り、チノパン=茶色やベージュという固定観念やカジュアルなパンツというイメージを払拭して上手に活用するポイントをいくつか紹介します。

ジャケパンでチノパンを使うコーデが難しい理由や原因

一般的なイメージのチノパンを履くと、明るめな色合いが多いことからパンツの主張が強くなりがちです。

チノパンコーデいろいろ
チノパンは主張が強いパンツ?

セットアップなら明るい色でも気になりませんが、ジャケットとパンツが異なるジャケパンでは「何を組み合わせるのが正解なの?」となってしまいますよね。

ハイトーンなチノパンのコーデが難しい理由や原因

  • メリハリがつかず全体的にぼんやりした印象になってしまう
  • コーデ全体が明るくなりすぎてしまう
  • 靴が目立ちすぎる、逆に靴がまったく目立たない
  • インナーの色選びが判らない

前項でも触れているようにスラックスタイプのチノパンを選べば、カジュアルすぎるというコーデの悩みは簡単に解決することができます。

しかし明るい色が多いチノパンはコーデ全体の配色が難しく、ジャケットや靴などのアイテム選びを失敗するとコーデ全体がぼんやりしてしまう可能性があります。

チノパンを使うジャケパンコーデを簡単にするポイント①極端な色を選んでみる

チノパンを使ったコーデが難しいのは、明るすぎないけど主張は強い独特の色合いが主な原因です。

あえて極端な色使いのチノパンを選ぶとコーデがとても簡単になります。

白と黒のチノパン
白や黒など極端な色のチノパンならメリハリのあるコーデが容易に

チノパン=ベージュやカーキという固定観念を捨てて、色という選択肢の視野を広げるだけでチノパンコーデの難易度がグッと下がるのでおすすめです。

チノパンを使うジャケパンコーデを簡単にするポイント②3つのパーツでメリハリを意識する

ジャケパンコーデに限った話ではありませんが、コーディネートの配色バランスは「アウター」と「インナー」、そして「パンツ」の3つのパーツが大きなウェイトを占めます。

アクセントとして小物や靴などの色も重要ですが、基本は上記3つのパーツに「明るい色」と「暗い色」の両方が入るような組合せを意識するのがポイントです。

色の濃淡でメリハリをつけたジャケパンコーデ
チノパンと暗いトーンのジャケットは定番の組合せ

ベージュやカーキなど定番カラーのチノパンには、暗めのネイビーやブラック、または暗めのグレージャケットなどを組み合わせるのが定番です。

明るめのチノパン×明るめのジャケットの組合せになってしまう場合は、インナーを思い切って黒や濃紺にするなど主要パーツのどこかで濃淡が生まれるように意識してアイテム選びをしてみましょう。

他にもジャケパンにスニーカーを合わせるなど、小物を上手に使ったコーディネート術を解説した記事もあるのでぜひ読んでみてください。

ビジネスシーンや年代別などチノパンを使ったおすすめのジャケパンコーデ例を紹介!

ここからはビジネスシーンにも対応できるチノパン×ジャケットのコーデや、若い世代や大人向けのコーデ例をいくつか紹介します。

想定する着用シーンやご自身の年齢と照らし合わせながら、アイテム選びやコーデの参考として役立ててみてください。

20代や30代におすすめ!爽やかなブルーを取り入れたチノパンを使ったジャケパンコーデ

チノパン×ジャケットに、爽やかな印象を与えてくれる明るめのブルーを取り入れたコーデは若い世代におすすめ。

青を取り入れたジャケパンコーデ例
爽やかで若さを象徴する明るいブルーをアクセントにしよう!

カジュアルファッションはもちろん、服装の自由度が高いオフィスカジュアルでも活躍してくれるコーデです。

チノパンの存在感に負けないインパクトがある色なので、インナーに挿し色として取り入れてジャケットは暗いトーンや同系色を選ぶとコーデ全体がまとまりやすくなります。

ビジネスシーンならチノパン×小物のジャケパンコーデがおすすめ!

カジュアルダウンの見極めが難しいビジネスカジュアルなど、チノパンコーデにフォーマル感をプラスしたいときは小物を上手に活用したコーデがおすすめです。

ネクタイとチノパンのコーデ例
ネクタイやジレでフォーマル感をプラスしよう!

例えばチノパン×ジレ(ベスト)の組合せや、あえてネクタイを締めてフォーマル感を高めるのも良いでしょう。

上半身をしっかりとビジネスシーン向きのアイテムセレクトをすると、あえてチノパンを組み合わせていることが程よい”抜け感”を演出してくれるので年代を問わず実践しやすいオシャレコーデとなっています。

40代や50代にはチノパンの品質にもこだわったジャケパンコーデがおすすめ

動きやすく丈夫で普段使いしやすいイメージのチノパンは、カジュアルな印象だけでなくどこか”安っぽい”と思われやすいアイテムかもしれません。

40代や50代の大人コーデにチノパンを取り入れるときは、あえて品質にもこだわって「チノパンなのに高級感のある服装」がおすすめです。

世界的に有名な高級スーツブランド「ゼニア」の公認店舗でもある当店GINZA SAKAEYAでは、チノパンとは思えない肌触りと高級感のある大人コーデ向けのアイテムを多数取り揃えています。

GINZA SAKAEYAのジャケパンコーディネート例を一部抜粋
GINZA SAKAEYAのジャケパンコーディネート例を一部抜粋

高級スーツを扱う国内有数の老舗テーラーとしての経験と知識を駆使して、お客様のご要望に沿ったチノパンコーデ一式をスタッフに一任することも可能です。

当店GINZA SAKAEYAのHP内にある、ジャケパンコーディネート例にて各アイテムの詳細や金額などを確認できますので、興味がある方はご検討頂ければ幸いです。

チノパンやジャケパンに関連する疑問や不安をまとめて解説!

最後に、チノパンやジャケパンに関連する悩みや不安を一問一答形式でまとめて紹介します。

自分のコーデやアイテム選びと照らし合わせながら読み進めてみてください。

チノパンとスラックスって同じ?何が違うの?

本文でも触れていますが、チノパンとスラックスの定義や違いが曖昧な人はとても多いようです。

おさらいになりますが、チノパンとは「チノ・クロスという生地を使ったパンツ全般」を意味する言葉で、スラックスは”形状”を表す言葉です。

少し乱暴なカテゴライズですが、要は短パンやハーフパンツなど見た目としての種類分けの仲間にスラックスも含まれます。

そもそも分類としての区分が違うので、混同しないように注意しましょう。

チノパンは何で色が決まってるのですか?

チノパンといえば「ベージュ」か「カーキ」が定番です。

本文中でも軽く触れましたが、チノパンは元々”軍服”の素材として誕生したパンツでした。

19世紀ごろにフランスやイギリスなど欧州の軍用パンツとして登場した当初は、チノパンの色は白だったと言われています。

しかし、戦場で着用するには目立ちすぎるという理由から保護色としてカーキやベージュに染められ、その名残で現在もチノパンはあの色が定番になっているのです。

定義としてはチノ・クロスを使っていれば全てチノパンなので、定番の色だけでなくカラーバリエーションは豊富なのでコーデしやすい色のチノパンを探してみましょう。

ジャケパンスタイルで下がチノパンだと失礼だと聞いたことがあるのですが?

「チノパンを履いたジャケパンコーデが失礼にあたる」というフレーズを見聞きしたことがある人は多いかもしれませんが、これは服装に関するビジネスマナーとジャケパンが混同した”勘違い”が原因だと思われます。

現代ではカジュアルダウンした服装で働くことに対して寛容な風潮が主流ですが、重要な取引や会議のようにビジネスマナーが重視されるシーンではカジュアル感のあるチノパンはNGとされています。

ジャケパンコーデでチノパンを履く場合は、着用シーンをしっかり見極めないと失礼だと思われる可能性があるので注意しましょう。

チノパンはジャケパンコーデの定番アイテム!ポイントを抑えて上手に取り入れよう!

ジャケパンコーデのパンツとしては、カジュアルな印象が強すぎるジーンズに比べてシーンを選ばずセレクトできるチノパンは使い勝手の良い定番アイテムです。

おさらい
  • チノパンとはチノ・クロスを使ったパンツの総称
  • パンツの形状を表すのがスラックスなので、「スラックスのチノパン」がある
  • 明るい色合いでコーデが難しいと感じるときは色やジャケットで工夫するのがおすすめ
  • 安っぽいイメージを払拭するなら高品質なチノパンという選択肢も

チノパンは「カジュアルファッション」や「安価で丈夫な服」というイメージが強いですが、ビジネスシーンでカジュアルダウンした服装の需要が高まった昨今では、オシャレなビジネスコーデの定番アイテムとしても人気となっています。

今回お伝えしたコーデのポイントや、高級感のあるワンランク上のアイテム選びなどを参考にしながら、シーンに合ったチノパン×ジャケットのコーデを楽しんでみてください。

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