2011年12月アーカイブ
榮屋本舗の阿部です。
先日、パーティーへ行くお客様から
『タキシードを着るのだがカマーバンドは上下はあるの?』
と言う質問がありました。
タキシードの薀蓄ばかり語ってしまい肝心な小物などのことが
おろそかになってしまいました。((8-(*・ェ・)ノ...Sorry...ヽ(・ェ・*)-8))
上下はあります。
遅ればせながら今日はカマーバンドの溝の由来についてお伝えします。
タキシードを着用する時、ベストの代わりに
幅13cmくらいの拝絹地のカマーバンド(腹帯)を
ウェストに巻きつける場合があります。
スモーキング・ジャケット時代のサッシュベルトの名残です。
ベストよりもモダンな印象になります。
カマーバンドには、3~4列の溝が切られています。
これは、オペラの切符を入れるためです。
切符を落とさないよう、溝部分を上にしてウェストに巻きます。
これを覚えておけば着用時に間違える事はありませんねっ。
榮屋本舗の阿部です。
前回までタキシードについてお話してきましたが
もう少しだけタキシードについての薀蓄を少々お話いたします。
拝絹地とは、現在はタキシードの襟・側章(パンツの脇)部分に使用されている、
光沢感のある生地のことです。
なぜ襟・側章部だけ光沢感のある生地が使われるんでしょうか?
その理由はタキシードが生まれた1870年代にさかのぼります。
元々、タキシードは夜に着用するものであり、
1870年代暗がりでも各人が目立つようにという意味で、
光沢感のある生地が使われるようになったといわれています。
また、タキシード着用時に必要なのがオペラパンプスと言う靴です。
オペラパンプスとはその名のとおり、
オペラ観劇や音楽会・舞踏会・晩餐会用の礼装靴としてヨーロッパで登場しました。
19世紀のちょうど中頃だと言われています。
これは黒の燕尾服やタキシードが
日常着からそのような場での「礼装」に昇格した時期と実はほぼ同じと思います。
通常の靴では靴クリームを塗ったり、
靴墨を塗って光沢感を出しますが、ダンスをしたり一緒に歩いたりした場合、
女性のイブニングドレスの長い裾を汚してしまいます。
そこで、靴クリームを付けなくても輝きが維持される)
エナメル(パテントレザー)が、
発明され「女性のイブニングドレスの長い裾を汚さないで済む!」
と言うことでエナメルシューズが用いられるようになったそうです。
紳士たるものどんな時でも気を使わなければいけませんね。
榮屋本舗の阿部です。
今日は『タキシード』の歴史についてのお話です。
1900年代に『黒いジャケット』に
『燕尾服のパンツ』 『ウイングカラーシャツ』 『白ベスト』
『白の蝶ネクタイ』というスタイルが礼装服として
アメリカで市民権を得る事になりました。
そして1910年代には当時アメリカで『カジュアルシャツ』であった
『ヒダ胸』のシャツを組み合わせた着こなしが大流行します!。
1920年代に入り『夜の正装服』である【燕尾服】に次ぐ
礼服として【タキシード】が世界中に認知されたのです。
この頃から【タキシードのコーディネイト】として
『黒の蝶ネクタイ』と『黒のカマーバンド』が
用いられる事になり【タキシード】を『ブラック・タイ』と
呼ぶようになっていったそうです。
それまではタキシードとして一般的だったのは
『ショールカラー』だったわけですが
この頃から燕尾服に似せた『ピークラペル』のジャケットや
ダブルジャケットが加わっていきました。
1930年代から『白いタキシード』が登場したり、
『色柄物のカマーバンド・蝶ネクタイ』をコーディネートするようになり、
クロ一色の装いからカラフルなスタイルのタキシードスタイルがではじめるのです。
そして1950年代には【ピーコック革命】の流れに乗り
『色柄物のタキシード(俗称:ファンシージャケット)』や
『クロスタイ』『フリルやレース使いのシャツ』が
インナーとして使われる様になりますが
【ピーコック革命】の後タキシードは『黒一色』の戻っていきます...。
1970年頃に白のタキシード上下にフリルシャツが
『花婿』の衣装として流行し
1986年には『タキシード100周年』 『オーストラリア建国100周年』
『コカコーラ100周年』などのイベントで
タキシードに結び下げのタイ(いわゆる【普通のネクタイ】)をした取材陣が
数多く見受けられるようになったのです。
その頃、日本では光物のアクセサリーを付けた
【ディスコスタイルタキシード】が着用される様なったのです。
約140年の時間を経て『タキシード』は幾重にも
『姿』『形』『着装様式』を変えて現代まで続いてきたというわけです。
榮屋本舗の阿部です。
今回は、『タキシード』の名称由来についてお届けします。
1886年にニューヨークの『タキシードパーク倶楽部』の
正装舞踏会で全員が燕尾服(テイルコート)を着ている中で
グリスウォルド・ロリラードという人物が燕尾服に
着替えるのを忘れ、真っ赤な『スモーキングジャケット』で
パーティに参加したことがアメリカにおける
『タキシード』の始まりとされています。
これを当時は『タキシード事件』と呼ばれました...。
これはロリラードがその年の夏に訪れたヨーロッパで見た
流行スタイルを取り入れ意図的に
その恰好で舞踏会に参加したことを周囲の人間達が
『着替え忘れた』と勘違いしたとする説もあるのですが。
1890年代には色とりどりのスモーキングジャケットと
燕尾服スラックス・シャツ・アクセサリーを組み合わせた
ファッションが若者の間で大流行し
この頃からアメリカでは『スモーキングジャケット』を
『タキシード』と呼ぶことが一般的になったそうです。
その後、コーディネイトの組み合わせが変わり
現在のスタンダードな着こなしとなっていきますが...
タキシードのコーディネイトにつきましては
次回のご紹介とさせていただきます。
お楽しみに(◎´∀`b)b゙《マタ次回ッ!!》"d(d´∀`◎)
こんにちは榮屋本舗の阿部です。
今日は『ディナージャケット』(会食服)です。
1876年、当時のイギリス皇太子エドワード7世が
スモーキングジャケットのファッションを
英国に取り入れ『ディナージャケット』を考案しました。
そしてパーティなどで着用する事で
みるみる内にこのスタイルが定着し
『パーティウエア』として『ディナージャケット』が
受け入れられたそうです。
紳士の国:英国でくつろぎ服のデザインを
パーティウエアに取り入れるとは当時としては
非常に画期的な出来事だったのでしょう!
この後、アメリカでこの『ディナージャケット』が
取り入れられるようになったわけですが...
その内容は次回のお楽しみです!
こんにちはスタッフの阿部です。
今日はタキシードの別名
『スモーキングジャケット』(喫煙服)についてのお話です。
1870年代初頭、ドイツやフランスのカジノなどで
ショールカラーの尾の無い燕尾服を着ることが大流行しました。
これらは元来、自宅の部屋でくつろいで喫煙する時に着る
『喫煙服』のデザインを取り入れたものであった為
『喫煙』=『スモーキング』で
『スモーキングジャケット』と呼ばれるようになったそうです。
部屋で着る為の『くつろぎ服』が
正式な場所に用いられる様になるとはいささか疑問な点はありますが
こういったひょんな事から着用様式がうまれる事は
決して珍しい事ではないのです...不思議ですね???
現代ではこの『スモーキングジャケット』は
フランスやスペインなどでの呼称で多く使われ
招待状に『スモーキング着用』の指定があった場合は
俗に言う『タキシード』の解釈でまず間違いないでしょう。
スタッフの阿部です。それではタキシードに付いての豆知識を・・・。
以前にもタキシードについてはブログでご紹介していますので
重複する事もありますがおさらいと言うことで
まずはさわりの部分から
タキシードは夕刻18:00以降を基本として着用されるものですが
日本では午後からの会合で着用されることも多くなりました。
タキシードは同じく夜間に着用される
『燕尾服』よりもやや略式と解釈されることもあります。
このタキシード、実は国によって呼び名が異なる事をご存じでしょうか?
イギリスでは『ディナージャケット』
その他のヨーロッパ諸国では『スモーキング』
(もしくはスモーキングジャケット)
アメリカではタキシードと呼ぶことが一般的なのです。。。
タキシード着用の際は『黒い蝶ネクタイ』が
多く用いられる為『ブラック・タイ』と称されることもあります。
それぞを説明しているとすご~く長くなりますので
次回、『スモーキングジャケット』 『ディナージャケット』 『タキシード』
それぞれの呼び名の由来をご紹介します!
お楽しみに。
ことしもいよいよ残すところ1ヶ月となってしまいました。
八重洲の地下街ではクリスマスソングのBGMが流れ
いよいよ今年も終わりだなっ!!またひとつ年を取ってしまいます。
初めてブログに参加いたします、スタッフの阿部です。
ご存知の方も多いとは思いますが
当店のあるビルの前には東京駅八重洲北口から
日本橋高島屋まで約300m続く日本橋さくら通りがあります。
その名のとおり春は桜で満開になるのですが
今、来年の2月14日までホワイトイルミネーションが美しくしっとりと演出されます。
春の桜に代わって静謐な白い光が彩る冬のさくら通りは、
会社帰りやショッピング帰りに歩きたいイルミネーションスポットともなっています。
また、八重洲センタービル前には「絆」をテーマにしたリングオブジェも登場。
是非、お近くに来たときにはご覧になられてください。
この時期になるとクリスマスパーティーやディナーショーなどに
行かれる方も多いのではないでしょうか。
そこで、タキシードを着用なんて方もいるでしょう。
タキシードの豆知識を次回からご紹介できればと
