【トレンドと情報】ナポリ独自の縫製技法①

こんにちは。

榮屋本舗の代表・伊藤です。

アイロンワーク以外にも、

サルトリア・ピロッツィで見られる

ナポリ仕立て特有の縫製技法はさまざまあります。

せっかくの機会ですから、

いくつか紹介していきましょう。

・雨降り袖(マニカ・ア・ピオッジァ)

 ナポリ仕立ては

 上着のアームホール自体を

 小さくつくることが前提となっているので、

 アームホールの外周分だけでは余ってしまう

 腕部分の生地を袖山に集める縫製技法。

 袖山部分から腕部分にかけて

 まるで雨が降ったような縦皺が入るので、

 「雨降り袖」と呼ばれています。

 シルエットを重視しながらも

 着ている人が窮屈な感じ、

 圧迫感を受けないように考えられています。

 スーツ以外では、

 女性のブラウスの袖などに用いられている技術で、

 日本では「ちょうちん袖」などと

 呼ばれていた技法の変形ですね。

・バルカポケット

 

 胸ポケットのデザインのことで、

 イタリア語で舟の底を意味する

 「バルカ」が名前の由来となっています。

 

 胸ポケットの下側のラインが

 舟の底のように湾曲しているのが特徴。

 

 ジャケットを着用した際に、

 胸部分を立体的に見せる効果があるもので、

 細かな職人芸が冴えわたる

 イタリアらしいディテール&デザインとなっています。

 

 マシンメイドでは

 きれいに湾曲するラインを描くことはとても難しく、

 ハンドメイドだからこそのものでしょう。

というわけで、

本日は2つほの紹介しました。

ほかにもまだありますので……次回に続きます。

チャオ(*^-゚)/~Ciao!

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