GINZA SAKAEYA オーダーアイテム

エルメネジルド・ゼニア 2021年秋冬コレクション

◯テーマは「(RE)SET」

エルメネジルド・ゼニアのアーティスティックディレクターである「アレッサンドロ・サルトリ」が今季打ち出しするテーマはずばり「(RE)SET」。

ゼニアの最高にして最大の武器であるテーラーリングを“リセット”しニューノーマル時代に合わせてゼニスーツを再解釈したルック(アイテムやコーディネート)が多く登場します。

◯ファーストルック

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/冬のファッションショー/

注目のファーストルック(ショーで最初に登場するコーディネート)はニットポロをアップデートしたオーバーサイズのセットアップ。ドレスとカジュアルを両立させゼニアスーツの新しい姿を漂わせます。

類似のルック

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/冬のファッションショー/

◯ゼニア流「ワンマイルウェア」

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/冬のファッションショー/

ワンマイルウェアとはワンマイル(約⒈6km)の距離をお出かけするのにちょうどいい洋服、あるいはそのコーディネートのことを指します。

テレワークやおうち時間の増加により最近のトレンドとして注目を集めているスタイルです。

今回のゼニアのコレクションの屋外を優雅に歩くシーンと“おうち”を彷彿させるセットで食事や日常を楽しむシーンから、ゼニアならではのワンマイルウェアスタイルが見受けられます。

中でも注目したいのがパッとみゼニアのスーツともセットアップとも言えるルック(アイテムやコーディネート)です。ゼニアスーツならではの細めのラペル(上襟)があり共地のパンツでありながらオーバーサイズで見るからに柔らかい素材はリラックスさを感じさせてくれます。

今季のテーマである、「(RE)SET」いわゆる「ゼニアスーツの再解釈」に相応しいコーディネートと言えるでしょう。

類似のルック

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/冬のファッションショー/

○ベルテッドコート

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/冬のファッションショー/

今季のコレクションでゼニアが提案しているコートはベルテッドコートです。

一見ステンカラーコートやアルスターコートにベルトを施したような“外で着る”コートに見えますが、中には襟の付いていないベルテッドコートもあります。

これはショーの最中にも見受けられるように、“ガウン”からインスパイアされた屋外でも屋内でも羽織ることができる前途で述べたステンカラーコートなどと比べると比較的リラックスさせたコートです。

こちらもワンマイルウェアと同様に新しい生活様式に合わせた提案なのでしょう。

ガウンという言葉から連想されるようにエレガントなコートなので、ゼニアのスーツやジャケパンスタイルにも合わせても新鮮な雰囲気を纏えると思います。

類似のルック

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/冬のファッションショー/

○ユニセックス(男女兼用)

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/冬のファッションショー/

今回のコレクションで最も目を惹いたのはエルメネジルド・ゼニアのショーでは初となる女性モデルの起用です。

ユニセックス(男女兼用)として着れるゼニアのスーツやコート、カジュアルウェアの提案がなされています。

2020年秋冬にアメリカ・カルフォルニア発のストリートブランド、「フィアオブゴット」とコラボしたアイテムにもユニセックス(男女兼用)のものがありました。

これらが意味することは1910年に創業してから110年以上、一貫してメンズファッションにのみ特化してきたゼニアがレディースウェアという領域に進出を試みていることが示唆できます。これはゼニアにおいて歴史的で且つ、衝撃的な変革であります。

そこにはゼニアのアレッサンドロ・サルトリのゼニアスーツを女性にも楽しんでもらいたいという思いだけでなく、カップルでゼニアのアイテムを着回しすることが出来るという“サスティナブル”の想いが込められているのだと思います。

類似のルック

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/冬のファッションショー/

まとめ

新型コロナウイルスの猛威により日常生活やこれまでの常識が変革を遂げた昨今。

かつてのようにスーツにネクタイをし通勤することは減り、リモートワークやおうち時間といった新しい生活様式が浸透する中でアレッサンドロ・サルトリを雄するゼニアは大人の男性がするべき新たなゼニアスーツのあり方を提案されていました。

ワンマイルウェアやユニセックス(男女兼用)などゼニアならではの見方で打ち出しされていたトレンドやサスティナビリティへのアプローチは今後も目が離せません。