坂井辰翁

私たちのミッションは“スーツを作る”というステージから、
お客様の理想を表現し、お客様の“ファッションを創る”
というステージに昇華させることです。

SAKAEYAを東京都北区王子にオープンさせてから半世紀が経ち、お客様は5万人を超えました。その中で、それまでの常識であったジャストフィットなスーツを作るのではなく、その人をもっとも美しく魅せるスーツを仕立てることに注力してきました。

過去を振り返り、次のステップは、その人の個性を表現するスーツを仕立てる、その人の個性を尊重したコーディネイトを提案することとしました。

私たちのミッションは、このように“スーツを作る”というステージから、
お客様の理想を表現し、お客様の“ファッションを創る”というステージに昇華させることです。

理想のスーツを探し求めてGINZA SAKAEYAへ

SAKAEYA(以下:S):ありがとうございます。ご来店いただいた感想はいかがでしたか?

坂井(以下:坂):仕事でオーダースーツを依頼するときに、最も難しいのは、こちらの考えをテーラー側に、いかに汲み取ってもらえるかどうか、なんです。 最初に、「どんな人物が着るものなのか、どんなシーンで使うのか、どんな印象のスーツにしたいのか」、などをとことん説明して、イメージの擦りあわせをしますが、テーラー側とこちらの考えがマッチしないことも多々あります。
逆に作る側にアイデアやイメージがないと、テーラー側の言いなりになり、あとあと思ってたものと違うものができた、なんてこともありますね。 でも、そこがマッチすると既製では味わえない、最高なモノが手に入るので、やはり出演者の着るものにこだわりたいときこそ、時間と手間を惜しまず、オーダーしています。

今回、いざSAKAEYAさんを訪問してイメージを伝えると、スタッフの方はとても親身になって相談に乗ってくれました。 特に、撮影のワンシーンで生地がクローズアップされるカットがあるので、生地にはこだわりました。見た目が華やかで高級感のあるオーラを放つ素材が欲しい、深みのある色で、上品なツヤがあって、地位の高さを醸し出しながら、若々しさも感じさせたい・・・など、希望するイメージをどんどんぶつけていきました。
その結果、勧めてくれたのが、シルク混のツヤと織が入った生地。僕のイメージ通りで、さすが分かってる!と嬉しくなりました。

それに、初めてお店に行ったときは、生地の種類の多さに驚きました。 オーダースーツ店は、何店か覗いたことがありますが、壁いっぱい、200種類ものゼニアとダンヒルの生地を常時、掲出しているところは見たことがないです。

S:実際に仕上がったものをクライアントさまが着てみられて、いかがでしたか?
正直、ビックリしました。イメージ通りの雰囲気に仕上がっていただけでなく、SAKAEYAさんの創るスーツは、とにかく仕上がりが美しい! スーツのシルエットはもちろんのこと、着ている本人の立ち居振る舞いがとてもキレイに見えるんです。既製服の場合だと、体に合っていない部分が必ずどこかにあるので、体勢によっては襟や肩が浮いたり、背中にツキジワが出たり、肩から脇にかけてシワが寄ったりします。カメラには向けたくない角度があるので、撮影時は毎回気になるのですが、今回はその心配をする必要が全くなくて、ほかとは明らかに違うなぁと思いました。クライアント本人も、とても動きやすくて、着ていてラクだと言ってました。もともと長身でスタイルも良いクライアントですが、さらにスリムに見えましたね。特に女性のウケが非常に良かったです(笑)。

イメージを形にしてくれるセンスに、嬉しくなりました。

S:坂井様はスタイリストというお仕事をされていますが、クライアント様のスタイリングの際にオーダースーツをご提案することはあるのですか?

対談中の坂井氏と新宿店店長鈴木
坂:基本、時間的な都合と予算の縛りでオーダースーツになることはあまりないですが、時間の都合と予算が合えばオーダースーツを提案することもあります。クライアントの体型にあったスーツがないときはもちろんですが、イメージ通りのスーツが既製品ではどうしても見つからないとき、撮影時にスーツをクローズアップさせるカットがあるなど、スーツそのものの質の良さにこだわりたいときには、オーダースーツを選びます。

S:今回、当店にオーダーいただいたのは、ドキュメンタリー撮影時にクライアント様が着られるスーツでしたね。

坂:はい。あるドキュメンタリーの撮影で、クライアントにスーツを着てもらうことになったのですが、そのクライアントの方は、とても長身で手足も長め。僕のイメージする、スタイリッシュで、今のトレンドに合ったタイトなラインのスーツというのが、どうしても既製品にはなかったんです。

撮影に使いたいと思っていたのは、フォーマルなシーンで着るスーツだったのですが、百貨店で売られているような、いわゆる「フォーマルウエア」ではなく、パーティーや華やかな集まりでも着られるような、落ち着きとゴージャス感の共存するスーツ。しかも、セクシーさも欲しい・・・。イメージばかりが先行し、なかなかコレっていうものがみつかりませんでした。 そのときはスケジュールに余裕があったので、オーダーしてみようと探していたらSAKAEYAさんに行き着きました。

「こんなスーツがあったらいいのに」が叶うテーラー

S:プロの目から見て、特に気に入られた点などはありましたか?

坂:人ってみんな、一人ひとり、体型や姿勢の「長所」や「短所」みたいなものがありますよね。たとえば、僕のクライアントのように、身長が高くて、手足が長い、というのも、羨ましい長所ではあるのですが(笑)、下手に既製品を直してしまうと、袖とパンツの丈だけが長くなって、ジャケット丈とのバランスがおかしなことになりがちなんです。
撮影のときは、ゼニアの「ミラノライン」というスーツラインで作ってもらいましたが、190cm近いクライアントの身長に合わせて、トルソーに着せられていたのと同じスーツラインが忠実に再現される技術はスゴイ!と思いました。

SAKAEYAさんの採寸は、30か所でしたっけ、かなり細かく測られてましたよね。あと、仮縫いのときも近くで見ていたのですが、待ち針を打っていくたびに、スーツがクライアントの体型に吸い付くように合っていくのを目のあたりにして、「職人技」という言葉が浮かびました。

生地を見る坂井氏

S:ありがとうございます。スタイリストの立場から、ここがオススメ!と思った点はほかにありますか?

坂:生地のアイテム数が多いので、同じストライプでも、いろんな種類から選べますよね。実は、ストライプやチェック柄って、シンプルなようでいて、似合う柄は、個人個人で違うんです。線の間隔が少しでも広かったり狭かったりするだけで、実際に着てみた時の印象が全く違う、とても難しい柄です。

いくらオーダーでスーツが創れるといっても、生地選びで気に入った柄や似合う柄がなければ、興ざめだし、本当に似合うスーツにはならないでしょう。 バンチブックじゃなく、実物の生地を見られるのも、スーツを仕立てる上で、とても重要なポイントだと思います。

バンチブックを見る坂井氏

S:スーツのシルエットという観点からはどうですか?

坂:ゼニアの生地は、イタリアらしいツヤとしなやかさ、柔らかでやさしい肌触りが最高です。ゼニアはそんな生地を使って、最近のトレンドであるタイトでスリムなスーツラインを提案しているブランドです。

片やダンヒルの生地は、コシとハリがありバランスのとれた質実剛健なものです。サッカー日本代表の公式スーツにも採用されていてブリティッシュタイプの男っぽいシルエットのブランドです。

ゼニア、ダンヒルの生地とシルエットを分析し尽くし、忠実に再現できるノウハウがあるSAKAEYAさんに来れば、時代のトレンドに合ったシルエットのスーツが、おのずとできるということになります。
オーダー店でこれまで数回、スーツを作ったことはありますが、腕周りやアームホールが太かったり、肩から裾にかけてストンとした箱型だったりと、今風のシルエットではなく、がっかりしたことがありました。SAKAEYAさんでは縫製の技術をしっかり持たれているだけでなく、トレンドに合ったスタイルを提案してくれます。着こなしのアレンジについても常にアンテナを張られているので、トルソーに掛かっているコーディネイトも素敵ですね。

それに、ただスリムなだけじゃなくて、体型の短所をリカバリーできるっていうのは、ちゃんとした仮縫い技術のあるオーダースーツ店ならではです。
足長に見えたり、日本人に多いO脚体型にも対応してくれたりと、世の男性たちの、「こんなスーツがあったらいいのに」を、叶えてくれるテーラーだと思います。

オーダースーツなら体型の弱点をフォローし、美しいシルエットが手に入る

S:既製品とオーダースーツの違いってどんな点にあると思いますか?

坂:やっぱり一番は、その人自身が最もカッコよく見えるスーツが仕上がる、ということでしょうか。こればかりは既製品のスーツではなかなか実現できないですから。

スタイリストとしても、私個人としても、テーラーに求めるものは、ジャストサイズのスーツであることはもちろんですが、体型にそって作るのではなく、体型の弱点を上手くフォローした美しいシルエットのスーツです。 SAKAEYAさんなら、それが叶うと確信しています。

S:最後に、これからオーダースーツを作ろうかと考えている男性たちに、スタイリストのお立場から一言、お願いします。

坂:本当にいい服、似合う服というのは、着る人を何倍にも魅力的に見せてくれるものです。 特にビジネスマンにとって、きちんとしたスーツを身に着けるということは、相手への礼儀とか仕事の情熱みたいなものを表す手段でもあると思うんですよね。
仕事で責任あるポジションに就いたり、それに伴って人間関係が広がってくる、僕たちのような30代後半から40代以上の世代の男たちは、もっと着るものに責任を持ってもいいと思うんです。

一つ上のステージを目指そうとするなら、ゼニア、ダンヒルという最高の生地と、SAKAEYAさんの技術で創るオーダースーツで、ぜひ、自分のレベルをワンランクアップしてみてはいかがでしょうか。
スタイリストという立場からも、仕上がりには太鼓判を押します!

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