GINZA SAKAEYAのオーダーアイテム

エルメネジルド・ゼニア 2021年春夏コレクション

◯テーマは「NATURE | MAN | MACHINE」

エルメネジルド・ゼニアのアーティスティックディレクターである「アレッサンドロ・サルトリ」が今季打ち出しするテーマはずばり「NATURE | MAN | MACHINE」。

世界を混乱の渦に陥れたCOVID−19の影響でブランド史上初となるデジタルショーを展開したゼニア。

舞台となったのは、エルメネジルド・ゼニアの専有地「オアジ ゼニア」と、その工場「ラニフィーチョ ゼニア」を構えるトリベロの地です。

メンズファッションやオーダースーツのシーンのトップをゆくゼニアが「自然|男性|機械」というテーマのもと繰り広げた、ゼニアスーツの新常識を見ていきましょう。

◯ファーストルック

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/夏のファッションショー/

注目のファーストルック(ショーで最初に登場するコーディネート)は、大きめの腰ポケットとAラインシルエット(頭から足にかけてAの字に広がって見えるシルエット)が際立つゼニアの新ジャケパンスタイル。

Iラインシルエット(頭から足にかけてIの字に垂直で細身のシルエット)の終焉を迎えつつある昨今ですが、リラックスしカジュアルライクなAラインシルエットが新鮮な印象を与えます。

類似のルック

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/夏のファッションショー/

◯ゼニア流「クラシックスーツ」

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/夏のファッションショー/

細身のスーツが徐々に見直されオーバーサイズの1980年代のスーツやファッションの流れが回帰している中、ゼニアのスーツはその流れを現代版にアップグレードして提案しています。

緩やかなオーバーサイズやローゴージ(上着の上襟と下襟の繋ぎ目が肩から見て低い位置にあること)は80年代に流行ったスーツスタイルそのままですが、着目したいのは肩周りの作り方と色合いです。

まず肩に着目すると肩パッドを省き、少し肩線を袖に向けて落としていることが見受けられます。80年代のスーツは肩パッドをしっかり入れて怒肩に見せるのが特徴的でしたが、より撫肩に見せてリラックスした雰囲気を漂わせるのがゼニアの提案と言えるでしょう。

続いて色合いに着目すると黒紺グレーといった定番色ではなく、ブラウン、グリーン、マスタード、ナチュラルピンクといった華やかな色でありながら自然に溶け込む色合いを提案しています。これは今季のテーマの一つでもある“自然”を表現して現代流にアップグレードさせたゼニアスーツを提案しているのでしょう。

類似のルック

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/夏のファッションショー/

○ストライプパターン

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/夏のファッションショー/

今季ゼニアが提案している柄はずばりストライプです。

一言にストライプといっても様々な種類のストライプがありますが、ゼニアはオルタネイドストライプやワイドストライプといった比較的インパクトのあるストライプを提案しています。

ゼニアスーツといえば生地の上質さを際立たせる無地やシャドーストライプが多いブランドとして知られていますが、コロナウイルスの影響で強まったファッションのカジュアル化や華やかな色合いや柄で心を明るくするというトレンドが背景にあるのだと推測されます。

こういったストライプは今季のテーマでもある“マシーン”を彷彿させます。

いつもコンサバティブな無地系のシャツやゼニアのオーダースーツを作られる方はぜひ今季は主張のあるストライプスーツをご検討してみてはいかがでしょうか。

類似のルック

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/夏のファッションショー/

○ジレ(ベスト)コーデ

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/夏のファッションショー/

今季ゼニアでは珍しいジレ(ベスト)を合わせたルック(アイテムやコーディネートの事)が目を引きました。

ゼニアのスーツスタイルでは2ピース(上下)が定番ですが、今季は3ピースやパンツは別素材でジャケットとジレの2ピース(上中)という提案がありました。

まずジレの創りに着目すると比翼仕立て(フロントボタンを留めても表には見えない仕様)になっていてシンプルな表情をしています。

そのジレのゼニアが提案する着こなしはフロントボタンを全て開けるか、かけても一つだけかけるというテクニックを披露しています。

クラシックなアイテムであるジレを軽やかに合わせることでヌケ感(わざとだらしなく装った小慣れた着こなし)を持たせています。

ビジネスシーンでのオーダースーツでこのような着こなしはタブーとされていますが、カジュアルなジャケパンスタイルやセットアップスタイルに取り入れる分には非常に斬新な着こなしかと思います。

GINZA SAKAEYAが創る仮縫付フルオーダーであればいかなる体型の方でも体にあったジレをお創りすることができるので、ノンストレスで3ピースのオーダースーツをお楽しみいただけます。

類似のルック

出典:https://www.zegna.com/jp-ja/夏のファッションショー/

まとめ

ゼニアのDNAであるスーツを継承しつつも時代に合わせたサイズ感や色合い、新たな着こなしが光るコレクションでした。

メンズファッションを牽引するゼニアの千里眼が見つめるその先には「NATURE | MAN | MACHINE」という三者が融合した真のゼニアのスーツが描かれているのでしょう。

我々も時代に柔軟に適応した着こなしと、これまでと変わらない普遍的なオーダースーツの両者を研究し続け、常にアップデートされたご提案をさせていただきます。